2011 1/23

◇業界への恩恵にも期待 エコポイント延長〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は1月19日、東京都千代田区の東京會舘で合同委員会を開催。皿澤会長は「建築業界は住宅、オフィス共に最悪期は脱したといわれるが、本格的な回復はまだまだ。今年も住宅エコポイントの拡充、延長が決まり、地球温暖化問題の解決に貢献しつつ、板ガラス業界にも恩恵をもたらしてくれるものと期待している」と述べ、エコガラスの普及に取り組むとともに、板硝子協会の役割と存在意義を見直しながら業界の発展に貢献する考えを示した。






 

NSGガラススクエア


◇東京・浜松町に展示ルーム 「NSGガラススクエア」〈日本板硝子〉

日本板硝子(クレイグ・ネイラー社長)と日本板硝子ビルディングプロダクツ(鈴木隆社長)は1月4日、東京都港区浜松町にある住友不動産東新橋ビル6号館1階の日本板硝子ビルディングプロダクツ内に展示ルーム「NSGガラススクエア」を開設した。約40平方bの広さで、20種の建築用ガラス製品を展示する。ほかに、ガラスサンプルはほぼ全てストックしている。




 

◇独自の窓性能表示研修会 完成品取り組みを加速〈山田硝子店〉

山田硝子店(大阪市平野区、安藤康隆社長)は1月17日と21日、本社に取引販売店を集め、窓の断熱性能表示制度改正についての研修会を開催した。同制度をメーンとする独自の説明会を開いたガラス・サッシ流通業者は全国でも初めてと思われ、流通業界の先陣を切って窓の完成品化への対応に取り組む。安藤社長は「完成品を出荷しているメーカーがさらに力を入れ、直販という形などもいわれているが、われわれ流通は指をくわえて見ているだけでは駄目。不安がらずに商売の新しいチャンスと捉えて取り組んでいきたい」と決意を語った。




 

◇出荷がマイナスに〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は1月1日、2010年10月の板ガラスの生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は11カ月連続で前年同月より増加したものの、出荷は11カ月ぶりに減少に転じた。合わせガラスと強化ガラスはいずれも生産・出荷とも前年同月より減少に転じた。複層ガラスは好調で、生産・出荷とも大幅に増加した。板ガラスの生産は224万5000換算箱、前年同月比18・2%増、出荷は218万換算箱、同2・1%減だった。






 

非溶接工法(サッシ固定部のイメージ)


◇非溶接で火気なく安全 業界初RC造サッシ施工に〈YKKAP〉

YKKAP(東京都千代田区、田忠裕社長)は、鉄筋コンクリート構造建築物(RC造)のサッシ施工時に、溶接を用いずに無火気でく体に固定する「非溶接工法」を開発。1月20日から受注を開始した。粘性のある高強度樹脂剤の硬化による接合方式を用いた、業界初の工法(特許出願中)。ビル用サッシ施工で一般的な、アーク溶接での問題点を全面的に改善。火災リスクがなく、雨天時でも作業できるので工程管理がしやすい。




 

◇台湾、タイに進出 5年後売上70億〜100億円へ〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)はこのほど、台湾台北市の大同業股有限公司(大同アルミ)、タイ・サムットプラカーン県のムアントン・アルミニウム・インダストリー・カンパニー・リミテッド(ムアントン社)とそれぞれ建材事業で業務提携し現地法人を立ち上げることに基本合意したと発表。5年後には台湾、タイ合わせて年間70億〜100億円の売り上げを計画しており、アジア市場での建材事業拡大に努める。






 

竹炭を内蔵した棚板


◇竹炭入りの棚板 脱臭・調湿効果に優れる〈セイキ販売〉

セイキ販売(東京都練馬区、守谷守社長)はこのほど、竹炭を内蔵した玄関収納・げた箱用の棚板を発売した。脱臭効果と調湿効果が高い。竹炭の特性を残して板状にすることは難しいが、同棚板には、初めて竹炭の特性を壊さずに板状にすることができた竹炭ボードを使用している。竹炭には微細な穴が無数にあり、一般の木炭の穴の3倍程度の表面積があるといわれる。臭いの元になる酢酸やアンモニアなどの原因物質の吸着に優れた効果を発揮する。





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