2010 11/7

◇Low─E製造を倍増 年間1300万平方b能力に〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)はLow―Eコーティングガラスの製造能力を2012年4月から年間1300万平方bに倍増する。鹿島工場(茨城県神栖市)で現在稼働中のLow―E製造設備に加え、約30億円を投じて国内最大の年間680万平方bの製造能力を持つ最新鋭コーティング設備を導入する。同社が得意とするスパッタリング法によるコーティングの多層化をさらに進めることで、エコガラス(Low―E複層ガラス)の高性能化や豊富なカラーバリエーションが可能になる。Low―Eガラスの性能面、意匠面、数量面で一段と差別化を図る考え。




 

◇第45回国際建築設計競技 権威ある不動のコンペに〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は10月23日、「第45回セントラル硝子国際建築設計競技」の2次審査を公開面接方式で行い、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選4点を決定した。併せて1次審査で受賞が決まった佳作10作品も表彰した。課題の「都市環境に寄与する集合住宅」に応募のあった527点(うち海外28カ国188点)の中から1次審査を通過した7作品をノミネートし、審査委員の前でそれぞれがプレゼンテーション。質疑応答後、各審査委員が選定理由を述べながら3点を選び、最終3作品の中から最優秀賞と優秀賞2点を決定した。最優秀賞は、中国大都市再開発の谷間で昔からの生活のたたずまいを見せる胡同(フートン)の通りと壁面を木質系建材で覆う案を提示したティエン・チョウさん(中国、フリー)の作品に決まった。




 

◇トステム・INAX・新日軽など5社合併 11月4月「株式会社LIXIL」に〈住生活グループ〉

住生活グループ(杉野正博社長)は連結子会社のトステムを存続会社に、INAX、新日軽、東洋エクステリア、LIXILの5社を合併、存続会社の商号を「株式会社LIXIL」に変更する基本方針を固めた。合併日は2011年4月1日。これまでの商材ごとの事業会社を統合し、「国内営業」「海外事業」「金属建材事業」「水回り事業」といった機能別のカンパニー組織として再編する。これによって顧客に対し既存の商材の枠組みを超えた総合的なソリューションを提供できる体制へと変更する。






 

◇内窓インプラスに新機能 ほこりが付きにくい〈トステム〉

トステム(東京都江東区、大竹俊夫社長)は、業界初のほこりを寄せ付けず手入れが簡単な「ダストバリア」機能を開発。防音・断熱内窓「インプラス」全機種を来春までに「ダストバリア」仕様にモデルチェンジする。デザインも一新し、表面のつやを抑えたマット調なし地の高級感のある仕上げとした。新仕様はこれまでと同価格帯に設定する。11月1日、全国で一部機種の先行発売を始めた。「ダストバリア」は「ほこりが付きやすく手入れが面倒」という声に応えた、業界初の新機能。静電気の帯電を防ぐ素材を練り込んだ新素材の樹脂をサッシ部分に使用したことで、ほこりを付着しにくくした。






 

「クイックセーバー・フレクシーSR─F」


◇シャッター製造2社 エコマークを取得〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、木下和彦社長)の高速シートシャッター「クイックセーバー」と、文化シヤッター(東京都文京区、茂木哲哉社長)の高速開閉・高気密性のシートシャッター「エア・キーパー大間迅(だいまじん)」シリーズ製品がいずれも10月5日、エコマークを取得した。エコマークは、さまざまな商品とサービスの中で、生産から廃棄までのライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられる環境ラベル。再生材料の使用や有害化学物質の使用制御、省エネルギーなど総合的な観点から評価された商品に認定される。エコマーク事業は、財団法人日本環境協会が実施している。





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