2015 12/6
 

自動車の全方位からのUV99%カットを達成


◇リアドア・リアのガラスも 全周99%UVカット実現〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は11月から、自動車のリアドアガラス・リアガラスについて、紫外線(UV)を約99%カットしながら、赤外線(IR)もカットする「UVベールPremium Privashield(プライバシールド)」の販売を開始した。これによって世界で初めて自動車の全方位からのUV約99%カットを達成した。同社は2010年に世界で初めてUVカット率約99%を実現したフロントドア用強化ガラス「UVベールPremium」、2012年には暑さやジリジリ感の原因となるIRをカットする機能を加えた「UVベールPremium Cool on」の販売を開始した。消費者の健康や美容に対する意識の高まりを背景に、UV・IRカットというニーズに着目して開発したこれらの製品は、現在多くの自動車メーカーで採用されている。




 

スローガン


◇新「企業理念」を制定 「世界一の特殊ガラスメーカー」目指す〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(大津市、松本元春社長)は12月1日、同社の新しい「企業理念」を制定。「ガラスの持つ無限の可能性を引き出し、モノづくりを通して、豊かな未来を切り開きます。」とした。スローガンは「GLASS FOR FUTURE」。「世界一の特殊ガラスメーカー」が目指すべき企業像となる。大切にしている価値観は@お得意先第一A達成への執念B自由闊達(かったつ)C高い倫理観D自然との共生の5項目。同社は1990年代後半、ブラウン管用ガラスを中心に事業のグローバル化が進む中、グループの結束を図るために企業理念を98年に制定し、企業活動のよりどころとしてきた。






 

「東京2020ゴールドパートナー」契約に調印


◇ゴールドパートナーに 東京五輪 住設・水回りで初〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は11月26日、東京都千代田区の帝国ホテル東京で東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のゴールドパートナーに決定したと発表。調印式も開いた。「住宅設備部材&水回り備品」カテゴリーでのゴールドパートナーは初めて。同社は旧トステム時代から20年以上、Jリーグ「鹿島アントラーズ」のスポンサーを務めてきた。藤森社長は「長年スポーツを支援してきたLIXILにとって、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に貢献できることを光栄に思う。オリンピックの『スポーツを通してより良い世界を築く』という理念をサポートし、LIXILが描く未来の実現に向けて歩みを続けていく」と喜びを語った。






 

◇出荷3ヵ月連続減 合わせ出荷3ヵ月連続増〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は12月1日、2015年9月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は3カ月ぶりに前年同月より減少、出荷は3カ月連続で減少となった。複層ガラスの生産は2カ月連続で減少、出荷は4カ月ぶりの減少だった。合わせガラスの生産は6カ月ぶりに増加、出荷は3カ月連続で増加した。出荷のうち建築用は10カ月連続の増加。強化ガラスは生産・出荷とも15カ月連続の減少だった。板ガラスの生産は204万2000換算箱、前年同月比2.7%減。出荷は200万6000換算箱、同4.3%減だった。複層ガラスの生産は135万8000平方b、同5.0%減少。出荷は130万4000平方b、同4.8%減となった。






 

ドアの縦かまち部にLEDを搭載


◇ドアに組み込める2種 フロント組み込みLED追加〈昭和フロント〉

昭和フロント(東京都千代田区、長谷川伸二社長)は、フロント組み込み型LEDサイン「エコレダ」に、かまちドアに組み込める新タイプ2種を追加。「丁番ドアタイプ」は11月30日に発売、「自動ドアタイプ」は12月下旬に発売する。可動するドアの縦かまち部分にLEDを搭載し、光をガラス小口から入射させて、フロスト加工したガラス面を発光させる。「エコレダ」は、Fix部用導光板式、バックライト式と合わせて12種になり、ファサード全体で光の演出ができるようになった。機構は全てかまちと枠部分に内蔵しており、外部に露出することがないのですっきりと納まる。発光タイプは白色とRGBフルカラーの2種。






 

三代会長(左から4人目)らが発表


◇15年度国内向け好調期待 JADA 自動回転扉撤去進む〈全国自動ドア協会〉

全国自動ドア協会(JADA、三代洋右会長)は11月27日、東京都港区のみとらビルで、2015年度上半期の自動ドア生産台数と通期の見通し、JADAが取り組んでいる安全対策などを発表した。2015年度の上半期は、総生産台数が6万8000台で、うち国内向けは5万8000台、海外向けは1万台。通期は、国内向け、海外向け、総生産台数のいずれも前年度より増加を見込み、国内はここ数年以上の伸びを期待できる。大型自動回転ドアは撤去が進み、9月までの1年間での新設はなかった。まだ需要の回復が見えない状況が続いている。






 

「ナチュラルカラーパールシリーズ」のサンプル帳


◇反射で上品なきらめき 「パールシリーズ」追加〈竹松工業〉

竹松工業(東京都千代田区、03・3256・6836)はこのほど、オリジナル内装用カラーガラス「ナチュラルカラー」に光の反射によって上品なきらめきが華やかな空間を演出する「ナチュラルカラーパールシリーズ」を追加した。シリーズ第6弾。「ナチュラルカラー」はエコな塗料を使用した環境に優しいカラーガラス。「ナチュラルカラーパールシリーズ」は見る角度によって、パールの輝きが柔らかな反射からより強い反射に変化し、メタリックとも異なる輝きを空間に生み出す。高透過ガラスがクリアパールホワイト、クリアパールグレー、クリアパールベージュの3色、スタンダードカラーがパールホワイト、パールライトピンク、パールライトグリーン、パールイエローグリーン、パールライトブルー、パールピンク、パールフラミンゴ、パールブラウン、パールレッド、パールダークレッド、パールダークブルー、パールダークグリーン、パールブラックの13色。







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