2009 11/15・22
  

皿澤修一社長


◇第44回国際建築設計競技 海外から応募は半数 より権威あるコンペに〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は10月31日、「第44回セントラル硝子国際建築設計競技」の2次審査を公開面接方式で行い、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選4点を決定した。併せて1次審査で受賞が決まった佳作10作品も表彰した。課題の「まちの寄合所」に応募のあった744点(うち海外42カ国369点)の中から1次審査を通過した7作品をノミネートし、審査委員の前でそれぞれがプレゼンテーション。質疑応答後、各審査委員が選定理由を述べながらそれぞれ3点を選び、チェック加点が最も多かった1作品を最優秀賞に、次の2作品を優秀賞に決定した。最優秀賞はイラクで爆撃やテロによって破壊された街の道路をじゅうたん(じゅうたん模様のモザイク)で再生する案を提示したファン・カルロス・ユージン・ソレル氏(英国)の作品に決まった。




 

◇補正予算見直し 執行停止を逃れる スクール・ニューディール耐震化とエコ改修

民主党政権となって2009年度補正予算が見直しとなり、文部科学省関連は1兆3173億6600万円のうち25・7%に当たる3387億2800万円が執行停止となった。その中で「スクール・ニューディール」構想関係の耐震化とエコ改修工事は執行停止対象からほとんどが逃れた。「学校耐震化の早期推進、太陽光パネルをはじめとしたエコ改修の拡大(公立)」の補正予算額2640億7800万円のうち執行停止額は127億4100万円。交付決定済み2379億4400万円は執行停止額ゼロだった。中でも「耐震化(補修・改築)」1795億8300万円、「エコ改修」583億2300万円の補正予算額は共に執行停止ゼロだった。ただ、新築、耐震化事業と併せて実施する増築事業など「耐震化(新築・増築)」は地方公共団体からの申請が見込まれないため、補正予算額261億7200万円のうち127億4100万円が執行停止となった。




 

◇戦略策定機能を強化 ガラストップは遠藤副社長〈旭硝子〉

旭硝子のAGCグループは、中長期的な市場環境変化を見据え、2010年1月1日付でグループの戦略策定機能と生産技術機能の強化に向けた組織変更を実施する。グループ戦略策定機能を担う「グループ戦略室」を設置。グループ戦略室をバックアップし、社長業務執行を補佐する「社長室」を設置する。全社横断的に生産技術開発を強化するため「生産技術センター」を設置する。経営企画室、技術企画室、新事業推進センターは2009年12月31日付で廃止する。






 

マンションの玄関ドアなどを展示した。


◇集合住宅開口部改装に特化 SR大阪に専門コーナー設置〈トステム〉

トステム(東京都江東区、潮田洋一郎社長)は11月15日、大阪・南港の「トステムショールーム大阪」内に「窓・ドアのマンションリフォームコーナー」を開設。同10日、同ショールームで記者会見を開き、同社のマンション改装市場への取り組みなどを説明した。同社は近年増加するマンションリフォーム需要に対し、インターネットとショールームを活用した営業を展開していく方針。同コーナーでは一般消費者にも分かりやすい展示を心掛け、マンション管理組合など一般消費者に直接訴え掛ける。






 

12月1日に社長に就任する杉本正和専務


◇新社長に杉本専務 12月1日付中嶋社長は会長〈新日軽〉

新日軽(東京都江東区)は11月9日に臨時取締役会を開催。12月1日付で社長に杉本正和専務が昇格することを決定した。中嶋豪社長は代表権のある会長に就任する。  同社は昨年度、本年度と生産を中心とした構造改革を終え、収益力の回復が視野に入った。その総仕上げとして販売部門、管理間接部門を含めて、市場に見合った体制に組織を改正するに当たって、来年度の経営計画編成時に社長交代を行い、新体制で経営再建に取り組むことにした。






 

ロック機能付き「アイテクト」


◇大型外装向けも 可動ルーバー面格子〈ナカムラ〉

ナカムラ(兵庫県尼崎市、中村孝社長)は10月29、30日の2日間、尼崎市の尼崎市中小企業センターで開催された「あまがさき産業フェア2009」に出展。「大型外装可動ルーバー・システム」、可動ルーバー式非常開放面格子「アイテクト」の新製品、参考出品のソーラーパネル内蔵ルーバーを展示した。  「大型外装可動ルーバー・システム」は幅広タイプのルーバー羽根を採用し、広い面積の窓向けに開発。外装ルーバーとして遮光性や通風性に優れ、省エネ効果が高い。最大幅2600×高さ3500_のシステムを1つのハンドルで開閉できる。ハンドル操作は軽い力で、小さな角度でも羽根が大きく動く。






 

人気の「ポータブルポニー」と「ポニーワイド」


◇小さくても力持ち 折り畳み式搬送車が好評〈日本ベンリー〉

ガラス・サッシ機材省力化に対応する日本ベンリー(大阪市阿倍野区、横田智文社長)は、マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)が開催した展示会「マテックスフェアー」に出展した。マテックスフェアー出展は30回目。たくさんの来場者に同社製品を実際に見て、触って良さを実感してもらう場として活用している。
 最近は折り畳み式ガラス・サッシ搬送車「ポータブルポニー」が人気で、ガラス・サッシ業者だけでなく、内装業者からの問い合わせが多いという。横田治雄専務は「人の3倍、4倍の力があり、ガラスのほかパーティションや合板などの運搬にも使用されており好評だ。折り畳むと場所をとらないので、エレベーターにも積み込むことができる」と使いやすさをPR。
 「ポータブルポニー」は200`積み。ガラスなどを運ぶ荷台はゴム製、背もたれ部分はポリウレタンを張り付けており、積み荷に傷が付かないよう養生している。背もたれ部分は折り畳みが可能で、つまみを引くだけで簡単に畳め、現場持ち込みにかさばらない。強力なブレーキ付きの安全設計。
 「ポニーワイド」は400`積み。「ポータブルポニー」を生かした設計で、背板を厚くし、支柱木部も角材を太くして強度を高めた。強力なブレーキ付きで、キャスターが6輪に増え、より安全に走行できる。幅300_以下の細長いガラスの積み込みが可能。背板のT形ロープ掛けフックが上、中、下の3カ所に取り付けてあり、ガラスなどをロープで固定するのに便利。荷台と背もたれ部分の養生、折り畳みができる点は「ポータブルポニー」と同様。同製品も内装関係の会社に好評という。




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