2014 1/5・12
 

◇次年度は使い切りへ SII・販売店に要望

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が公募した「既築住宅における高性能建材導入促進事業」の本年度の申請が昨年11月に締め切られた。既築住宅に特化し、集合住宅は窓改修だけでも対象となる。1窓だけの改修を考えていた施主に「全窓改修なら3分の1の補助が出ますよ」と訴求することで、需要拡大につなげることができる。住宅エコポイントの時のように家電量販店やホームセンターなどのライバル店も少なく、「窓業者のための制度で、活用しない理由がない」とまでいわれたが、予算を大幅に残して終了となった。業界内からは「申請書類の作成が複雑過ぎる」「SIIの対応が悪い」などの声が聞かれる。同事業は数年は継続されるようだが、SIIに改善してもらうところはきちんと要望し、販売店の意識も変えて予算を使い切らないと、年度ごとに予算が削られる恐れがある。






 

ここ数年でカラーガラスを「落書き壁」として利用するデザインが浸透=大学研究室内の会議室


◇プロモーション重視で市場開拓 オフィス、病院、学校へ〈AGCグラスプロダクツ〉

AGCグラスプロダクツ(伊東弘之社長)は昨年11月、『AGCカラーガラス施工例集VOL4』を製作。ガラスならではの硬質感と反射性に色彩を付加することによって存在感を醸し出す同社カラーガラス「ラコベル」と「マテラック」の魅力を最新の施工例を通じて紹介している。メールマガジンでも埼玉トヨタ自動車本社ビルや東京電機大学千住キャンパスに採用された事例を紹介するなど、プロモーション活動を積極化する。




 

◇板ガラス出荷好調 13年10月 2桁伸び17ヶ月ぶり〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は1月1日、2013年10月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスは出荷が好調で、2012年5月以来の前年同月比2桁の伸びとなり、4カ月連続の増加だった。生産も2カ月連続で増加した。複層ガラスは生産・出荷とも8カ月連続の増加。合わせガラスは生産は3カ月連続、出荷は4カ月連続の増加。出荷のうち建築用は8カ月ぶりに減少した。強化ガラスは生産が4カ月連続、出荷は2カ月連続で増加した。






 

吉田会長塩x社長


◇国内堅調をアピール 建材 13年度営業益34%増〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は昨年12月19日、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールで記者懇談会を開催した。吉田忠裕会長はこれからの窓事業の拡大、「パッシブタウン黒部モデル」を実験の場とした、窓から始める快適な住まいづくりの追求について報告。堀社長は2013年度の国内外での建材事業連結の売上高、営業利益について「通期で売上高が前年度比14%増の3950億円、営業利益は同34%増の250億円を予測している」と好調をアピールした。






 

「もなみ45」シングルスタイル


◇プリーツ幅追加など 「もなみ」モデルチェンジ〈ニチベイ〉

ニチベイ(東京都中央区、福岡勇之輔社長)は、プリーツスクリーン「もなみ」をモデルチェンジし2月3日に発売する。ダイナミックな印象の45_幅プリーツ、簡単で安全なコードレス式操作、1台で2色の生地の組み合わせが楽しめるアクセントカラー仕様を追加。生地は不織布がさらに充実し、洋室にコーディネートしやすい生地、伝統柄、植物をモチーフにしたデザイン柄、省エネ生地を加えた。生地は214色に拡充。






 

上からインターマック社のNC異形研磨加工機、複層ガラスラインに取り付けたビストロニック社の自立型クレーン+ガラス吸盤機、ボボーネ社の縦型研磨加工機


◇ガラス加工機実演展示 27日〜2月2日 渡辺硝子加工で〈コーレンス〉

コーレンス(東京都港区)第3営業本部第4部は、同社が取り扱うガラス研磨機、切断機、穴開け機、自立型クレーン、複層ガラス用センサー式ガス充(じゅうてん)器、ウオームエッジスペーサーなどの各種加工機と関連製品の実演展示会を渡辺硝子加工(東京都足立区)で開催する。期間は1月27日〜2月2日。最近は建築用、店装用ガラス加工の形式がそれぞれ大板化、厚板化されるのに伴い、加工形状も直線から変形、異形さらに穴開けなどの特殊・大型加工が増え、新しい研磨加工機のニーズが増えている。加えて、省エネに関連する複層ガラスの普及に伴い、ガス充器やウオームエッジが注目されるようになった。そこで同社は、渡辺硝子加工の協力で、ガラス加工機械、関連商品の実演展示会を開催することを決定した。





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