2011 5/29
◇売上高56%増の2500億円 16年3月期 営業益は5倍〈セントラル硝子〉
セントラル硝子 (皿澤修一社長) は5月20日、 2016年3月期を最終とする5カ年の中期経営計画を発表した。@電解液などの「特定事業」を原動力に成長を実現A国内ガラスなどの「ベース事業」の収益改善B10年先をもにらんだ研究開発体制の強化Cグループ経営の基盤強化―の4項目を基本方針とする。2016年3月期には連結の売上高は2011年3月期比56%増の2500億円、営業利益はほぼ5倍の300億円、ROE(株主資本利益率) 11%、株主総還元性向30%台維持を目指す。
◇ベトナムにフロート2窯 13年稼働 太陽電池用など増設〈日本板硝子〉
日本板硝子は5月23日、ベトナムで新しく2基のフロートラインを増設すると発表した。1基は今後も拡大が予想される薄膜系太陽電池基板ガラス生産専用のオンラインコーティング装置設置窯。もう1基は近年拡大の著しいタッチパネル基板用での使用が増加している超薄板ガラス(UFF) 専用生産窯。 投資総額は約3億2000万j (約260億円) で、 両ラインとも2013年内に稼働を開始する。
◇窓の重要性が認知 節電に向け改窓をPR〈全国板硝子卸商業組合連合会〉
全国板硝子卸商業組合連合会は5月24日、 東京都港区のメルパルク東京で第25回通常総会を開催。 2010年度事業と決算、 2011年度事業計画と予算、 東日本大震災の被害見舞いを審議し承認した。 各地区状況報告のほか 「住宅エコポイント」 PR用チラシ作成や2012年板ガラスフォーラム開催について協議した。
◇スマートハウス実証実験〈LIXIL・LIXIL住研・東大〉
LIXIL(東京都千代田区、杉野正博社長)とLIXIL住宅研究所・アイフルホームカンパニー(東京都江東区) は、 東京大学生産技術研究所と共同で、住宅の快適性の実現と省エネルギー技術、 創エネルギー技術、分散エネルギーマネジメント技術の有効性について、共同で実証実験を開始する。東京大学駒場Uキャンパス内に実験住宅 「COMMAハウス(コマハウス)」を建設し、2011年8月〜2016年3月、実証実験を行う。