2009 5/31
◇防災に有効なガラス ガイドラインを小冊子に〈板硝子協会〉
板硝子協会はこのほど、「防災に有効なガラスのガイドライン」の一部を抜粋して紹介するパンフレット『ガラスからはじめる防災対策』(A4判八n)を作製した。地震や台風の際に飛来物などで窓ガラスが破損すると、ガラスの破片がけがの原因や避難の妨げになる。激しい風圧でガラスが割れると、室内に強風が吹き込み大きな被害が発生する。同ガイドラインは、同協会が財団法人日本建築防災協会に依頼して、独立行政法人建築研究所による「板ガラス面垂直方向の重量物衝撃実験」のデータと、過去の知見を基に作成した。
システムキッチン「ヴィートワン」
◇「ヴィートワン」価格設定はシンプルに〈トステム〉
トステム(東京都江東区、潮田洋一郎社長)は6月1日、システムキッチン「ヴィートワン」を発売する。施主によって好みが分かれる扉の色、カウンターとつり戸棚の高さ、IHクッキングヒーター、ガラストップガスコンロといった各種プランは、どれを選んでも同一価格の80万円(税別)。消費者にとって分かりやすく、プロユーザーは見積もりを簡素化できる。同社はシステムキッチンを第一弾とし、シンプルで分かりやすい商品群をサッシ、玄関ドア、システムバスルーム、内装建材などで展開していく方針。5月26日、本社で大竹俊夫副社長、吉田聡住器事業部長、佐藤誠住器事業部課長が説明した。
◇最終赤字284億円 景気後退の影響大きく〈日本板硝子〉
日本板硝子(スチュアート・チェンバース社長)は5月20日、2009九年3月期連結決算を発表した。売上高は7,393億六千五百万円、2008年同期比14・6%減。世界主要地域の景気後退の影響を受けた。営業利益は19億800万円、同95・9%減、経常損益は損失122億5,900万円、最終純損益は損失283億9,200万円。
◇膜はがれ少なく加工 太陽電池パターニング装置〈三星ダイヤ〉
三星ダイヤモンド工業(大阪府吹田市、三宅泰明社長、06・6378・3813)は、薄膜太陽電池向けのメカニカルパターニング装置「MS―PV」シリーズの販売に力を入れている。化合物系(CIGS・CIGSS・CIS)薄膜太陽電池の膜に微細な毛がきを施す。フラットパネルディスプレー分野で約7割の世界シェアを持つガラス分断技術を応用した。
右ソーラーマトリックス社インターナショナルセールのジム・フォード部長
◇米製品扱い開始 直輸入で求めやすい価格〈ケイクリエイト〉
ケイクリエイトデザイン(京都市左京区)は、米ソーラーマトリックス社製透明飛散防止フィルム「グラスガード」と日照調整フィルム「サンガード」の取り扱いを開始した。ソーラーマトリックス社はフロリダ州セントピーターズバーグに本社、工場を構え、飛散防止フィルム、防犯フィルム、日射調整フィルムなどを一貫生産。世界29カ国に供給している。
色数豊富なメタリックカラーのアクリル板「KLASS」
◇豊富なメタリック色 アクリル板だけで表現〈アロウズ〉
アロウズ(大阪市淀川区宮原1−9−10、矢野敏彦社長、06・6152・9823)はオーストラリア・クラス社のアクリル板「KLASS(クラス)」を販売している。凹凸のある形状やメタリックカラーなど、日本にはないタイプのアクリル板として人気が高まっている。