2014 1/26
 

あいさつする藤木正和理事長・会長


◇「手応え感じる年」 「省エネ」への取り組み強化〈日本サッシ協会、カーテンウォール・防火開口部協会〉

日本サッシ協会とカーテンウォール・防火開口部協会(藤木正和理事長・会長=三協立山会長)は1月17日、東京都港区の明治記念館で来賓に井上俊之国土交通省住宅局長、谷明人経済産業省製造産業局大臣官房審議官を迎え新年賀詞交歓会を開催した。藤木理事長・会長は「今年は手応えを感じる非常に明るい年明けとなった」と述べ、省エネルギーへの取り組みを強化するなどの方針を語った。瀬古修司日本サッシ協会事務局長の進行で開会し、藤木理事長・会長が年頭のあいさつ。来賓の井上国土交通省住宅局長と谷経済産業省大臣官房審議官があいさつした。




 

◇長期優良化リフォーム推進事業 住宅改修に最大200万円補助

政府が昨年12月24日に閣議決定した2014年度予算案に、「長期優良化リフォーム推進事業の実施」が盛り込まれた。劣化対策・省エネ性能の向上など、既存住宅ストックの質の向上を図り、住宅の長寿命化に役立つリフォームの取り組みを支援する。一定の要件を満たした住宅の長期優良化リフォーム工事の費用の3分の1を、国が100万円または200万円を限度に補助する。「作っては壊す」から「ストックをきちんと手入れして長く大切に使う」社会へ転換する狙いがある。「長期優良化リフォーム推進事業」の補助対象は、一定の要件を満たすインスペクション(検査)を実施するものであること、リフォーム後に一定以上の耐震性能(現行耐震基準を満たす、1981年以前の住宅は現行耐震基準を満たす改修工事を伴うこと)を満たすものとすることが求められる。




 

◇経産省 協力呼び掛け 運用面要望に前向き検討

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が昨年公募した「既築住宅における高性能建材導入促進事業」は、高性能建材の低廉化、住宅の省エネ化推進を目的として本年度から創設された。集合住宅の窓改修が対象となるなど、窓業界にとって歓迎すべき事業だった一方で、全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)が業界を代表して、菅原一秀衆議院議員に運用について要望書を提出するなど、業界内から「申請手続きを簡単にしてほしい」「申請期間を長くしてほしい」などの声が多く寄せられた。同事業を推進する経済産業省の資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー対策課と製造産業局住宅産業窯業建材課は、これら要望に対して前向きに検討し、公募で決定された執行団体事務局へは、必要に応じて適切な指導を行うとする。同事業は来年度予算案にも盛り込まれており、今後も同事業の活用を通して、高性能建材の低廉化、住宅の省エネ化推進への協力を呼び掛ける。






 

(左から)プレミアム・クロス・パターン、クロス・パターン、アクア・パターン(左から)ミスト・パターン、カスミ・パターン


◇原寸販売を開始 インテリアガラス品拡充〈ガーディアン・ジャパン・リミテッド〉

ガーディアン・ジャパン・リミテッド(東京都中央区、岡戸志門社長)はこのほど、インテリアガラスのラインアップにパターンガラス(型板ガラス5種)を新しく追加。これまでの定寸販売に加え、顧客が要望するサイズでの原寸販売も開始する。ガラス1枚の発注にも対応し、宅配などによる全国配送も可能となる。インテリアガラスは特殊なガラスで、以前から少量、原寸での要望が多かった。ショーケースやパーティションの他、内装ドア、家具、ディスプレー、壁面装飾などさまざまな用途での使用が期待される。これまでにないデザインガラスを市場に投入し、インテリアガラス市場の拡大を狙う。






 

「LIXPO2014」東京会場の様子


◇9テーマ別に展示 暮らしの問題をサポート〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は1月21〜22日の東京会場を皮切りに、全国4会場で、建築関連のプロを対象とした展示会「LIXPO(リクシポ)2014」を開催している。展示会のテーマである「暮らしを育てる。」を表現したコンセプト展示で、資源エネルギー、少子高齢化、耐震・耐久、子育て・教育の四つの課題に対して、暮らしに関わる九つのテーマ別に展示し、同社の商品やサービスを通じた生活者をサポートするプランを提案する。東京会場には4000社が来場し、4会場で計1万5000社の集客を見込む。21日には東京会場となった東京都千代田区の東京国際フォーラムで白井春雄LIXILジャパンカンパニー社長、坂口治司プロダクツカンパニーBU商品戦略統括部長が報道関係者に説明した。






 

フレームをスリムにしたことで開放感あふれるファサードを実現する


◇スリム枠のビル用CW 高意匠、透明感と開放感〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は1月17日、ビル用カーテンウオールの基幹商品「EXIMA(エクシマ)91c」に可動窓スリムタイプを追加した。フレーム4辺とも25_にスリム化したことで意匠性が向上。「EXIMA91c」のスリムなFix窓と組み合わせることで透明感と開放感あふれるファサードになる。「EXIMA91c」は断熱効果が高い中間空気層12_の複層ガラスへの対応と、独自構造でフレームを覆う断熱カバーで開口部の断熱化を図り、ビルの省エネ配慮に貢献する商品として好評という。可動窓スリムタイプ追加で、「EXIMA91c」の対応範囲が拡大した。






 

リニューアルした「602.1A」

◇吸盤がリニューアル 安全考慮し許容荷重変更〈杉村商事〉

ガラス・サッシ加工・施工用機器、工具、副資材卸の杉村商事(大阪市西区、杉村亨社長、06・6532・0720)は、ドイツ・ボーレ社製のリニューアルしたリフター(吸盤器)の販売を開始した。2カップの「602・1A」はサイズが一回り大きくなり、握りやすさや使い勝手、デザイン性が向上。その他のアイテムも安全面を考慮し、許容荷重を変更している。直径120_の吸盤が二つある「602・1A」は、全長が325_から342_、高さが75_から80_に拡大。グリップ部が広くなり、握りやすくなった。





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