2016 3/13・20
 

沼田哲代表取締役営業本部長


◇流通と連携より強化 「継続は力なり」を実践〈日本板硝子ビルディングプロダクツ〉

日本板硝子ビルディングプロダクツ(井澤尚社長)は今年1月11日、青山尚昭代表取締役営業本部長が退任し、後任に沼田哲氏が就任した。沼田氏は日本板硝子建築ガラス事業部門アジア事業部日本統括部営業部長にも就任。沼田本部長に国内建築ガラス事業の展望、組織、抱負などを聞いた。基本的方針として流通に対し「お互いの強みを生かしながら、役割分担し、共に連携して、新築・リフォーム需要を取り込んでいきたい」と考えを語った。






 

◇中国で車用一体運営加速 生産子会社の社名を変更〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は3月4日、中国の自動車用ガラス生産子会社の社名を変更すると発表した。3月上旬に、中国蘇州市にある旭硝子特殊玻璃(蘇州)を「旭硝子汽車玻璃(蘇州)」に変更する。社名を変更することで、自動車用ガラス生産拠点であることを明らかにするとともに、同事業の秦皇島、仏山の拠点との一体運営を加速する。旭硝子特殊玻璃(蘇州)は自動車用ガラス素板、太陽電池用カバーガラスを生産していたが、2014年に太陽電池用カバーガラスの生産を停止する一方で、自動車用加工工程を新しく設置。2015年には自動車用ガラスの一貫生産体制を整えた。






 

発表する吉田忠裕YKK・YKK AP会長(左)と堀秀充YKK AP社長


◇15年度APは増収減益 16年度は「APW」売上高400億円計画〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)などYKKグループは3月1日、本社で2015年度連結業績予想と2016年度経営方針を発表。15年度のAP事業の売上高は4140億円、14年度比3%増、営業利益は238億円、同5%減と予想。消費増税の影響は収束し、新設住宅着工戸数も回復基調だったが、中国・アジアの不動産市場は減少が継続するなど厳しい状況で、業績は増収減益を見込む。16年度は樹脂窓化のさらなる推進と供給体制の整備を進め、「APW」は売り上げ400億円を計画。16年度のAP事業は売上高4488億円、15年度比8%増、営業利益309億円、同30%増を見込む。






 

中層用「MCA-60」と低層用「ローライズXSPタイプ・複層ガラス仕様」の使用イメージ


◇CWに中層・低層追加 複層対応で外観すっきり〈昭和フロント〉

昭和フロント(東京都千代田区、長谷川伸二社長)は4月1日、カーテンウオール(CW)2種を発売する。中層用「MCA-60」は、高さ50m(13階程度)まで使用できるノックダウン方式の中層用ルーズスティックマリオンを採用。低層用「ローライズXSPタイプ・複層ガラス仕様」は、安定性と精度が高いユニット式スプリットマリオン(分割方立て)を採用した。いずれもすっきりとした外観で、空気層12oの複層ガラスに対応。これまで低層用が主流だったが、中層用も対応できるようになった。「MCA-60」は、方立てと無目の外部見付けを60oに統一し、排水機構を内部に隠蔽(いんぺい)することで、フラットですっきりとした外観を実現。






 

商品を紹介する古島インテリア事業部長


◇落ち着いた上質空間に 合わせて使える床材も〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は3月2日、東京都江東区のLIXILWINGビル光で、2新商品を発表。古島照生LIXILハウジングテクノロジーリビングシステム事業部インテリア事業部長らが、インテリア建材「ラテオ」、床材「ラシッサ」を紹介した。「ラテオ」は1次住宅取得層である30代のニーズである、スタイリッシュさ、ナチュラルさ、上品さなどを反映。グレイッシュで落ち着いた上質な空間を実現する。「ラシッサ」は素足で感じる天然木のような質感にこだわった。「ラテオ」とコーディネートできる。いずれも4月1日に発売する。






 

アクリル導光板を挟んだ複層ガラス(点灯中=上=は画像が浮かび上がり、消灯時=下=は透明)


◇異業種に積極提案 独自の複層ガラス開発〈阪口文化堂〉

阪口文化堂(大阪府門真市)は曇り止め用ヒーター付き複層・合わせガラス、防汚コーティング鏡などの特殊ガラス・鏡製品を製造、販売する。昨年2月に社長に就任した阪口敏也氏は、展示会へ積極的に出展するなど、異業種との接点づくりに力を入れる。複層ガラスを中心とした独自のガラス製品の開発を通じ、「ガラスを使っていない業界で使っていただく」ことを提案する。同社の現在の主力商品は、スーパー・コンビニ向け冷蔵・冷凍・保温ショーケース用複層ガラス、理化学実験機器や恒温恒湿器の観測窓用ヒーター付き複層・合わせガラス、浴室用防汚コーティング鏡など。







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