2011 7/3・10

◇「ガラス技術立社」で成長 20年に2兆円企業へ〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子 (石村和彦社長) は6月28日、 東京都千代田区の東京會舘に報道関係者を集め、 2020年のAGCグループのありたい姿を明確にした。 石村社長は 「ガラス技術立社にかける思い」 を述べ、 現在1・3兆円の売上高を2兆円以上に引き上げ、 売上高の比率を新興地域で30%、 環境関連商品で30%、 新製品で30%にすることを掲げた。 中でもスマートフォン、 タブレットPCなどのカバーガラスに使用される化学強化用ガラス 「ドラゴントレイル (Dragontrail)」 とフロート法による世界最薄の0・1_厚無アルカリガラスを公開し、 両製品をクローズアップして説明。 「コア技術を磨き、 より強い技術を確立して事業を強化したい」 と方針を語った。




 

◇5月は2ヵ月連続増加 マンションが大幅伸び〈国土交通省〉

国土交通省は6月30日、 2011年5月の新設住宅着工戸数が6万3726戸になったと発表。 前年同月比は6・4%増。 2カ月連続で前年同月水準を上回ったものの、 同省は 「厳しい雇用・所得環境などに加え、 東日本大震災の影響もあって、 一部に弱い動きが見られる」 としている。 季節調整済み年率換算値は81万5000戸と4月より2・1%増加した。持ち家は2万3528戸、 前年同月比2・9%減。 19カ月ぶりに減少した。 貸家は2万669戸、 同5・0%減。 8カ月連続減少。 分譲住宅は1万8822戸、 同42・9%増で、 増加は15カ月連続。 分譲のうちマンションは1万6戸、 同138・1%増と大きく伸び、 2カ月連続で増加。 戸建て住宅は8796戸、 同1・8%減。 17カ月ぶりに減少した。




 

◇板ガラス出荷2割減 4月は震災の影響大きく〈板硝子協会〉

板硝子協会 (石村和彦会長) は7月1日、 2011年4月の板ガラス生産・出荷動向を発表。 東日本大震災の影響が大きく、 板ガラスの出荷は2010年同月より2割減少した。 合わせガラス、 強化ガラスの影響はさらに大きく、 出荷は約半減した。 板ガラスの生産は173万3000換算箱、 前年同月比2・4%減と2カ月連続の減少。 出荷は172万2000換算箱、 同19・6%減で、 こちらも2カ月連続の減少。 板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は19万8000換算箱、 同14・5%増と2カ月連続で増加。 出荷は20万5000換算箱、 同2・5%増と3カ月連続で増加した。 フロート板・磨き板ガラスの生産は153万5000換算箱、 同4・2%減。 出荷は151万8000換算箱、 同21・8%減、 生産・出荷とも2カ月連続で減少した。






 

「ブランシェ」


◇カーテンの販売も 7月からトステムブランドで〈LIXIL〉

LIXIL (東京都千代田区) は7月1日、 オリジナルオーダーカーテン 「Brancher(ブランシェ)」 をトステムブランドで販売を開始した。 川島織物セルコンが8月1日から住生活グループの完全子会社になることに伴う。 窓とカーテンを組み合わせた新しい提案を進めることになり、 サッシルートでも、 カーテンの販売を全国で開始する。6月22日、 東京都江東区の川島織物セルコン東京ショールームで新商品について説明した。




 

◇事業再編で営業力強化 間仕切りと自動ドア事業〈三和ホールディングス〉

三和ホールディングス(東京都新宿区、 山俊隆社長) は6月29日、 取締役会を開催。 国内グループ会社で間仕切り事業と自動ドア事業を再編することを決めた。 間仕切り事業は、 同社子会社ベニックスの製造事業を10月1日付で吸収分割し、 7月1日付で設立した新会社 「ベニックス株式会社」 に継承する。 新会社ベニックスは製造に特化し、 主に三和シヤッター工業に製品を供給する。 ベニックスの販売事業は吸収合併によって三和シヤッター工業に継承する。






 

「アケルくん」 と 「耐震ストライク」


◇既存扉に貼るだけ 低コストで地震対策に〈ビュード〉

ビュード (神奈川県大和市、 川端秀明社長、 046・265・6501) は玄関ドアが変形しても少ない力で開閉できる耐震ドアシステム 「アケルくん」 と 「耐震ストライク」 を販売している。 樹脂プレートを既存玄関ドアの戸先と上下に貼り、 錠前の鍵受け (ストライク) を 「耐震ストライク」 に交換するだけなので、 低コストでマンションのスチール玄関ドアの地震対策ができる。





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