2016 1/10・17
 

藤森義明社長(左)と瀬戸欣哉COO


◇社員が誇れる会社に 小さな会社経営の強み生かす〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、藤森義明社長)は1月8日、東京都千代田区の霞が関ビルディングで新春記者懇親会を開催。藤森社長と、1月から代表執行役兼COOとLIXIL社長となった瀬戸欣哉氏が報道関係者の取材に応じた。瀬戸COOは6月に取締役代表執行役社長兼CEOに就任する。瀬戸COOは「企業を経営していくのに大切なことは、従業員が楽しんで誇りを持てるような会社にすること。そうすれば結果として利益が増え、株主にもお客さまにも還元できるような立派な会社になれる」と言及。「これまで大きな会社を経営してきた人が大きな会社を経営するのに適しているかというと、必ずしもそうではない」とし、「小さな会社の強みを大きな会社に生かすということにビジネスチャンスがある」と意気込みを語った。




 

◇出荷13ヵ月ぶりに増加 複層出荷減2ヵ月連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は1月1日、2015年10月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2カ月ぶり、出荷は13カ月ぶりに前年同月より増加した。複層ガラスの生産は3カ月連続、出荷は2カ月連続の減少だった。合わせガラスの生産は2カ月連続、出荷は4カ月連続の増加。出荷のうち建築用は11カ月連続で増加した。強化ガラスの生産は16カ月連続で減少、出荷は16カ月ぶりに増加した。板ガラスの生産は231万4000換算箱、前年同月比27.2%増。出荷は226万4000換算箱、同3.2%増だった。複層ガラスの生産は153万5000u、同3.2%減。出荷は149万9000u、同1.3%減。






 

決算を発表する山下清胤社長


◇建材は増収減益 アルミ樹脂複合サッシ好評〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は1月8日、東京都中野区の東京オフィスで2015年6〜11月期の連結決算を発表。売上高は1679億3000万円、2014年同期比17.6%増。営業利益は22億6300万円、同66.1%減、経常利益は16億6600万円、同73.2%減、親会社株主に帰属する純利益は9600万円、同98.0%減となった。建材事業は増収減益だった。山下社長は「昨年は欧州、タイでM&Aを実施。国内ではアルミ樹脂複合サッシ『アルジオ』を発売し好評だ。M&Aの本当の目的であるシナジーの獲得、国内でのしっかりとした地盤の確立がこれからのテーマだ」と語った。






 

◇中小工務店を支援 省エネ講習会と証明取得申請〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は昨年12月7日、国土交通省の住宅市場整備推進等事業(省エネ住宅・建築物の整備に向けた体制整備事業)の「中小工務店への講習会および適合証明サポート支援事業」について採択事業の決定を受け、同事業に参画すると発表。同日から全国29会場で中小工務店向けの省エネ基準講習会を順次開催しており、計2320人の動員を見込む。同事業は、エネルギー基本計画などで求められている徹底した省エネルギー社会を実現するため、平成25年省エネ基準の適合率を向上させることを目的に、中小工務店への講習会と適合証明などの取得申請をサポートする設備・建材メーカーなどの取り組みに対して、同省が費用を一部補助する。






 

省エネ基準セミナーの資料イメージ


◇省エネ基準セミナ 国交省補助事業受託で開催〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は昨年12月24日、国土交通省の住宅市場整備推進等事業「省エネ住宅・建築物の整備に向けた体制整備」の補助事業を受託。今年1月21日から全国54カ所で工務店向け「省エネ基準セミナー」を開催し、平成25年度省エネ基準の適合を強力にサポートする。セミナーでは、同省が指定する内容に合わせた省エネ基準の説明と同社の支援内容を説明する。セミナーは高いレベルの省エネルギー住宅(ゼロエネルギー住宅)、国が示す方向性に準じて省エネ基準に適合する基本事項を講習。1次エネルギーを算出して比較できる「水道光熱費シミュレーション」、工務店が計算できる「外皮計算ソフト」、国や自治体の各種施策への申請に対応する同社のサポートツールを紹介する。






 

「クラウド」は1枚貼りでグラデーションが可能


◇「ファサラ」に4種追加 リーマン後も右肩上がり〈スリーエムジャパン〉

スリーエムジャパン(東京都品川区、三村浩一社長)はこのほど、ガラス装飾用デザインフィルム「3Mファサラ・ガラスフィルム」(「ファサラ」)にセンターグラデーションタイプ「クラウド」、デザインフロストタイプ「アルパ・クリスタル」「リンネル・クリスタル」、フロストタイプ「マットクリスタル・アイ」広幅タイプの4種を追加した。「ファサラ」、内装仕上げ材「3Mダイノックフィルム」(「ダイノック」)ともに売り上げは好調で、リーマン・ショック以降、右肩上がりで推移しているという。「クラウド」は真ん中(センター)を中心に、中央が濃く、両端にかけて透明になるグラデーションフィルム。すりガラスのような柔らかなフロスト調で空間に圧迫感を与えない。







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