2011 3/20

◇自動車用生産を拡大へ ポーランドに新工場〈日本板硝子〉

日本板硝子(クレイグ・ネイラー社長)は3月10日、ポーランドに自動車用ガラスの新工場を建設し、同国での自動車用ガラスの生産能力を拡大すると発表した。既存拠点のあるサンドミエシュから南方30`の経済特区に位置するフミエルフ(ワルシャワの南方約200`)に新拠点を建設する。総投資額は約100億円。 第1期は乗用車とトラックなど商用車のフロントガラス(合わせガラス)生産設備を新設し、今年の夏から生産を始める。年間170万枚分のフロントガラス生産能力があり、付加価値工程を増強する。第2期はサイド・リアガラス(強化ガラス)生産設備を新設し、2012年の夏以降の生産開始を計画。年間400万〜500万枚のサイド・リアガラス生産能力を持つ。




 

◇出荷増加4年ぶり〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は3月1日、2010年の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は6年ぶりに増加、出荷は4年ぶりに増加した。合わせガラス、強化ガラス、複層ガラスはいずれも、生産・出荷とも2桁の増加だった。板ガラスの生産は2295万4000換算箱、前年比19・2%増。出荷は2478万1000換算箱、同17・8%増だった。板ガラスのうち、普通板・型板ガラスの生産は221万9000換算箱、同5・4%増。出荷は235万9000換算箱、同11・9%増。生産・出荷とも6年ぶりの増加だった。フロート板・磨き板ガラスの生産は2073万5000換算箱、同20・9%増と6年ぶりの増加。出荷は2242万2000換算箱、同18・4%増と4年ぶりの増加だった。




 

◇自治体の住宅改修支援 39都道府県・1328市区町村に〈国土交通省〉

国土交通省は3月11日、地方公共団体の住宅リフォームに対する支援状況を発表した。2010年10月時点でリフォーム支援制度があるのは39都道府県と、全国1750市区町村のうち1328市区町村。補助だけでなく、融資、利子補給、ポイント発行なども含み、住宅所有者、リフォーム事業者へ直接支援する地方公共団体を集計した。リフォーム支援制度数は約5000件あった。




 

◇住宅エコポイント 2月実施状況 ポイント発行800億円ポイントに

住宅エコポイントの2011年2月末時点の実施状況が3月11日に発表された。2月の住宅エコポイントの申請は6万5854戸と1月より4・0%減少。内訳は新築が3万1113戸(前月比3・2%増)、リフォームが3万4741戸(同9・7%減)だった。申請受け付け開始からの累計は54万4076戸(新築22万8452戸、リフォーム31万5624戸)。






 

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◇太陽光採光システム CO2削減にも室内に太陽の明るさ〈住友スリーエム〉

住友スリーエム(東京都世田谷区)は、「3M太陽光採光システム」の販売を本格化する。同システムは、建物の屋上や外壁に設けた採光部に入射した太陽光(明るさ)を、内部が高反射の光伝送路を利用して室内の放光部へ伝えることで、室内空間に明るさをもたらす。新築のほか、既存の建築物に導入できる場合もある。地球温暖化の原因とされるCO2など温室効果ガスの削減に貢献できる。






 

施工例


◇透明飛散防止に装飾 独自のホワイトカラー〈新江州〉

新江州(滋賀県長浜市=UVグラフィックス部)は、住友スリーエムの透明飛散防止フィルム「スコッチティント」にホワイトカラーのオリジナルデザインをプリントした装飾フィルム「ルミエルド」シリーズを発売している。店舗の窓などに採用され好評という。「ルミエルド」は、デジタル印刷するので、小ロットに対応。小スペースのパーティションや一部分を目隠ししたい窓ガラスなど、好みの場所に利用できる。従来のUV硬化型インキ用プリンターにホワイトインキ機能が追加され、ホワイトの美しい空間を演出できる。企業や店舗のロゴマークなどオリジナルデザインをガラススペースに生かすことができる。





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