2010 7/18・25
  

あいさつする皿澤修一会長


◇省エネと防犯・防災が柱に〈機能ガラス普及推進協議会〉

機能ガラス普及推進協議会(皿澤修一会長)は7月14日、東京都千代田区の東京商工会議所ビルで2010年度代表者会議を開催。来賓に尾畑英格経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長補佐を迎えた。09年度は「防犯」「防災」「省エネ」を3本柱とし、ホームページ「ガラスタウン」やパンフレットを活用したPR、地方行政組織への訪問とPR、地域イベントへの協力に力を入れた。10年度は09年度の活動を継続し一層充実させるが、住宅エコポイント制度と窓性能表示への対応が中心の課題となる。






 

通常のガラスと区別するため所定のマークを表示している


◇ガラス入り特定防火 ガラス厚6_、3タイプ〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は7月6日、ガラス入り特定防火設備「スーパーファイアレックス」を発売した。「スーパーファイアレックス」は、ガラスの厚みが6_(両開きドアタイプは6・5_)で、60分の防火性能を満たす。使用するガラスは一般のフロート板ガラスに特殊な熱処理加工を施し、特に火災の際に威力を発揮する機能を持たせた耐熱強化ガラス。ガラスとサッシ枠と一体で、国土交通大臣から認定された「特定防火設備」として幅広く使用できる。






 

「縦すべり出し窓採風モデル」の「T・T+F」施工例


◇組み合わせて採風 縦滑り出し窓ユニット〈トステム〉

トステム(東京都江東区、大竹俊夫社長)は7月1日、ユニット窓シリーズ「縦すべり出し窓採風モデル」を発売した。開く向きや組み合わせ方を工夫して、住宅密集地でも効率よく室内に風を取り込む。「シンフォニーウッディ」「シンフォニーマイルド」「デュオPG」に対応。 同社の研究では、縦滑り出し窓のつり元の位置を工夫することで、引き違い窓に比べて約10倍の通風量を確保できることが分かった。「縦すべり出し窓採風モデル」は、研究結果を踏まえて効率よく風を取り込んで室内に回せる組み合わせをユニット化した。






 

東京スカイツリータワー


◇スカイツリーに施工 アルミパネルCW4300枚〈新日軽〉

新日軽(東京都江東区、杉本正和社長)は東京都墨田区に建設中の「東京スカイツリー」の塔体シャフト部外壁のアルミハニカムパネルカーテンウオールの施工工事を受注し昨年8月から施工している。「東京スカイツリー」は2011年12月完成予定で、自立式電波塔としては世界一の高さ(634b)となる。外側の塔体鉄骨部は3月29日に自立式電波塔として日本一の高さを更新したため、同社施工の外装カーテンウオールも、施工高さ日本一だった「横浜ランドマークタワー」の296bを超えた。同社が施工するのは、塔体鉄骨内側の塔体シャフト部外壁のアルミハニカムユニット。幅1310×高さ5000×厚さ175_を専用パレットに2枚搭載し、現場に搬入後、外装専用の搬送機で上層部に搬送し、施工している。約4300枚のユニットパネルを高さ約500b施工の予定。






 

大村社長所有の型板ガラスの一部(旭硝子「なると」=左=日本板硝子「ダイヤ」)


◇古い型板探しています 業界の歴史残したい〈大村兵板硝子店〉

かつては板ガラスメーカーがこぞって多くの種類を発売していた型板ガラス。近年はめっきり品種が少なくなったが、ガラスのさまざまな模様に懐かしさや愛着を感じる人は多いだろう。和風建築や木製障子によく合うので、その良さはもっと見直されていいはずだ。大村兵板硝子店(大阪府東大阪市、072・962・2727)の大村宗一郎社長は、型板ガラスの魅力を後世に残そうと廃盤になった商品を集めている。全国に協力業者を持つ店装ガラス工事のネットワークや、大阪府板硝子商工業協同組合で長年専務理事を務めるなど、人脈の豊富な大村社長がこれまでに集めた型板ガラスは約60種。「業界の歴史として残したい」と集めているが、廃盤品を板ガラスメーカーや流通業者が在庫しているケースは少ない。はまっているガラスを割れ替えの仕事の際に見つけるといった方法以外に見つけることは難しいようだ。





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