2014 6/15
 

皿澤修一社長


◇高付加価値品に集中 新Low─E複層も発売〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は6月12日、東京都文京区の椿山荘で全国から112人が参加し第7回セントラル硝子特約店研修会を開催。同社は2014年3月期連結決算で売上高1916億円(13年同期比10・4%増)、営業利益101億円(同33・8%増)を計上。ガラス事業の営業損益は前の期より14億2400万円改善したが、黒字に6000万円及ばなかった。国内建築用需要は消費増税前の駆け込み需要などで堅調。今期ガラス事業全体で5億円の黒字転換を見込む。皿澤社長は「ビジネス環境は大きく変わった。高付加価値品に集中していかなければ生き残る道はない」と述べた。同社は新しいLow―E複層ガラス「ルミナスブルー」を7月に発売する。






 

◇高い日射熱遮蔽性能 Low―E複層ガラス「Luminous Blue」〈セントラル硝子〉

セントラル硝子は7月1日、これまでにない日射熱遮蔽(しゃへい)性能を持つLow―E複層ガラス「ペアレックスツインガードLuminousBlue(ルミナスブルー)」を発売する。日射熱取得率(η値)が0・28で、透明複層ガラスの約2・6倍、これまでのLow―E複層ガラスと比較しても約1・5倍の優れた日射熱遮蔽性能を発揮する。室外側ガラスの中空層側に特殊金属膜(Low―E膜)をコーティングした板ガラスを使用することで、日射熱遮蔽性能と断熱性能を兼ね備えた。断熱性能は熱貫流率が1・6h毎平方b毎ケルビン。透明複層ガラスの約2倍の断熱性能を持つ。






 

◇車用新工場が着工 メキシコで合わせ生産へ〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)は6月6日、メキシコで自動車用ガラス新工場の起工式を実施した。約60億円を投じて自動車用合わせガラスの生産設備を建設する。当面の生産能力は年間75万台分で、2016年1月からの稼働を目指す。生産能力は順次拡大する。サン・ルイス・ポトシ州ビージャ・デ・レジェス市にある、海外子会社AGCオートモーティブ・メキシコ社の新工場の起工式で、同市市長他政府関係者ら約40人が出席した。今回のメキシコ進出で、同社の北米での自動車用ガラスの生産拠点は米国のAGCオートモーティブ・アメリカ社のベルフォンテン工場、エリザベスタウン工場と合わせて3拠点になる。






 


◇高透明の遮熱・断熱 戸建て住宅中心に提案〈アイカ工業〉

アイカ工業(愛知県清須市、小野勇治社長)は5月26日、遮熱・断熱フィルム「AltynoWINFIL(オルティノウインフィル)」を発売した。可視光線透過率73%の透明度があり、ハードコート層が強くメンテナンス性が高い。主に戸建て住宅市場をターゲットに、同社が持つ外壁用・ベランダ用遮熱塗料と併せて提案する。遮蔽(しゃへい)係数は0・66、熱貫流率は4・5h毎平方b毎ケルビン。夏は近赤外線をカットし、冬は遠赤外線を室内に反射させ空調電力を低減。冷房電力約30%、暖房電力約18%の省エネ効果がある。








 

「スマートドアヴェナート」通風タイプ


◇通風アイテム拡充 エアコン頼らず「小エネ」〈YKK AP〉

YKK APは、玄関ドア、インテリアのラインアップとして、通風性に優れながら防犯性が高く、プライバシーも確保できる商品を拡充。住宅空間の通風性向上に貢献し、エアコンに極力頼らない「小エネ」な生活を提案する。6月2日に受注を開始した断熱玄関ドア「スマートドアヴェナート」通風タイプは、従来の上げ下げ通風機構に内開き通風機構を追加。ドアを閉めたまま換気できる。上げ下げ通風機構は通風部を開けると外部からの視線が通ってしまうが、内開き通風機構は同等の通風量を確保しながら視線をカットする。






 

ハナリの施工例


◇レース+ブラインド 調光ロールスクリーン〈ニチベイ〉

ニチベイ(東京都中央区、福岡勇之輔社長)は7月1日、調光ロールスクリーン「ha・na・ri(ハナリ)」を発売する。名称は上品さ、優雅さが漂う意味の京言葉「はんなり」から付けた。優美なレースのスクリーンにブラインドの機能性を加えた。フロントレース生地、スラット生地、バックレース生地の3層から成る立体生地構造。ブラインドと同様に調光、眺望をコントロールでき、ロールスクリーンのように巻き上げることができる。手前側のコードを引くとスクリーンが上昇。後ろ側のコードを引くとスクリーンが下降する。昇降時は、スラット生地は閉じた状態になる。






 

自動車ガラス取り外し工具「VIPER」


◇小型で使いやすく 3種の線が使用可能〈日硝ゴム〉

日硝ゴム(大阪市浪速区、06・6561・8715)は自動車ガラス取り外し工具「VIPER(バイパー)」を発売する。本体がコンパクトで使いやすく、小さい窓でも作業しやすい。ボディーを傷つけにくいポリエチレン製ライン、高粘度タイプの接着剤でもよく切れるスクエア形状のワイヤ、従来のピアノ線のいずれも使用できる。ピアノ線でなければ切れないといったケースがあることに対応し、作業の状況に応じて選択できる。専用のポリエチレン製ラインを開発。国内で製造し、価格を抑えた。一般的なピアノ線より強度があり、繰り返し数回利用できる。





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