2010 9/12
 

1階の体感スペース


◇新ガラス文化創出へ 建築ガラス体感スペース〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子は10月16日、東京都中央区に建築用ガラスの機能を体感できるスペース「AGCstudio」を開設する。「AGCstudio」は、ガラスに関心のあるプロと一般消費者が、気軽に立ち寄ってガラスの機能を体感し、使い方を相談できる場を目指す。来場者とのコミュニケーションとコラボレーションを通じて、これまでにないガラスの使用方法を追求し、新しいガラス文化の創出に挑戦する。全体プロデュースは東京大学生産技術研究所講師の太田浩史氏、会議室・オフィスなどの設計は乾久美子建築設計事務所の乾久美子氏が担当した。




 

◇Low─Eを認定 進入できる開口部〈東京消防庁〉

東京消防庁は板硝子協会が東京消防庁に対して照会を行っていた「低放射ガラス(Low―Eガラス)に係る有効開口部としての取り扱い」について、7月28日付で「外部から開放し、または容易に破壊することにより進入できるもの」として認定した。東京消防庁は7月8日に板硝子協会会員の日本板硝子の千葉工場で実施した窓ガラス破壊試験に立ち会った結果を検討して認定した。これまで、消防法施行規則第5条の2に規定されるガラスの種類による無窓階判定基準には低放射ガラスが含まれていなかった。そのため、低放射ガラスを用いた複層ガラスなどは無窓階と判定されていた。




 

◇マンション改修提案 野村不動産とキャンペーン展開〈住生活グループ〉

住生活グループ(東京都中央区、杉野正博社長)は野村不動産ホールディングス(東京都新宿区、鈴木弘久社長)と共同で、野村不動産グループが管理するマンション・戸建て住宅の居住者にリフォームを提案するキャンペーンを展開している。両グループとも、ストック需要であるリフォーム事業は長期的な成長を期待でき、住宅居住者の快適性の一層の向上を目指す考えが一致した。キャンペーン第1弾は「住宅エコポイント&ワンデーリフォームキャンペーン」、第2弾は「マンション・戸建て住宅への水回りリフォームパック」で、10月に実施する。




 

◇板ガラス出荷21%増 増加は7ヵ月連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は9月1日、2010年6月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスは生産・出荷とも7カ月連続で前年同月実績より増加した。合わせガラス、強化ガラス、複層ガラスも生産・出荷とも増加した。板ガラスの生産は198万9000換算箱、前年同月比37・5%増、出荷は216万8000換算箱、同21・5%増。板ガラスのうち普通板・型板ガラスの生産は17万3000換算箱、同29・1%増と2カ月連続で増加、出荷は21万換算箱、同11・1%増と8カ月連続増加。フロート板・磨き板ガラスの生産は181万6000換算箱、同38・3%増。出荷は195万7000換算箱、同22・7%増。生産・出荷とも7カ月連続増加。合わせガラスの生産は138万7000平方b、同25・0%増と8カ月連続増加。出荷は129万9000平方b、同19・5%増と7カ月連続で増加。出荷のうち建築用は12万7000平方b、同7・3%減と3カ月連続の減少。強化ガラスの生産は271万9000平方b、同28・9%増と7カ月連続で増加、出荷は270万6000平方b、同29・2%増と8カ月連続増加した。複層ガラスの生産は123万3000平方b、同18・2%増。出荷は121万2000平方b、同21・0%増。生産・出荷とも5カ月連続増加。






 

◇日本の風土になじむ色 サッシ、EXなど新色〈新日軽〉

新日軽(東京都江東区、杉本正和社長)は7月21日、アルミ樹脂複合サッシ「ファインフレーム」「アルプラクラス」など住宅建材商品と、ウオールエクステリア商品の新色として「プライムブラウン」を発売した。色相は「黄赤」に属し、ブラウンの中でもグレイッシュな色味。低彩度色で、最近の主流である落ち着いた住宅外壁色、内装色に合わせた。日本の伝統色である「柿渋」の色味に近く、彩度、明度を抑えることで、古色仕上げを表現した。日本の風土、街並みになじむ飽きのこない色調。  対応商品は、「ファインフレーム」「アルプラクラス」のアルミ型材外観色、断熱出入り口引き違い戸、後付けシャッター、後付け雨戸、キャットホームズ、換気扇内蔵サッシ、デザインFix窓、デザイン突き出し窓、デザイン額縁、スピーディ、サンフラワーひまわり、サンフラワー窓花、窓手すりSK型・EK型、面格子S型・E型、ベランダ手すり「デュアルライン」、テラス「ファインテラス」、ひさし「デザインひさし額縁タイプ」。






 

窓を通して社会に貢献するマテックスの松本社長


◇「CSR大賞」候補に 窓のエコ化で社会貢献〈マテックス〉

板ガラス、サッシ建材卸商社のマテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)はこのほど、「CANPAN CSR大賞2010」の大賞候補に選ばれた。同賞は、CSR(企業の社会的責任)に取り組んでいる企業を奨励し、その取り組みをさらに応援することが目的。日本財団主催。一般市民がインターネットによる投票で大賞を選ぶ。最近は利益追求だけでなく、社会貢献やCSRに力を入れる企業が増えている。応募した約50社の中から大賞候補に選ばれたのは12社。同社のほかサッポロビールHD、積水ハウスなど。同社のテーマは「『窓』を通して社会に貢献する」。窓は極めて社会性の高い商品でありながら、その認識が業界内外ともに高いとはいえない。同社はガラス、サッシの窓製品を小売販売店に卸すという「卸の精神」を貫きながら、一般生活者に向けて、エコ窓普及促進会(同社が運営)を中心に自治体やNPO法人、CSR推進企業と連携して、窓の断熱改修の重要性を啓蒙(けいもう)している。こうした活動が評価され、大賞候補に選ばれた。





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