2009 9/20・27
  

新会社設立について説明する杉野正博社長(右)と新会社の吉池富士夫社長


◇購買・物流を統合 シナジー創出の第一弾〈住生活グループ〉

住生活グループ(杉野正博社長)は9月15日、事業子会社のトステム(潮田洋一郎社長)とINAX(川本隆一社長)の購買・物流機能を統合し、シェアード・サービス会社「株式会社住生活サプライ」を10月1日に設立すると発表した。グループ各社の重複部分の統合、相互活用を進めており、特に収益性向上のため、各社に重複する本社機能・サービス機能のシェアード・サービス化を検討してきた。購買・物流の一本化で2011年3月期に購買部門で7億円、物流部門で10億円のシナジー効果を見込む。東京都中央区の同社で杉野社長と新会社の吉池富士夫社長が新会社設立について説明した。




 

◇危機時計11分後退 危機意識は依然高い〈旭硝子財団〉

旭硝子財団(瀬谷博道理事長)は9月9日、東京都千代田区の東京會舘で「第18回地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の調査結果を発表した。世界中で高い関心を集めている地球環境問題に対し、1992年から毎年、世界の環境有識者を対象に環境アンケート調査を実施している。今回は世界93カ国、757人に及んだ。調査結果によると、毎年実施している環境危機時計は9時22分(世界平均値)となり、調査開始以来最も針が進んだ昨年から11分後退した。これは過去3番目に高い数値であり、依然として危機意識が高いことが伺える。海外の平均が9時32分(6分前進)に対し、日本は9時8分(34分後退)と大幅に後退したことが影響している。






 

表紙


◇エコガラス教育絵本 小学校高学年・中学生向け〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)はこのほど、小学校高学年・中学生向け環境教育用絵本『エコガラスブック〜ふしぎガラスが地球を救う〜ガラスガイド@』を発行した。親しみやすいキャラクターと図表を用いて、太陽光の波長による役割の違いやエコガラスの仕組みを分かりやすく説明する。






 

全開時袖扉と連動してシャッターが自動閉鎖


◇袖扉と連動自動閉鎖 防火防炎シャッター〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、山俊隆社長)は10月1日、「袖扉連動防火(防煙)シャッター」を発売する。火災時に熱や煙を感知すると、袖扉(避難用子扉付き防火扉)が自動で閉鎖した後、シャッターが連動して自動閉鎖する。建築基準法で定める防火(防煙)区画に設置する特定防火設備。






 

◇太陽光発電を搭載 設置困難な住宅や+αに〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、藤木正和社長)は8月25日、太陽光発電システムを搭載したカーポート2種を発売した。アルミプレートトラス構造の技術を用い、軽量で高い強度を持つ「M・シェード」と、耐風圧性能が高い折板カーポート「G―1」に太陽光発電タイプを設定。躯(く)体の強度や家屋・屋根形状から太陽光発電システムの設置が難しい住宅や、発電面積を広げるプラスアルファとして提案する。






 

駅や地下街などさまざまな場所に「気配りミラー」


◇防犯、気配りに 用途が多彩な凸面鏡〈コミー〉

コミー(埼玉県川口市、小宮山栄社長)は防犯鏡「気くばりミラー」の販売を始めて30年以上の実績がある。高級アクリル製の凸面、特殊プラスチック製のフラットタイプなどさまざまなタイプがある。コンビニエンスストアなど店舗の天井に取り付けられているが、地下街の通路、病院、学校、駅などでも使われている。店舗では接客向上と気配り、銀行のATMでは背後の不安解消、病院では衝突防止、車庫の出口では安全確認と快適発進を実現する。変わったところでは、飛行機の棚の中に取り付けて忘れ物を防いだり、エレベーターに設置して乗り込む人の安全を確保する。





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