2014 12/28
 

◇熱貫流率0.78を実現 トリプルガラス樹脂窓 枠に断熱材〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は12月19日、高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430Kr」を発売した。今年4月に発売した「APW430」のフレームに断熱材を挿入するとともに、空気層には断熱性能が高いクリプトンガスを注入。国内最高となる熱貫流率(U値)0・78h毎平方b毎ケルビンを実現した。日射熱取得率(η値)は0・31。 室内側と室外側にLow―Eガラスを採用。スペーサーは樹脂製。断熱性はH―5、耐風圧性はS―3とS―2、気密性はA―4、水密性はW―4、遮音性は等級3。縦滑り出し窓は単窓、連窓、段窓、スリット、ウインドキャッチ連窓、滑り出し窓は単窓、連窓、段窓、スリット、大型スクエア。






 

◇大規模非住宅から 省エネ基準適合義務化〈国土交通省〉

国土交通省は、12月18日に開いた社会資本整備審議会の建築分科会第12回建築環境部会で、「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策の在り方について」の骨子案を報告。新築の住宅・建築物は2020年度をめどに省エネルギー基準適合が義務化されるが、まず2017年度以降に床面積が2000平方b以上の大規模非住宅建築物の新築から、段階的に義務化する方向で検討する。大規模非住宅建築物に適合を義務化するのは、断熱性などの外皮性能、建築設備の効率性、再生可能エネルギーの利用などを踏まえた総合化したエネルギー消費量についての基準(基準1次エネルギー消費量に対する設計1次エネルギー消費量の比率が1以下になること)。






 

◇15年4月以降 グローエ社を子会社へ〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は12月10日、グローエ社(ルクセンブルク)の発行済み株式の12・5%をツァイ社(ドイツ)から309億円で取得することで合意した。同社は今年1月に日本政策投資銀行との共同出資会社を通じてグローエ社の発行済み株式の87・5%を取得し、グローエ社とグローエ社の上場子会社であるJoyou社を関連会社にしていた。法令上必要となる各種手続きを経て2015年4月1日以降、グローエ社とJoyou社は同社の子会社となり、親会社のLIXILグループの連結子会社となる。今回の株式取得の合意とともに、同社は日本政策投資銀行との間で締結した共同出資会社についての株主間契約を変更することを合意。






 

「グランドライン・ラフィス」施工例高さ2400_標準のシンプルな壁になじむデザイン


◇シンプルで上質意匠に リビング建材「ラフィス」フルモデルチェンジ〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)はリビング建材「グランドライン・ラフィス」をフルモデルチェンジし、2015年1月5日から発売する。上質感を追求し、壁と建具との境界となる枠を可能な限り排除した壁になじむデザインとした。「ノイズレス」をデザインコンセプトに、室内ドア、室内引き戸、クロゼットドア、玄関収納を一新。デザイン性の高さと、従来の品質・施工性を両立した点が評価され、「2014年度グッドデザイン賞」を受賞している。室内ドアには極細のアルミ製「ライン枠」を採用した。見付け寸法を従来の24_から5_へと極限まで薄くし、デザイナーズ住宅のようなすっきりとした納まりを可能にする。






 

ガラス開閉システム「パノード」シリーズ


◇全面Fixの意匠性 壁面ショーケース金物〈スリーナイン島野〉

スリーナイン島野(大阪市西区、島野和弘社長)は、引き戸と開き戸を組み合わせた大型壁面ショーケース用ガラス開閉システム「パノード」シリーズを販売している。ガラスと壁面が全てフラットに仕上がる全面Fixガラスのような意匠性がある。ガラスの最大高さは2600_、ケースの間口は無制限に広げることができ、ダイナミックな展示空間を設計することができる。横幅が広い場合でも途中に方立てが一切なく、鑑賞者の視線を遮らない。片端か両端の開き戸以外は開閉時に出っ張らない左右スライド式の引き戸で、全面のガラスが開閉可能。条件に縛られず、限られた展示空間を有効活用できる。シンプルな操作性で、展示品を出し入れする際のガラス扉の難しい手順書や道具は不要。





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