2013 2/3

◇合同委員会 窓の高断熱化は必須 建築の省エネ化進展〈板硝子協会〉

板硝子協会 (石村和彦会長) は1月24日、 東京都千代田区の東京會館で三橋敏宏経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長を来賓に迎えて合同委員会を開催。 各委員会の活動状況と今後のテーマを発表した。 板ガラス業界は窓の高断熱化が必須の項目になっている、 「2020年までに省エネ基準の適合義務化」 や 「都市の低炭素化の促進に関する法律」 などの追い風を受け、 今後さらに建築の省エネルギー化に向けた進展が期待される。 石村会長は 「『低炭素・循環型の持続可能な社会の実現』 と 『安心・安全の確保』 という大きな課題に全力で取り組み、 エコガラスの普及など社会的な課題解決に貢献するため努めてきたが、 引き続き住宅・建築物の省エネを進めるための、 改正省エネ基準の普及、 安心安全ガラスの普及に取り組んでいく」 と方針を示した。




 

◇省エネ改修事業決定 開口部改修、住宅も対象

政府は1月11日に閣議決定した 「日本経済再生に向けた緊急経済対策」 に基づき同15日、 2012年度補正予算案を閣議決定。 ストック住宅・建築物の省エネ改修を促進するため、 「住宅・建築物省エネ改修等緊急推進事業」 を盛り込んだ。 複層ガラスへの交換や内窓の取り付けなど、 開口部の省エネ改修工事が対象に含まれ、 費用の3分の1の補助が受けられる。 予算は50億円。 同事業は本年度2回公募が実施された「建築物省エネ改修推進事業」 の補助対象を拡大。 住宅の省エネ改修と、 省エネ改修と併せてするバリアフリー改修工事も補助の対象となる。






 

「防火戸FG―E」 シリーズの玄関ドア


◇木造戸建とアパート向け 国交大臣認定の防火戸〈LIXIL〉

LIXIL (東京都千代田区、 藤森義明社長) は高い防火性能と断熱性能が両立した、 国土交通大臣認定防火設備のドア 「防火戸FG―E」 シリーズを開発。 2月1日から販売を開始した。 木造戸建て住宅向け玄関ドアと木造アパート向けアパートドアがある。 ドア形状を保持して延焼を抑える補強芯材や難燃性の断熱材を採用したことで安定的に高い防火性能を確立した。 断熱性能はk4、 k3、 k2の3仕様。 戸建て住宅用の玄関ドアでは初めて、 炎の漏れを防ぐダブルラッチ構造を採用した。 トステムブランド。




 

◇ドアエンジンを開発 医療・介護施設用で参入〈ダイトエレクトロン〉

電子機器・部品商社のダイトエレクトロン (大阪市淀川区) はこのほど、 医療・介護福祉施設向け室内用自動ドアエンジンを開発した。 入所者の安全対策や開閉の利便性、 非接触開閉による院内感染の防止などをPRする。 職員の負担軽減も提案していく。 今後は医療・介護福祉施設での需要が高まるとみて、 主に新築施設の室内ドア向けとして自動ドア市場に参入する。 介護福祉施設でドアエンジンをシステムとして構築すると、 入所者が深夜に部屋を出た際、 職員の携帯端末に信号を送信する。 データから入所者の行動パターンを把握し、 必要な対策を立てられる。 介護福祉士はドア部で異常があった際、 すぐに駆け付けることが可能。 システムは作動させる時間帯を設定できる。






 

防災用折り畳みヘルメット「ブルーム」


◇ひも引くだけで変形 ヘルメット防災用、折り畳み式〈杉村商事〉

ガラス・サッシ加工・施工用機器、 工具、 副資材卸の杉村商事 (大阪市西区、 杉村茂樹社長、 06・6532・0720) は収納性、 携帯性に優れたトーヨーセフティーの防災用折り畳みヘルメット 「ブルーム」 を販売している。 ファイルケース型パッケージなので、 普段はコンパクトに収納可能。 緊急時はひもを引くだけで変形し、 簡単に組み立てられる。 職場や家庭、 学校、 公共施設などでの備蓄に適している。 厚生労働省保護帽規格の 「飛来・落下物用」 国家検定合格品。





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