2013 4/14・21
 

ほとんど熱膨張しないガラス「ZERO」


◇熱膨張はほとんど「0」板・ブロック状で供給〈日本電気硝子〉

 日本電気硝子(大津市、有岡雅行社長)は4月8日、熱膨張係数が極めてゼロ(0)に近いガラスを開発したと発表した。製品名は「ZERO」。温度変化に対して伸び縮みすることがなく、寸法の変動がほとんどない。板状やブロック状で供給できる。マイナス40度から80度に熱しても、伸び縮みはないという。




 

◇出荷8ヵ月連続減 複層ガラスは増加続く〈板硝子協会〉

 板硝子協会(石村和彦会長)は4月1日、2013年1月の板ガラス生産・出荷動向を発表した。板ガラスの生産は前年同月より2カ月連続の増加、出荷は8カ月連続の減少だった。合わせガラスは生産、出荷とも引き続き減少。うち建築用の出荷は4カ月連続の増加だった。強化ガラスは生産、出荷とも減少が続いた。複層ガラスは生産、出荷とも4カ月連続で増加した。






 

ボッテロ社の大型複層ガラス製造設備を国内に導入


◇設備の国内販売を加速 ボッテロ製複層設備で省人化〈尾道造船〉

 尾道造船(東京都中央区、03・6214・0305=産業機械部)は、欧州、米国、アジアなど海外のガラス加工機メーカーの設備を輸入販売している。中でもイタリア・ボッテロ社の設備はガラス切断機を中心に面取り機、NC変形加工機など、国内に多くの納入実績を持つ。最近はボッテロ社の複層ガラス製造設備の国内販売を進めている。ボッテロ社の複層ガラス製造設備はさまざまな機能を持ち、複層ガラス製造設備に求められる「省人化」「生産性アップ」といった要望に応える。






 

カ・防協の耐熱板ガラス品質規格に適合することを示すfGマーク


◇耐熱強化の寸法拡大 2000×3000_に、型板も追加〈まねきや硝子〉

 まねきや硝子(大阪府東大阪市、奥山寛一社長)は自社ブランドの耐熱強化ガラス「エムジーぼうか」の最大製造寸法を拡大し、型板タイプ(ミスト)を追加した。透明タイプ8_、10_、12_厚の最大製造寸法を1300×2400_から2000×3000_に拡大。型板タイプは4_、5_、6_、8_厚、最大1200×2400_の製造が可能となった。






 

「ウインドウマスク」で微粒子や害虫の侵入を防ぐことができる


◇平面フィルタ積層 花粉など遮断の網戸に〈テクニカルファイン〉

 ベンチャー企業のテクニカルファイン(東京都大田区、田丸勝社長、03・5732・1187)は、一般の網戸の網に独自技術による平面フィルターを積層した「ウインドウマスク」を開発。4月から販売を開始した。一般の網戸の網にフッ素系樹脂を使った独自技術による超極細繊維で作った不織布を積層することで、黄砂、花粉、火山灰などの微粒子と害虫の侵入を防止する。






 

「蓄光CR─GLASSPLATEブルームーンシリーズ」


◇蓄光+高透過ガラス 8時間光るガラス表札〈パラダイスグラス〉

 ガラス工芸材料・機材卸のパラダイスグラス(兵庫県加古川市、岩内和生社長、079・451・6337=パラダイスデザイン事業部)は、高透過ガラスと蓄光部材を組み合わせたガラス表札「蓄光CR―GLASSPLATEブルームーンシリーズ」を販売している。同社がこれまでに培った蓄光部材の封じ技術で、蓄光部分の明るさは時間の経過とともに減退するが、約8時間光る。  同社オリジナルの高透過ガラスを使用。透過率が高く、サンドブラストなどの加工を施した面は白く光り、上質に仕上がる。





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