2011 11/20・27
◇窓ガラス 着実に機能化 来春 堺でLow─Eライン稼働〈セントラル硝子〉
セントラル硝子 （皿澤修一社長） は今年５月、 ２０１２年３月期から２０１６年３月期までの中期５カ年計画を発表。 ２０１６年３月期に売り上げ２５００億円 （11年３月期比56％増）、 営業利益３００億円 （同５倍）の達成を目指す。 環境・エネルギー分野の 「特定事業」 を原動力に成長を実現するとともに、 国内ガラスなどの 「ベース事業」 の収益改善を基本方針の一つに掲げる。 長濱隆常務執行役員硝子販売部長に、 板ガラスの生産・販売状況や今後の需要動向、 Ｌｏｗ―Ｅスパッタ設備導入の進展状況と展望などを聞いた。
◇1～9月期 経常益19.7％減 12月期予想は下方修正〈ＡＧＣ旭硝子〉
ＡＧＣ旭硝子 （石村和彦社長） は11月４日、 ２０１１年１～９月期連結決算を発表。 売上高は９１５６億５３００万円、 ２０１０年同期比４・７％減。 営業利益は１３６３億６００万円、 同19・７％減、 経常利益は１３６２億９１００万円、 同19・７％減、 純利益は７６０億２３００万円、 同30・５％減だった。 同７～９月期の連結は売上高が３０２０億円、 ２０１０年同期比５・３％減。 営業利益は３７０億円、 同32・５％減、 経常利益は３３４億円、 同41・７％減、 純利益は１９１億円、 同45・７％減だった。 一部を除く主要製品の価格下落や原燃材料の価格上昇が影響した。
低層棟、高層棟合わせ12棟、計414住戸の大規模窓改修工事をした神戸ヒルズデイズ（神戸市北区）
◇「スペーシア」5600平方㍍納入 マンション414住戸の窓を改修〈日本板硝子ウインテック〉
日本板硝子ウインテック （大阪市住之江区南港南２ノ11ノ51、 中村敏美社長） は、 神戸市北区藤原台北町の 「神戸ヒルズデイズ」 高層棟・低層棟合わせて12棟、 計４１４住戸の大規模窓改修を受注。 今年６月末から９月末までの３カ月間をかけ、 住宅エコポイント対象窓リフォームとして、 真空ガラス 「スペーシア」 への取り換え５６００平方㍍の工事を完了した。 改修相談から完工まで１年１カ月の期間を要した。 断熱窓リフォームでこれだけの大掛かりな一括改修工事は全国でも珍しい。
◇住宅エコポイント10月 申請は前月比9％減
住宅エコポイントの２０１１年10月末時点の実施状況が11月11日に発表された。 10月の住宅エコポイントの申請は６万２６９１戸と９月と比べて８・87％減少した。 申請受け付け開始からの住宅エコポイント発行の累計は１０７万６６６２戸、 １９０１億４２２１万１０００となった。10月の住宅エコポイント申請の内訳は新築が４万５４４８戸、 リフォームが１万７２４３戸。 前月比では新築が19・64％増、 リフォームが44・02％減だった。
◇1部屋丸ごと断熱 「インプラス」窓・壁・床〈ＬＩＸＩＬ〉
ＬＩＸＩＬ （東京都千代田区、 藤森義明社長） は住宅エコポイントの追い風に乗り販売を大きく伸ばした樹脂製内窓 「インプラス」 に、 壁と床の断熱リフォームに適した 「ウォールインプラス」 「フロアインプラス」 を加える、 １部屋丸ごとエコリフォームする新工法 「ココエコ」 の提案を開始した。 今ある壁と床の内側に取り付けるだけで、 簡単にエコリフォームができる。 〈短工期で手頃な価格〉従来の防音・断熱内窓「インプラス」 の 「今ある 『窓』 の内側に簡単に取り付ける」 という発想を部屋全体に広げた。 住みながら１部屋単位でリフォームができ、 解体工事が不要の内張り施工のため工期も短く、 手頃な価格でのエコリフォームを実現する。
停電時でも安心の自動ドアに
◇停電時も自動ドア開閉 非常電源装置を内蔵し〈ソリック〉
ソリック （東京都板橋区、 吉田憲次社長） はこのほど、 非常電源装置・バッテリーを内蔵した 「バッテリーユニットＢＵ―21」 を発売した。 内蔵した非常電源装置・バッテリーが、 停電時にはＡＣ１００を自動ドアに３時間供給し、 自動ドアを平常通り作動させる。 「ＢＵ―21」 端子台ユニット、「ＢＵ―21」 コントロール、 バッテリーパックから成る。 商用電源の遮断を検出すると、自動ドア装置にＡＣ１００を自動供給し、 停電時も平常時と変わらず開閉できる。 バックアップは３時間以上 （業界最長） で、 50～９００回開閉できる。
◇開閉は半分の力で 無動力アシスト引き戸〈角仲興業〉
角仲興業（東京都中野区、仲章夫社長、０３・３９５３・５９６８）はこのほど、無動力アシスト引き戸「Ｅスライド・ハーフ＆ハーフ」を発売した。動力を使わず、傾斜による重力で扉の開閉をアシストする。扉を半分開けるとあとは自動で開き、半分閉めると自動で閉まる。高齢者の居る住宅、病院などに適する。
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