2016 1/31
 

高性能窓「レガリス」の施工例


◇高性能5層ガラス窓 特殊薄板ガラス1.3oと2o使用 熱貫流率0.55実現〈LIXIL〉

LIXIL(瀬戸欣哉社長)は世界初の「高性能5層ガラス」と「高性能フレーム」を開発し、世界最高の断熱性能(熱貫流率0.55W/u・K)を実現した高性能窓「レガリス」を4月1日から発売する。ガラスは両サイドに2o厚、中に1.3o厚の特殊薄板ガラス3枚を使用した軽量5層構造で、中間層にアルゴンガスを封入。ガラス5枚のうちLow-Eグリーンを1枚、Low-Eクリアを3枚使い、遮熱断熱性を高めながら透明性も確保した。中間ガラスの周囲を保護し、破損リスクを低減する、特殊樹脂スペーサーも採用。窓に求められる開放性はそのままに、壁とほぼ同等の断熱性能を持ち、開口を大きく取りながら高断熱で快適な空間を実現する。




 

皿澤修一会長燕同委員会の委員会報告


◇国の政策を追い風 成果確認できる年に〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は1月22日、東京都千代田区の銀行倶楽部で、来賓に寺家克昌経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長を招き合同委員会を開催。皿澤会長のあいさつの後、各委員会委員長が2015年度の活動状況と課題、2016年度のテーマと方針を発表した。皿澤会長はあいさつの中で「政府の新しいエネルギー基本計画の下、具体化施策が次々と打ち出され、いよいよ高機能ガラス普及につなげるための実行段階に移された」と述べ、国の施策に合わせた普及活動を強化する方針を示した。併せて「安全・安心」「健康な暮らし」の実現に向け、「活動を成果として確認できる年としたい」と語った。






 

アップル本社のイメージ


◇アップル本社に高透過 輪状建物の内外周など〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は1月20日、高透過ガラス「オプティホワイト」が米国カリフォルニア州のシリコンバレー地域に建設されている米アップル本社に採用されたと発表した。2016年末に完成予定。「オプティホワイト」はファサード、キャノピー、リング状の建物の内周面と外周面の全面に使用している。建設中のアップル本社は、ガラスを多用したリング状の構造から、「宇宙船」というニックネームで呼ばれている。1万3000人が働く他、1000人収容の講堂とフィットネスジム、約2万8000uの研究スペースを備える。施設の総面積は約27万u。同社はガラス加工会社と共同で2010年からこのプロジェクトに関わり、ガラスの繊細な色味、長さ約15mの超大型ガラスへの対応を進めてきた。






 

「エアマイスター」


◇LIXILの換気システム 省エネ大賞会長賞〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は1月19日、一般財団法人省エネルギーセンター主催「2015年度省エネ大賞」(経済産業省後援)の製品・ビジネスモデル部門で、ハイブリッド換気システム「エアマイスター」が省エネルギーセンター会長賞を受賞したと発表。同賞は、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的としており、国内の優れた省エネ活動事例や技術開発による先進型省エネ製品などを表彰する。「エアマイスター」は、省エネ性能が高い熱交換換気システムに空気清浄機能を搭載。優れた省エネ性能が高い評価を受けた。「エアマイスター」は、熱交換換気システム、空気清浄機によって部屋の空気質を向上させる。






 

「コーニングゴリラガラス・フォーオートモーティブ」


◇車向け軽量ガラス生産 サンゴバンとコーニング合弁〈サンゴバン社、コーニング社〉

フランス・サンゴバン社と米コーニング社は1月19日、自動車向け軽量ガラスの開発、製造、販売をする合弁会社を折半出資で設立する契約を締結したと発表した。新会社は、コーニング社の超薄型「コーニングゴリラガラス・フォーオートモーティブ」とフランス・サンゴバン・セキュリット社の自動車用ガラスと窓技術によって、従来品より大幅に優れた軽量性、強度、光学的品質を兼ね備えた合わせガラスを製造する。 新会社は、世界の自動車市場の需要に応えるために製造施設を建設する。製造する薄型・軽量自動車用ガラスは、自動車のあらゆる合わせガラスとして用いることが可能で、車体の大幅な軽量化を実現する。







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