2013 11/24
 

く体式バルコニー囲い「サンフィールV」


◇「乾かす」にニーズ PM2.5対策などで好調〈YKK AP〉

洗濯物は外で干したいが、PM2・5や花粉、急な雨、風などが心配で室内に干すケースは多いだろう。洗うことについては10分で洗える洗濯機や、ナノレベルの汚れまで落とす洗剤など、大手家電・洗剤メーカーが技術開発にしのぎを削る。それに比べ乾かすことについては、天日干しに勝る方法はない。安価なアイデア商品だけが次々発売されるといった状況で、かなりのギャップがある。そんな中、YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)が3月に発売したく体式バルコニーをガラスで囲う「サンフィールV」の販売が好調だ。洗濯物を早く乾かしたいという主婦や共働き家庭のニーズをつかみ、PM2・5などの要因も重なって、ヒットにつながっている。






 

今年6月にブラジルで開催されたFIFAコンフェデレーションズカップ2013の開幕戦、ブラジル対日本で使用されたガラスルーフ付きベンチ


◇グッドデザイン受賞 記念イベントを開催〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)が製造した世界初のガラスルーフ付きベンチが2013年度グッドデザイン賞を受賞。受賞を記念して、11月2〜24日の期間、日本サッカーミュージアム(東京都文京区)1階にあるバーチャルスタジアム内に、FIFAコンフェデレーションズカップ2013の開幕戦(ブラジル対日本)で使用したベンチを展示し、実際にベンチに座る体験もできた。11月17日には記念イベントとしてガラスルーフベンチに座った写真撮影会も実施した。写真撮影会は、コンフェデ杯で選手が実際に座ったガラスルーフベンチに座ってもらい、プロのカメラマンが撮影し、その場でプリントした写真を専用写真立てに入れて贈った。






 

◇出荷2ヵ月連続増 複層・合わせも増加続く〈板硝子協会〉

板硝子協会(吉川恵治会長)は11月1日、2013年8月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より2カ月連続で減少、出荷は2カ月連続の増加だった。複層ガラスは生産、出荷とも6カ月連続で増加した。合わせガラスは生産が13カ月ぶりに増加、出荷は2カ月連続の増加。出荷のうち建築用は6カ月連続の増加だった。強化ガラスは生産が2カ月連続の増加、出荷は再び減少した。板ガラスの生産は209万8000換算箱、前年同月比1・3%減、出荷は182万8000換算箱、同2・1%増。複層ガラスの生産は132万7000平方b、同3・6%増、出荷は127万8000平方b、同3・4%増。






 

「オートドアスリム100R」の施工手順=内観からのイメージ


◇手動から簡単自動ドア 枠の解体、はつりが不要〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は12月1日、既存のフロアヒンジドア(手動ドア)を自動ドアに改装できる改装用自動ドア「オートドアスリム100R」(特許出願中「)を発売する。既存のフロアヒンジドアの枠を解体することなく、自動ドアに改装できる。従来は既存サッシのガラスを交換し、自動ドアエンジンを取り付けるが、同商品は、はつりレス工法で、既存ガラスを生かしたまま、自動ドアに改装できる。既存額縁はつりレス工法(腰壁仕様のフロアヒンジドア限定)で、既存サッシの枠をそのままに自動ドア枠を新設でき、施工時間を短縮できる。既存サッシのガラスをそのままに自動ドアエンジンを取り付けられる。






 

防火設備「可動ガラリ」


◇防火設備認定を取得 昭和フロントの可動ガラリ〈昭和フロント〉

アルミフロントのパイオニア、昭和フロント(東京都千代田区、長谷川伸二社長)は11月1日、国土交通大臣認定を取得した防火設備「可動ガラリ」を発売した。操作レバーや温度ヒューズで羽根開口部分を随時閉鎖することができる。建築基準法第2条第9号の2ロと同法施行令第109条の2(20分間の遮炎性能を有する防火設備)の規定に適合する防火設備として、国土交通大臣の認定を取得した。色はシルバー。耐風圧性はS―2(1200)、ガラリ開口率は約38%。製作範囲は幅250〜850_、高さ180〜1400_。RC造、ALC造、鉄骨造に対応する。高さによって操作器具を引き手、ハンドルから選択できる






 

消臭、防カビ、抗菌コート剤「ASKベール」


◇401種のカビと菌抑制 「シックカー」にも効果〈グラスウエルドジャパン〉

自動車ガラス補修用工具、副資材販売のグラスウエルドジャパン(京都市北区、075・721・5789)は、車内や室内の消臭、抗菌、防カビに効果があるスプレー式コート剤「ASKベール」を発売した。人体や環境に安全な成分のミストが401種のカビや菌の繁殖、発生を長期間防ぐ。ホルムアルデヒドやエアコンのカビなどが原因で起こる「シックカー症候群」にも効果がある。使い方は連続噴射と、押している間だけスプレー噴射する2通りが可能。車で連続噴射する場合は、エアコンを内気循環にして窓を閉め、レバーが固定されるまで倒すと全量が噴射され、約30分で完了する。



ページの先頭に戻る 過去の記事へ