2012 2/12・19
◇営業益1657億円28%減少 国内建築ガラスは出荷増〈AGC旭硝子〉
AGC旭硝子 (石村和彦社長) は2月8日、 2011年12月期連結決算を発表。 売上高は1兆2146億7200万円、 2010年同期比5・8%減だった。 営業利益は1656億6300万円、 同27・7%減、 経常利益は1667億3900万円、 同26・5%減、 最終純利益は952億9000万円、 同22・6%減。 同社グループの製品の出荷はおおむね増加したが、 電子関連製品の価格下落や原燃材料の価格上昇が影響した。
新柄ドットグラデーション
◇装飾合わせ「ラミトーン」新柄2種を追加 透明色の新シリーズも〈AGC旭硝子〉
AGC旭硝子はこのほど、 合わせガラスの装飾タイプ 「ラミトーン」 の 「グラフィカルパターンシリーズ」 に新柄を追加。 透明なカラーフィルムを挟み込んだ新シリーズ 「クリスタルカラーシリーズ」 を加えた。 「ラミトーン」 は、 ガラスならではの透過性に装飾性と安全性を付加。 自立したパーティションとしての機能を追求した。 「グラフィカルパターンシリーズ」 は、 パターンを施した特殊フィルムを挟み込むことで、 装飾効果と透過性をコントロールする。
◇収益改善策を実施 3500人削減、投資見直し〈日本板硝子〉
日本板硝子 (クレイグ・ネイラー社長) は2月2日、 欧州を中心とした建築・自動車ガラス市場の縮小、 太陽電池用ガラス需要の急減などに伴い、 生産能力と生産量の縮小、 グループ全体で3500人の人員削減、 投資計画の見直しを進めると発表。 これに伴い2012年3月期の業績予想を売上高5600億円 (2011年3月期比3%減)、 営業利益40億円 (同83%減)、 連結最終損益は30億円の赤字 (2011年3月期は124億円の黒字) に修正した。 同7日には英国の建築用フロートライン1基を休止すると発表した。
◇タイ洪水の影響大 5月には工場復旧完了〈住生活グループ〉
住生活グループ (東京都千代田区、 藤森義明社長) は2月6日、 2011年4〜12月期の業績を発表した。 売上高は新規連結の影響から9474億6200万円、 2010年同期比5・9%増と増収を確保。 利益面は子会社統合に係る一時的な営業費用の増加、 売価・商品ミックスの悪化によって営業利益は178億8700万円、 同49・7%減、 為替差損の発生による営業外の悪化から経常利益は158億8300万円、 同55・8%減、 災害による損失と減損損失を特別損失に計上したことなどから純利益は80億5000万円、 同53・7%減といずれも減益となった。