2015 7/19・26
 

省エネ性と視認性に優れるショールーム店舗向け「トロポスNEO」


◇ショールーム店舗に提案 省エネ性と視認性両立〈日本板硝子環境アメニティ〉

日本板硝子環境アメニティ(東京都港区、袴田正人社長)は、大面積ガラス張りショールームや店舗の内側に設置し、空調効率と省エネ性を高めることができる電動収納式インナーガラススキン「トロポスNEO」を開発。これまでオフィスビル窓のダブルスキンインナーガラスとして販売してきた「トロポス」に、新しく自動車ディーラーのショールームやガラススクリーン店舗を対象にした商品を加える。大面積ガラスや視認性が必要な空間の省エネに適している。季節や天候、時間帯に応じてインナーガラスを動かし、遮熱・断熱性を調節できる。トヨタ自動車と共同で企画・開発した。インナーガラススキン「トロポスNEO」は、高透過Low―E複層ガラス(1枚の大きさは最大で幅1・5b、高さ3・5b)を採用し、電動システムによるフルオープン機能によって、ショールームに必要とされる視認性を重視する運用に対応する。






 

左からの橿原市の浅田善規課長、古井一徳氏、村島靖基村島硝子商事社長


◇住宅ポイントと併用 声反映し利用しやすく〈奈良県橿原市〉

奈良県橿原市は6月1日から、窓の断熱改修などに対する補助事業「既存木造住宅省エネルギー改修工事等補助事業」を実施している。省エネ住宅ポイントと併用でき、申請書類を簡略化したことで、工務店などからの問い合わせが増えているという。同市は2013年度から同事業を実施しており、地元業者や市民の声を反映して、利用しやすい制度に改良している点で注目を集めそうだ。まちづくり部都市政策課の浅田善規課長、古井一徳氏、地元ガラス卸店の村島硝子商事(橿原市)の村島靖基社長に、同事業の内容やメリットについて聞いた。






 

概況を説明する山下社長(中央)


◇建材事業は利益減 マテリアルなど堅調〈三協立山〉

三協立山は7月10日、「新VISION2020」と「中期経営計画」を発表。前中期経営計画では、2013年5月期、2014年5月期は堅調な市場動向や消費増税前の駆け込み需要で収益が計画を上回った。一方、2015年5月期は売上高は2924億円で前期比ほぼ横ばいだったが、営業利益は85億円と約半分に減少。マテリアルと商業施設の非建材事業は増収増益となったが、主力の建材事業が減収減益となり、大きく影響が出た格好だ。消費増税後の需要反動減、円安とアルミ地金価格の急激な変動や価格競争の激化に柔軟に対応できなかったことを要因に挙げる。






 

第12回通常総会を開催


◇プロモーション強化 告示追加など働き掛け〈日本自動車ガラス販売施工事業協同組合〉

日本自動車ガラス販売施工事業協同組合(JAGU、木下竜夫理事長)は6月21日、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で第12回通常総会を開催した。昨年4月、総務省の日本標準産業分類に「自動車ガラス修理業」が業態認定されたことを受け、自動車ガラスの安全性向上について告示の追加など、国への働き掛けを進めていく。木下理事長は「資格認定制度と工数作成システムは組合員の技術向上、意識向上に貢献し、われわれ組合員はプロモーション活動に打って出る実力が備わってきた」として、国や一般消費者へのプロモーション活動を強化していく方針を述べた。






 

実技試験フロントマスター試験


◇社会的認知と技術向上 合格者は累計1237人に〈日本自動車ガラス販売施工事業協同組合〉

自動車ガラス補修技術の社会的認知と技術高揚を目的に、日本自動車ガラス販売施工事業協同組合(JAGU)が独自に実施している自動車ガラスの検定試験「第11回JAGU自動車ガラス技術検定試験」が2014年も実施された。学科試験(筆記)は2014年9月28日、実技試験は同10月19日〜11月16日に実施した。1級は26人、2級は52人、フロントマスターは11人が合格。1級、2級、フロントマスターの合格者は、累計で1237人となった。「JAGU自動車ガラス技術検定試験」は、JAGUの組合員を対象に実施している。自動車ガラス補修技術の社会的認知と技術高揚などを目的に2005年にスタートした。






 

「モデル1000JP」


◇「100JP」後継種 小型化して機能アップ〈ラビニール〉

ラビニール(東京都大田区、福永芳和社長)は、米レーザーラボ社製自動車ガラス可視光線透過率測定器「TINTMETER(ティントメーター)」シリーズを販売している。米国仕様と、同社が改良した日本仕様があり、日本仕様は誤差が少なく、精度も高いと好評。本体にガラスを挟む「モデル100JP」と、ガラスを両面から挟む「モデル200JP」の2タイプがある。このほど、「モデル100JP」を小型化して機能がアップした「モデル1000JP」の販売を開始した。「モデル1000JP」は本体のスリットにガラスを挟むだけで瞬時に透過率を測定する。温度変化、バッテリーの変化からの影響を受けにくい。外部の明るさにも影響されない。新しく、エラーコード表示機能と電池(バッテリー)切れ表示機能を追加した。





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