2011 9/4
 

マイクロ波タイプのSSPS=画像提供JAXA


◇超薄型軽量鏡を納入 JAXA宇宙太陽光利用に〈日本電気硝子〉

日本電気硝子 (大津市、 有岡雅行社長) はこのほど、 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA) に、 JAXAが研究を進めている 「宇宙太陽光利用システム (SSPS)」 に使用する超薄型軽量鏡を納入した。 SSPSは、 宇宙空間の静止軌道上で数平方`規模の鏡を使って太陽光を集め、 そのエネルギーをマイクロ波やレーザー光といった電磁波の形で取り出し、 地上や海上の受電施設に伝送し、 電気や水素を作り出すシステム。 超薄型軽量鏡は、 このシステムで太陽光を集光するために使う。 今回の納入品はミラーユニットの試作に使用される。




 

◇合わせ・強化に震災影響 6月は板ガラス出荷急回復〈板硝子協会〉

板硝子協会 (石村和彦会長) は9月1日、 2011年1〜6月の板ガラス生産・出荷動向を発表。 板ガラスは生産、 出荷とも前年同期より減少した。 合わせガラスと強化ガラスは東日本大震災の影響が大きく、 いずれも生産、 出荷とも大幅な減少だった。 複層ガラスだけは生産、 出荷とも大幅に増加した。 1〜6月の板ガラスの生産は1105万9000換算箱、 前年同期比0・8%減。 出荷は1153万8000換算箱、 同4・2%減だった。






 

◇フロント組込型サイン LEDで省エネ効果高く〈昭和フロント〉

昭和フロント (東京都千代田区、 市岡次郎社長) は9月1日、 フロント組み込み型LEDサイン 「EcoLEDa(エコレダ)」 を発売した。 特許を出願中。 フロントの枠内に厚さ38_とスリムなLEDサインを組み込んで、 ファサードを魅力的に彩りながら高い省エネ効果を実現する。 コンビニエンスストアやカフェなどの店舗、 商業施設のファサードやガラススクリーンを広告スペースとして活用したり、 既に蛍光灯やスポットライトを使用しているサインや看板の省エネ効果を高めることができる。 商品名の 「EcoLEDa」は、 「Eco」 と 「LED」 に業界初のフロント組み込み型LEDサインという意味で、 アルファベットの一番初めである 「a」 を組み合わせた。






 

効率が良く安全性が高い


◇作業効率高め安全 独社品国内販売の第1弾〈東洋シヤッター〉

東洋シヤッター (大阪市中央区、 岡田敏夫社長) は8月1日、 ドイツ・ハーマン社との業務提携に伴う国内販売第1弾の高速シートシャッターの販売を開始した。 利便性を高め、 効率を向上させるとともに安全性にも十分に配慮。 屋内用と屋外用がある。 開放速度は秒速1・5b。 作業効率が向上し、 冷気 (暖気) の漏れを最小限に抑える。 ライトグリル (多重光電センサー) や、 ソフトエッジ(物を挟んでも破損を防ぐ)、 アンチクラッシュ(抜き出し停止機能) など、 安全性に配慮。






 

「エアサンドイッチ」の構造


◇窓用の採光断熱材 多層構造で遮熱・断熱〈積水化学工業〉

積水化学工業 (東京都港区、 根岸修史社長) の100%子会社、 積水テクノ成型 (東京都港区、 出原幹也社長) は窓ガラスに装着する採光断熱材 「エアサンドイッチ」 の本格発売を開始した。 高透明ポリエステル(PET) フィルムを積層し、 空気層を持たせた多層構造で遮熱・断熱性が高く、 夏・冬ともに省エネ効果を発揮。 工場やオフィスビルなどを中心に販売する。





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