2014 4/20・27
 

◇中古住宅評価を改善 国交省 改修後に価値向上〈国土交通省〉

国土交通省は中古戸建て住宅の建物評価を改め、良質な維持管理やリフォームが実施されている住宅が適切に評価される指針を策定。3月末、「中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」として取りまとめ発表した。日本の中古戸建て住宅は、取引時に個別の住宅の状態にかかわらず一律に築後20〜25年で建物の市場価値がゼロとされる慣行があり、これが中古住宅流通市場活性化の阻害要因となっている。建物の基礎・く体の機能が維持されている限り、リフォームを実施した場合は住宅の価値が回復・向上すると判断して評価する考えを示した。評価方法を不動産市場や金融市場に定着させるため、消費者に分かりやすい評価結果の見せ方も検討する。






 

39窓全てをLow―E複層ガラスに交換した


◇板硝子会館の窓改修 全窓をLow―E複層

東京・芝浦にある板硝子会館(松本巖社長)は、窓関係の改修が3月末に完了した。1970年に建設され、既に44年が経過している。壁、床、天井などは鉄筋コンクリート造りのため、断熱効果には問題はないとされるが、開口部の窓は昔のまま単板ガラスを使用していたため、省エネ、節エネの面でエアコンなどの使用効率が悪く、Low―E複層ガラスに交換した。窓関係を改修して断熱効果が高まっただけでなく、防音効果も高くなった。




 

◇ガラス飛散へ配慮重要 学校非構造材の耐震対策〈文部科学省〉

文部科学省は3月28日、「学校施設における非構造部材の耐震対策の推進に関する調査研究報告書」を公表した。非構造部材は、構造体が致命的な被害に至らない場合でも、落下・転倒によって児童・生徒らに多大な障害を与える恐れがある。災害時の避難経路確保の観点からも、天井材の落下やガラスの飛散に対する配慮は重要としている。今後は、報告書の周知と併せ、学校設置者に対して非構造部材の耐震対策の一層の推進を要請する通知を発出する。






 

現代的なデザインに変更


◇ステッカーを刷新 半世紀ぶりに「顔」交代〈ナブテスコ〉

ナブテスコ(東京都千代田区、小谷和朗社長)住環境カンパニーは4月1日、自動ドアのステッカーデザインをリニューアルした。これまでのステッカーは半世紀にわたって「ナブコ」ブランドの「顔」として使用されてきたが、進化し続ける自動ドアにマッチした現代的なデザインに変更。今後、新規に設置する自動ドアから新デザインのステッカーを展開していく。






 

◇マプロ社製20マイクロbに 粘着層を日本仕様へ変更〈サイバーレップス〉

サイバーレップス(千葉県流山市、根本孝男社長)は、韓国・マプロ社製透明飛散防止フィルム「GS50MT」(50マイクロb厚)と「GS100MT」(100マイクロb厚)の2種の粘着層の厚さをこれまでの2倍の20マイクロbとし、直ちに本格販売を開始する。粘着層の厚さが日本製品と同等になった。同社は国内フィルム市場に対して、マプロ社製品の販売に力を入れている。同社は米ソルーシア・CP社、韓国・ネックスフィル社、マプロ社の3社の外国製品を取り扱っている。





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