2011 10/30
◇省エネ建材を共同開発 内貼断熱、換気窓など〈三協立山アルミ、パナソニック電工〉
三協立山アルミ (富山県高岡市、 藤木正和社長) とパナソニック電工 (大阪府門真市、 長榮周作社長) は10月26日、 省エネルギー型建材の共同開発契約を締結したと発表した。 住宅市場向けに室内側から施工できる 「内貼断熱パネル・窓システム」、 アレルギー物質の抑制や省エネ効果の高い 「通風・換気窓システム」 の開発を手掛ける。 パナソニックグループの住空間の技術と三協立山アルミの環境建材技術を融合し、 エコ改装市場での優位性確立を目指す。
◇中国で自動車用合弁 仏サンゴバンと 12年9月から生産〈セントラル硝子〉
セントラル硝子 (皿澤修一社長) は10月11日、 フランス・サンゴバン社と合弁で中国に自動車用ガラス製造会社を設立すると発表した。 11月に設立し、 2012年9月から生産を開始する。 2014年には年間150万台分の生産能力にする計画。 併せて、 両社は合弁新製造会社に出資する目的で、 日本国内に持ち株会社を合弁で11月に設立する。新製造会社はサンゴバン社にとっては中国で2番目となる自動車用ガラス製造会社で、 山東省青島市に設立する。 設立時の資本金は1300万(約14億円)。 段階的に投資を進め、 投資が完了する2014年には約5000万 (約51億円) に拡大する。 出資比率はセントラル硝子が32・5%、 サンゴバングループが67・5%。
◇学校用ガラスの標準に 光触媒クリーニング強化ガラス「スクールタフライト・アクティブ」〈日本板硝子ビルディングプロダクツ〉
日本板硝子ビルディングプロダクツ (鈴木隆社長) は、 学校用強化ガラスに光触媒クリーニング機能を付加した 「スクールタフライト・アクティブ」 を11月1日から発売する。 オンラインコーティング製法で光触媒膜をコーティングしたガラスを強化加工した製品。 強化ガラスの持つ安全性にセルフクリーニング機能を付加した。光触媒セルフクリーニングガラス 「アクティブ」 は光触媒工業会によって、 性能、 利用方法が適切だと認められた製品。 光触媒効果によってガラス面の清掃がしやすく、 美しさを保つことができる。
◇リフォーム用を改定 薄型断熱ガラス「クリアフィット」〈日本板硝子ビルディングプロダクツ〉
日本板硝子ビルディングプロダクツ (鈴木隆社長) は 「サッシはそのままで窓ガラス交換リフォーム」 に対応する商品のリニューアルを実施。 各リフォーム商品の位置付けを分かりやすくし、 競合商品との差別化を図るとともに、 一層のサービス向上を目指す。 これまで内窓用として販売していた 「スペーシアフィット」 の商品名を薄型断熱ガラス 「クリアフィット」 に変更して11月1日から発売する。 アタッチメント付き複層ガラス 「ペアマルチホーム」 のラインアップは10月11日、 重点商品だけにスリム化した。
◇スマイルエココレクション 次世代の住まいづくり 2日間で2万3000人が来場〈LIXIL〉
LIXIL (東京都千代田区、 藤森義明社長) は10月22、 23日の2日間、 横浜市西区のパシフィコ横浜で、 環境に配慮した次世代の住まいを体験・体感できる 「スマイルエココレクション2011」 を開催。 同社の最新商品の展示やエコついてのトークショーなどさまざまなイベントを通して、 環境に配慮した住まい方を提案した。 今年は各製品ブランド (トステム、 INAX、 新日軽、 TOEX、 サンウエーブ) は極力控えめな露出にとどめ、 「LIXIL」 を統一ブランド的に前面に押し出し、 エコに取り組む企業イメージを消費者に印象づけた。 2日間の来場者は2万3000人を超え、 うち一般消費者は1万9000人。