2011 6/12・19

◇第4回セントラル硝子 特約店研修会 国内ガラス黒字化へ〈セントラル硝子〉

セントラル硝子 (皿澤修一社長) は6月8日、 東京都文京区の椿山荘で、 全国から120人が参加して第4回セントラル硝子特約店研修会を開催。 同社は2011年3月期の連結決算で売上高1606億円、 営業利益61億円を計上したが、 ガラス事業は19億9500万円の営業損失となり、 前年度より19億1200万円改善したものの、 黒字化は達成できなかった。 皿澤社長はガラス事業の赤字脱却へ向け再度チャレンジする意気込みを示し、 震災の影響から厳しい先行きを予測しながらも 「設備投資はやっていく。 ビジネスチャンスはある。 前向きに取り組んでいきたい」 と考えを示し、 特約店への協力を仰いだ。 研修会は 「異常気象と環境問題」 をテーマに、 天気解説などで知られる森田正光アナウンサーが講演した。




 

◇高遮熱Low―E複層 節電に国内初の銀3層構造〈日本板硝子〉

日本板硝子 (クレイグ・ネイラー社長) は6月15日、 高遮熱Low―E複層ガラス 「ペアマルチエコクール」 を発売する。 国内初の銀3層構造の高性能Low―Eガラスを採用し、 透明性(可視光線透過率65%) を保ちながら日射熱を70%カットする。 最高レベルの遮熱性能を実現したLow―E複層ガラス。 室内からの眺望が良く、 日射熱を大幅にカット、 その上断熱性能にも優れており、 快適な窓際環境を創造できる。 同社100%子会社の日本板硝子ビルディングプロダクツ (鈴木隆社長) を通じて発売する。




 

◇全硝連594万円送る 東北地区本部へ義援金〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)は6月6日、全国の組合員から集まった東日本大震災の義援金を東北地区本部に送った。義援金は594万円集まったという。先に5月10日に50万円を直接届けており、今回は544万円を送金した。東北地区本部傘下の青森県と岩手県にそれぞれ2割、宮城県に6割の割合で分配される。




 

◇東北で復興セミナー メーカーの垣根越え開催〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子 (石村和彦社長)、 AGCグラスプロダクツ (原田伸一社長) などAGCグループは6月2日、 仙台市青葉区のハーネル仙台で災害復興経営支援セミナーを開催。 取引メーカーを問わず東北板硝子卸商業組合、 東北板硝子工事協同組合、 宮城県板硝子商工協同組合などを通じて東北各県のガラス流通業者に声を掛け、 宮城県、 山形県、 福島県などから約40人が参加した。 東日本大震災の影響で被災地の中小企業経営を取り巻く環境は大変厳しい。 ファイナンシャルプランナーの須田一氏を講師に招き、 あまり知られていない公的な資金繰り支援、 助成金支援、 税制減免などについて説明。 経営改善や経営強化につながる情報を提供した。




 

◇窓の断熱性能 「計算法」新しく制定 5月末に指針改正し施行

「住宅の窓を製造し、 または輸入する事業を行う者が当該窓の断熱性に係る品質の一般消費者への情報提供のための表示に関し講ずべき措置に関する指針」 が2011年4月1日から改正施行され、 窓の断熱性能表示へ一本化となったが、 同指針の一部が改正された。 これまで窓の断熱性能(熱貫流率) の確認方法は試験・測定方法しかなかった。 そのためガラスと同じように計算できるように改正、 5月27日に公布・施行された。 これによって窓全てを測定しなくても、 計算法によってガラスとサッシを合わせた完成窓の断熱性能を合理的に計算することができる。 時間的、 コスト的に大きく節約できることになった。






 

「ウインクロス」施工例


◇2種窓組み合わせて 採風段窓 引違いの5倍通風〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ (富山県高岡市、 藤木正和社長) は6月1日、 採風段窓 「ウインクロス」 を発売した。 縦滑り出し窓とFix窓を組み合わせたもので、 開く向きを互い違いにした窓を組み合わせることで、 効率よく通風できる。 風上に窓がない家でも、 外に開く縦滑り出し窓が家の外壁を伝う風を室内に引き込み、 室内外で生じる空気の移動現象によって効率的に換気。 引き違い窓の5倍の通風量を得ることができる。






 

「スムード悠楽」


◇高齢者施設などに 高い気密性・遮音性〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、 木下和彦社長) は6月10日、 マンション用玄関引き戸「スムード悠楽 (ゆうらく)」 を発売した。 医療・福祉施設用引き戸「スムード」 に玄関ドアとして必要な機能やデザイン性を加えた。 シニア向けマンションや、 住宅型老人ホームの玄関用として開発した。 段差の小さい靴ずりのバリアフリー設計。 閉じ際の速度を緩やかにする駆動装置を備える。 開き戸に比べ移動が少なく、 デッドスペースがないので、 高齢者や車椅子使用者の負担を軽減できる。






 

ガラスハンドカッター用当て定規


◇ガラス切り定規と変速機 工具類の修理にも対応〈福岡硝子工具製作所〉

ダイヤモンドガラス切り、 各種ガラス工具、 手動変形コバ取り機 「ダックス」 の製造・発売元として知られる福岡硝子工具製作所 (福岡市南区花畑2ノ4ノ21、 百崎光和代表、 092・403・2105) は、 最近増えているガラス穴開けドリル、 ベルトサンダー、 引き手堀り機などの簡易型ガラス加工機や、 各種ガラス工具の修理などの要望にも積極的に対応している。 同社はこのほど、 ガラスハンドカッター用当て定規の製造・販売を始めた。





ページの先頭に戻る 過去の記事へ