2010 12/5

◇住宅着工低調も増加 持ち家は持ち直しの動き〈国土交通省〉

国土交通省は11月30日、2010年10月の新設住宅着工戸数を発表した。貸家は減少したものの、持ち家と分譲住宅が増加したため全体では5カ月連続で増加した。10月の新設住宅着工戸数は7万1390戸、前年同月比6・4%増加。季節調整済み年率換算値は81万3000戸となった。新設住宅着工床面積は645万7000平方b、同10・1%増で、8カ月連続の増加だった。住宅着工戸数は持ち直しの動きが見られるものの、依然として低い状況が継続している。同省は「依然として厳しい雇用・所得環境は続いており、当面、予断を許さない状況が継続すると見込まれ、今後の動向を十分注視していく必要がある」としており、経済対策の効果を期待する。




 

◇入札参加資格を取得 自分たちで仕事取る〈大阪府板硝子商工業協同組合〉

大阪府板硝子商工業協同組合(藤森道也理事長)は昨年から準備を進めていた組合としてのガラス工事業の建設業許可を10月1日付で取得。大阪府が発注する公共工事物件の入札参加資格を得るため経営事項審査の申請も行い、11月11日付で通知書が届いた。今後、大阪府の公共施設や学校などに、建築業者を通さず窓の改修工事ができることをPRしていく。




 

◇出荷は13.5%増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は12月1日、2010年9月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラス、合わせガラス、強化ガラス、複層ガラスはいずれも、生産、出荷とも2009年同月を上回った。 板ガラスの生産は193万5000換算箱、前年同月比28・3%増、出荷は214万2000換算箱、同13・5%増で、いずれも10カ月連続で増加した。板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は21万5000換算箱、同38・1%増と増加に転じた。出荷は19万9000換算箱、同14・5%増と11カ月連続の増加だった。フロート板・磨き板ガラスの生産は172万換算箱、同27・2%増、出荷は194万3000換算箱、同13・3%増。どちらも10カ月連続で増加した。




 

◇生産台数下げ止まり リニューアル市場開拓を〈全国自動ドア協会〉

全国自動ドア協会(今村雄二郎会長)は11月24日、2010年度上半期の自動ドア生産台数と10年度通期の見通し、同協会が取り組んでいる安全対策などを発表した。上半期実績を踏まえた10年度通期の総生産台数見通しは12万8000台、国内が10万7000台、海外は2万1000台で、いずれも09年度並みを見込み、下げ止まった感はある。国内の生産台数見通しの10万7000台には取り換え台数を約25%含む。新築物件の伸びが見込めないことから、今後もリニューアル市場開拓に力を入れる。






 

L形ジョイントセットの施工プラン例


◇L形、T形に仕切る 間仕切り壁にジョイント〈新日軽〉

新日軽(東京都江東区、杉本正和社長)は12月1日、可変間仕切り壁「スタイルシフトウォール」のジョイント部材(L形とT形)を発売した。「スタイルシフトウォール」に連結することで、部屋の一部に壁で仕切った空間をつくり出すことができる。家族構成の変化やレイアウト変えの際、「スタイルシフトウォール」にジョイント部材を組み合わせて、直線に間仕切られていた部屋をL形やT形にも間仕切ることができるようになる。






 

目玉焼きもできる発熱ガラスを中小企業展に出展


◇ガラス上で卵焼き 発熱温度を自在に制御〈ウォームガラスプロダクツ〉

発熱ガラスのメーカー、ウォームガラスプロダクツ(東京都小平市、宮澤和弘社長、042・349・0217)は11月10日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「中小企業総合展」に出展。卵を焼いたり、ポップコーンを作ったりすることができるガラスの熱板をPRし、注目を集めた。





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