2014 2/2
 

◇建築物の省エネ促進 目指す方向を確認〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は1月23日、東京都千代田区の東京会館で来賓に三橋敏宏経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課長を招き合同委員会を開催。吉川会長のあいさつの後、各委員会委員長が2013年度の活動状況と課題、2014年度のテーマと方針を発表した。吉川会長は、欧州で住宅の省エネ性能を表示する「エネルギーパス制度」とその表示義務に触れ、「環境先進国ドイツの省エネリフォーム、窓に学ぶことは、われわれの目指すべき方向。ハードルは高いが現実には着実なものから徹底してやっていく」との考えを示した。






 

高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」を発表する堀秀充社長


◇熱貫流率0.91を実現 窓市場の30%樹脂化へ〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は1月24日、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールで開いた新商品発表会で、世界トップクラスの断熱性能を実現した高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」を4月1日から全国で発売すると発表した。堀社長は「これまで日本の基準に適合した窓を販売していたが、世界トップクラスの断熱性能を持ち、厳しいとされるドイツの断熱基準にも適合する窓をようやく開発できた」と説明。樹脂窓を窓のスタンダードに位置付けて住宅の断熱レベルの底上げを図り、「窓市場の30%を樹脂窓にして住宅の温熱環境の改善を促し、環境配慮と快適な住環境を実現したい」と意気込みを語った。






 

◇断熱性と防露性向上 アルミを樹脂で熱遮断〈昭和フロント〉

昭和フロント(東京都千代田区、長谷川伸二社長)は1月から、断熱性が向上したストアフロント「断熱Assort(アソート)」を発売している。熱を伝えやすいアルミ型材に熱を伝えにくい樹脂ブリッジ材(ポリアミド樹脂)を挟むことで、アルミ型材を室外側と室内側に分離。型材部分の熱移動を抑える金属製熱遮断構造の採用で、枠部分の断熱性が向上し、結露の発生を大幅に抑制する。初年度は売り上げ2億円を目指す。「断熱アソート」は、セミフラットファサード「アソート」の加工性、意匠性はそのままに、樹脂ブリッジ材でアルミ型材を分けることで、枠部分の断熱性能が向上した。最大高さ5・9bまで製作できる。





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