2010 9/19・26
 

◇【原田伸一社長に聞く】Low─E爆発的伸び 高機能化を確かなものに〈AGCグラスプロダクツ〉

AGCグラスプロダクツ(東京都台東区上野4ノ24ノ11)は8月開催の取締役会で足立敏一社長が退任し、後任の社長に取締役製造本部長の原田伸一氏が就任した。同社は2007年5月、旭硝子板ガラスカンパニーの建築用加工ガラス部門、旭硝子建材販売、エイ・ジー・シーアックスが合併して発足。旭硝子グループの国内建築用加工ガラス事業の開発・製造・営業のすべての事業を一体運営し、板ガラスメーカーの国内販売体制再編の先駆けとなる施策を進めてきた。原田社長は製品開発、鹿島工場でのLow―Eガラスの生産管理を含め、本社での加工ガラスの生産管理業務の経験も長い。社長就任にあたり、建築動向、年初からの販売状勢、需要の高機能化への動き、今後の抱負などを聞いた。






 

左からハイアールの趙斌住宅製品本部本部長、張瑞敏会長、住生活グループの潮田洋一郎会長、杉野社長=記者会見で


◇中国で建材販売を強化 ハイアールと合弁事業〈住生活グループ〉

住生活グループ(東京都中央区、杉野正博社長)は9月15日、中国の海爾集団(ハイアール、山東省青島市、張瑞敏=チョウ・ズイビン=会長兼CEO)と、今後の成長が期待できる中国市場で建材・住宅設備機器商品の販売を強化するため、合弁事業の推進について協議を開始することに合意し、基本合意書を締結した。同社は、グローバル事業の拡大を経営の重要テーマとしており、中国を基点としたアジアでの業容拡大に向けた展開を加速させるため中国大手企業との提携を検討してきた。ハイアールは中国の家電大手。中国は住宅産業の多様化、個性化が進んでおり、ハイアールは高い設計力、住宅製品提供力のあるパートナーとの提携を考えていた。




 

◇住宅エコポイント 1年延長を閣議決定 国費1400億円程度充てる

政府は住宅エコポイント制度を2011年12月末まで1年延長することを9月10日に閣議決定した。エコ住宅の新築、介護にも役立つバリアフリーリフォームを含めたエコ住宅へのリフォームに対してポイントを発行する。住宅エコポイント制度の延長には「経済危機対応・地域活性化予備費」を活用した国費1400億円程度を充てる。 政府は円高、デフレへの緊急対応として、「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」をまとめた。為替・金融面の対応に加え、急速な円高が実体経済にもたらす下振れリスクに対しては、「雇用」「投資」「消費」の基盤づくりなどによって内需の下支えを図ることで、その負の影響を最小限に食い止める。






 

「セーフキーパー」の仕組み(勢いよく閉めると戸先側のストッパーが障子を止める)


◇2商品にキッズD賞 ブレーキ機構と電気錠〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)はサッシ・引き戸のブレーキ機構「セーフキーパー」と玄関ドア電気錠「キーガル」の2商品で「第4回キッズデザイン賞」を受賞した。同賞は「子供たちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を開くデザイン」「子供たちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度。






 

スーパービバホームちはら台店


◇エコストア1号店 千葉のスーパービバホーム〈トステムビバ〉

住生活グループの傘下で、ホームセンターを展開するトステムビバ(埼玉県上尾市、豆成勝博社長)は9月15日、環境に配慮した店舗づくり・運営を行うエコストア1号店として、千葉県市原市に「スーパービバホームちはら台店」をオープンした。ホームセンター店舗としては業界初となる大掛かりなエコに取り組む。太陽光発電パネルの搭載や無水小便器を採用するなど、環境に配慮した店舗づくりを行っている。来客のエコ活動もサポートする。同社は今後、エコストアを他地域にも展開していくとともに、既存店でもエコ活動を推進していく。オープンに先立ち、8月28日には、地域住民約200人が参加して店舗周りの敷地に植樹した。






 

「新日軽防潮板」パネル本体は軽量で強いアルミハニカムパネル


◇浸水被害に確かな備え 軽量・強い止水板 アルミハニカムパネル採用〈新日軽〉

近年都市部でのゲリラ豪雨の発生が多く、建物への浸水による家財の損傷や下水管からの逆流による水害対策として止水板の需要が高まっている。新日軽(東京都江東区、杉本正和社長)は、1961年から、大雨や台風による浸水対策として止水板「新日軽防潮板」を販売している。店舗、マンション、地下街の出入り口、立体駐車場など浸水の恐れがある場所に設置でき、年間80物件程度の設置実績がある。






 

建物の壁画などに塗布


◇特許取得の独自技術 光触媒防汚コーティング〈川重商事〉

川重商事(大阪市北区、06・6225・3155=大阪本部産業機械部二課)はセルフクリーニング効果のある光触媒コーティング材「フォリウム」を販売している。建物の外壁などに塗布すると、太陽光(紫外線)と雨が当たることで付着した汚れを分解して洗い流し、汚れが付きにくい状態にする。





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