2009 2/22
  

中期経営計画を発表する石村和彦社長


◇事業体質さらに強化 生産調整など変化対応 太陽電池、CO2削減へ注力〈旭硝子〉

旭硝子(石村和彦社長)は2月6日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで2010年までの新中期経営計画を発表した。石村社長は経営方針として「成長基盤の構築」「事業体質・競争力の強化」「急速な事業環境変化への対応」を挙げた。中長期的な市場環境変化を見据えて、同社グループの成長基盤の構築を図る。成長基盤構築には@太陽電池ビジネスの全社的推進A気中溶解窯開発など地球温暖化問題への対応B第2のグローバリゼーションCガラス技術立社のためのカンパニー横断的施策展開―の四点を主要課題として全力を傾注する。




 

◇経常益84%減少 車用、建築用とも需要減〈日本板硝子〉

日本板硝子(スチュアート・チェンバース社長)は2月13日、2008年4―12月期連結決算を発表。売上高は5,864億3,700万円、2007年同期比9・6%減。営業利益は134億2,000万円、同67・1%減、経常利益は45億8,100円、同84・2%減、純利益は105億4,300万円、同82・7%減と利益は大幅に減少した。世界主要地域のほとんどで景気が後退しており、自動車用ガラス、建築用ガラスとも需要が減少した。建築用ガラス事業の売上高は2,606億1,400万円、同11・4%減だった。営業利益は121億4,700万円、同56・4%減。投入コストの増加と市場環境の悪化が影響した。国内は市場環境が悪化し売上高は減少した。




 

◇増収も大幅減益 ガラス事業は売上減少〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は2月13日、2008年4―12月期連結決算を発表。売上高は1,452億9,200万円、2007年同期比2・7%増だった。営業利益は51億5,300万円、同37・7%減、経常利益は44億9,300万円、同53・5%減、純利益は8億2,200万円、同85・9%減。世界経済が減速する中で増収を達成したものの、損益面は大幅に減少した。ガラス事業の売上高は774億6,700万円、同4・7%減、営業損益は損失33億3,900万円だった。建築用ガラスの売上高は減少。国内の建築需要が低調だったことによる。自動車用ガラスも売上高は減少。海外子会社の出荷が低調だった。






 

省エネリフォームの優良事例(左から吉岡硝子産業、旭建硝)


◇省エネ改修優良事例 吉岡硝子、旭建硝など選ぶ〈東京都都市整備局〉

東京都都市整備局は2月16日、昨年11月まで募集していた既存住宅の省エネリフォーム実施事例の応募49件から優良事例を選定し発表した。優良事例は、個別の省エネリフォーム工事が11件、複合的な省エネリフォーム工事が5件。個別の省エネリフォーム工事では、窓、ドア、引き戸の断熱性能を向上させるリフォーム工事を行った吉岡硝子産業(東京都東大和市)、旭建硝(東京都練馬区)、内山硝子(東京都墨田区)、大信工業(東京都八王子市)などが選ばれた。




 

◇改修用「エコガラス」発売 高断熱ガスを封入〈旭硝子〉

旭硝子(石村和彦社長)は、AGCグラスプロダクツ(市川公一社長)を通じてリフォーム・取り換え市場をターゲットにしたアタッチメントフレーム一体型のエコガラス(Low―E複層ガラス)「ペヤプラス」を2月20日から発売する。既存の1枚ガラス用サッシに装着でき、同社エコガラス「サンバランス」に高断熱アルゴンガスを封入、高い断熱・遮熱性能(熱貫流率2・1h毎平方b毎ケルビン)を持つ。網戸の開閉に支障が出にくいスリムタイプもあり、戸建て住宅用とビル・マンション用(10―11階)がある。アタッチメントの色は近日発売するステンカラーを含めて8色(戸建て用)。




 

◇大幅な減収減益に 自動車、液晶需要減響く〈旭硝子〉

旭硝子は2月6日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで2008年12月期決算を発表。松澤隆副社長が説明した。2008年12月期は売上高、営業利益とも大幅に減少。自動車用ガラス、液晶用ガラスの需要減少が響いた。2009年12月期はさらに大きく減少する見通しで、最終純損益は420億円の赤字を見込む。  連結の売上高は1兆4,443億1,700万円、2007年同期比14・1%減。営業利益は1540億1,300万円、同22・0%減、経常利益は1,097億5,600万円、同41・6%減、最終純利益391億7,800万円、同43・7%減となった。原燃材料価格の高騰の影響や、実体経済の悪化に伴う急速な需要減少の影響を受けた。






 

ワンプッシュでツーロックのリモコン錠「キーガール」


◇リモコン錠を刷新 価格下げ、使いやすく〈三協立山アルミ〉

三協立山アルミ(富山県高岡市、川村人志社長)は、玄関ドアのリモコン錠「キーガル」をリニューアル。求めやすい価格にして、使いやすく、スタイリッシュになった。玄関ドア「ラフォース」「プロセレーネ」の場合、手動錠タイプに5万円(税別)の加算で「キーガル」仕様に変更できる。「open・close」の文字と錠のピクトグラムを併記しおしゃれなイメージにした。施錠と解錠を押し間違えないよう開閉分離ボタンとし、指でボタン位置が分かる突起(閉ボタンは3点、開ボタンは1点)を付けた。非常用の手動キーをカバーするストラップ型キーキャップを追加。手動キーがほかの物と触れ合っても傷が付きにくい。





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