2014 11/23・30
 

「LIXILリフォームショップ」の発足を発表する白井春雄取締役副社長執行役員LIXILジャパンカンパニー社長(左)と田口和敏上席執行役員ジャパンカンパニーリフォーム推進統括部長


◇「リフォームショップ」誕生 国内最大級リフォームFC〈LIXIL〉

LIXIL(藤森義明社長)は、現在全国で展開している住宅リフォームの二つのフランチャイズチェーン「住まいプロホームウェル」「住まいコンシェルライファ」を統合し、地域に密着した地場の中小事業者から成る国内最大級(408店)のリフォームフランチャイズチェーン組織「LIXILリフォームショップ」を2015年4月1日からスタートする。長期目標として1000店舗展開を目指す。2016年度の住宅リフォーム市場は8兆5000億円とさらなる拡大が予想され、リフォーム市場を支え、施主の多様なニーズを第一線でくみ取る、地域に根差した地場の工務店やリフォーム事業者の存在が今後ますます重要になると考える。




 

◇真空ガラスの生産増強 能力を従来比30%増に〈日本板硝子〉

日本板硝子(吉川恵治社長)は昨年から、真空ガラス「スペーシア」の生産能力を従来比30%増強することを計画し、昨年度中にその一部を稼働している。11月11日、残りの生産能力増強分についても稼働を開始したと発表した。引き続き「スペーシア」の需要が旺盛なため。 建築用機能ガラスの製造販売を手掛ける、同社100%子会社の日本板硝子ビルディングプロダクツ(千葉県市原市、鈴木隆社長)の生産工場である竜ケ崎センター(茨城県龍ケ崎市)で、「スペーシア」の真空装置を増設した。断熱リフォームへの注目度の高まりとともに、「スペーシア」の販売は順調に伸びている。環境への負荷低減につながる省エネや節電意識はますます高まる傾向にあり、同社は「スペーシア」は今後も順調な販売数量の増加を見込めることから、生産体制の拡充を図っていくという。




 

◇車用製販2社買収完了 海外事業展開を加速〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は、9月16日に発表していた、ガラス製品を製造・販売する米ガーディアン社の子会社の米ガーディアンオートモーティブプロダクツ社と、米ガーディアン社の子会社のルクセンブルク・ガーディアンルクガードU社の子会社のルクセンブルク・ガーディアンオートモーティブE社の両社の買収が11月1日に完了した。両社とも全発行株式を取得し、取得額は合わせて約8700万j(約97億円、アドバイザリー費用を含む)。同社は両社が持つ広範な販売・生産網、幅広い顧客層、経営陣らの人的資源などを獲得し、海外での自動車ガラス事業展開を加速する。両社とも新社名となり、米国の方が「カーレックスガラスオブインディアナ」、ルクセンブルクの方は「カーレックスガラスルクセンブルク」。






 

両袖片引き(上)と片上げ下げ窓を追加しバリエーションが拡充した


◇両袖片引きなど追加 高断熱樹脂窓2種を拡充〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は、高断熱樹脂窓「スマージュ」「トリプルスマージュ」の窓種のバリエーションを拡充した。10月31日に両袖片引き窓、11月17日に片上げ下げ窓を発売。「スマージュ」は室内側にLow―Eガラスを使用しクリプトンガスを封入した複層ガラスタイプ。「トリプルスマージュ」は室外側と室内側にLow―Eガラスを使用したトリプルガラスタイプで、3枚のガラスの間にクリプトンガスを封入した。両袖片引き窓は正面がFix窓で左右の障子をスライドして開く。テラスタイプなので出入りが可能。片上げ下げ窓は内障子を上下にスライドして開閉する。






 

左から「パブリック向けタンクレストイレ」「多機能トイレパック」「加温自動水栓」


◇公共トイレ品15種追加 15年2月から 次世代標準を提案〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は2015年2月1日(一部同5月)から、パブリックトイレ(公共空間に設置されるトイレ)関連商品に15商品を順次追加する。同社のパブリックトイレ関連商品は、オフィス・店舗向け、福祉・医療・幼児施設向けなど幅広いラインアップがある。求められる機能が多様化する昨今の情勢に合わせ、@国際的にも評価される衛生・清掃性のおもてなしトイレA環境負荷を軽減するエコ機能B高齢化を支えるユニバーサルデザイン―の3点をコンセプトに、次世代のスタンダートとなるパブリックトイレを提案する。オフィス・商業施設向け「パブリック向けタンクレストイレ」は便座に座ると流水音が鳴り始める装置を内蔵し節水を実現した。






 

「クリアネット網戸」の施工例


◇デング熱で販売急増 網目融着し防虫効果維持〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は「クリアネット網戸」を販売している。網がないかのようなクリアな眺望を実現し、従来品よりも通風量が向上した。糸の交差部を熱処理して融着しているので網目が広がりにくく、高い防虫効果を長期間維持できる。国内でデング熱の感染者が報告されて以降、特に関東エリアでの引き合いが高まっている。需要期は夏季を目前にした4〜6月だが、今年は8月下旬になっても昨年より伸びており、9月に入ってからも前年同月比30%増と好調だという。「クリアネット網戸」は網目を熱処理して融着している。通常の網戸は糸を編んで構成しているので時間の経過とともに部分的に網目が広がりやすいが、同網戸は融着しているので、例えばペン先でつついても網目が広がりにくい。





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