2012 1/8・15
◇独ガラスメーカーと提携 株式会社51%取得〈AGC旭硝子〉
AGC旭硝子 (石村和彦社長) は同社グループの欧州ガラス子会社、 AGCガラス・ヨーロッパ (AGEU) がドイツのガラスメーカー、 インターペーン・グラス・インダストリーAG社 (Interpane Glas Industrie AG、 ラウエンフェルデ、 ヨルン・ヘッセルバッハ社長) の株式を51%取得し、 戦略的提携を行うことについて合意した。 フロート法によるガラス製造に強みを持つAGEU社とインターペーン・グラス・インダストリーAG社は、 板ガラスの製造・加工で拠点展開と製品ラインアップを相互補完する。
◇リチウムイオン電池正極材 中国で製造・販売へ〈AGC旭硝子〉
AGC旭硝子は昨年12月15日、 中国にリチウムイオン電池(LiB) 正極材の製造・販売拠点を新設すると発表した。 モバイル機器や電気自動車に用いられるリチウムイオン電池部材事業への取り組み強化の一環。 エネルギー循環型社会実現に大きく貢献する電池材料の事業展開を加速する。 同社子会社のAGCセイミケミカル (AGCセイミ) が中国のLiB正極材メーカーを子会社化し、 2012年4月に生産を開始する。 これによって、 同社グループの生産能力は倍増することになる。
◇上海に生産会社 ハイアールグループと合弁〈LIXIL〉
LIXIL (東京都千代田区、 藤森義明社長) は昨年12月31日、 中国の海爾集団 (ハイアールグループ) と生産合弁会社 「驪住海爾住建設施 (青島) 有限公司」 を設立した。 新会社は、 これまで同社が培ってきた品質管理・生産技術・商品開発力を生かし、 ハイアールグループが持つ販売ルートとLIXIL (中国) 投資有限公司の販売ルート向けに、 システムキッチンを生産する。 内装用ドアや収納などの塗装木製品や人工大理石、 玄関ドア、 住宅用サッシなど、 順次生産品目を拡大する。 2013年夏には新工場を稼働する。
リニューアル用として発売する、発光効率が良い直管形LED照明
◇LED照明を共同開発 ミタチ産業と リニューアル向け〈不二サッシ〉
不二サッシ (川崎市幸区、 土屋英久社長) は昨年12月、 ミタチ産業 (名古屋市中区、 橘至朗社長) と、 リニューアル用LED照明を共同開発すると発表した。 リニューアル分野で両社が持つ技術とノウハウを融合し、 主にオフィス向けの直管形LED照明や商業施設向けのコンパクト形LED照明、 生産工場や倉庫向けの高出力タイプの水銀灯形LED照明を共同開発する。 ミタチ産業が製造し、 同社グループが全国の法人向けに販売する。