2014 3/30
 

右から長谷川義徳ディスプレイ事業部次世代開発部部長、桑原耕治同担当課長


◇ガラスと樹脂 積層体 軽く、傷・衝撃に強い新素材〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(有岡雅行社長)は超薄板ガラスで樹脂を挟んで貼り合わせたハイブリッド新素材「Lamion(ラミオン)」を開発、このほど販売会社の電気硝子建材が取り扱いを開始した。アクリルまたはポリカーボネートの樹脂板に日本電気硝子が開発した厚さ0・2_以下の超薄板ガラス「G―Leaf」を合わせ加工した積層体で、傷や衝撃に強く、しかも軽いという特性を持つ。博物館・美術館のショーケース、重機・建機など車両用窓、照明、扉、シースルーフェンス、サインなどのガラスとしての用途展開が期待される。




 

◇1級139人、2級45人 ガラス技能士合格発表〈職業能力開発協会〉

全国の都道府県職業能力開発協会はこのほど、2013年度ガラス施工の技能検定試験1級・2級の合格者を発表した。申請者は1級が296人、2級は99人。うち技能士に合格したのは1級が139人で合格率は47・0%、2級は45人で合格率は45・5%だった。12年度は、申請者は1級が316人、2級は106人。合格者は1級が141人で合格率は44・6%、2級は57人で合格率は53・8%。






 

上から日本自動車ガラス販売施工事業協同組合、グラスウエルドジャパンの小間


◇ガラス補修実演も JAGUなど出展多数

3月12日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで、自動車分野のアフターマーケットの専門見本市「第12回国際オートアフターマーケットEXPO2014」が開催された。日本自動車ガラス販売施工事業協同組合(JAGU、木下竜夫理事長)、自動車ガラス補修用工具・副資材のグラスウエルドジャパン(京都市北区、中谷克巳社長)、自動車の整備・板金、自動車ガラス、部品関係のパッケージソフトのブロードリーフ(東京都品川区、大山堅司社長)、各種自動車用フィルム商社の美装(長野県上田市、三浦恵助社長)などが出展。グラスウエルドジャパンはフロントガラス補修システムの実演も行った。






 

テラス囲い「木調ガーデンルームタイプ」


◇花粉・大気汚染で需要増 YKK APの「サンフィール」 テラス囲いに追加〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は3月から、テラス囲い、バルコニー囲いなどの商品シリーズ「サンフィールV」のテラス囲いに「木調ガーデンルームタイプ」を追加。商品ラインアップを拡充した。「サンフィールV」は、PM2・5や黄砂による大気汚染が悪化していることから洗濯物干し場としてのニーズが全国的に急増している。屋外空間で余暇を楽しく過ごしたいといった若いファミリー世帯やアクティブシニアも増加するなど購入層・用途は広がりを見せている。






 

「エコバック」インジェクターとUVランプ


◇強い真空力で傷補修 画像拡大し作業しやすく〈グラスウエルドジャパン〉

グラスウエルドジャパン(京都市北区、075・721・5789)は、飛び石などによるフロントガラスの傷を補修する「エコバックミニプラスリペアキット」を販売している。本体のインジェクターは強い真空力で傷内部の空気を取り除き、レジンを傷の先端まで簡単な操作で圧入できる。360度方向から照射できる円形の紫外線(UV)ランプを使い、短時間でレジンを硬化させるので施工時間が短く、利益率を高められる。別売りの小型カメラを使用すれば、タブレット端末で傷の修復状況を拡大表示させることが可能。





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