2024 2/25
 

◇「両利きの経営」を進化 「戦略事業」で利益過半を〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は、長期経営戦略「2030年のありたい姿」に向けた諸施策を着実に実施するため、2024年からの3年間を「コーポレート・トランスフォーメーション第2章(フェーズ2)」と位置付け、2026年を最終年度とする中期経営計画「AGC plus─2026」を新しく策定した。基本戦略は、@「両利きの経営」の進化Aサステナビリティー経営の深化B価値創造DXの推進C経営基盤の強化。一定の成果を得た前中期経営計画の方向性を踏襲する。「両利きの経営」は、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率が高い事業ポートフォリオの構築を目指す。









◇前年同月より出荷減 建築用合わせ出荷も減少〈一般社団法人板硝子協会〉

一般社団法人板硝子協会(島村琢哉会長)は2月1日、2023年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表した。板ガラスの生産は前年同月より増加。出荷は前年同月より減少した。複層ガラスは生産が前年同月比増で、出荷は減少となった。合わせガラスは生産・出荷とも前年同月より増加したが、出荷のうち建築用は前年同月より減少。強化ガラスは生産・出荷とも前年同月より増加した。板ガラスの生産は180万900換算箱、前年同月比18.8%増。出荷は139万3000換算箱、同1.6%減。










 

「EXIMA55」の集合住宅への施工イメージ


◇ビルでも窓を高断熱化 30年に50%まで引き上げ〈YKK AP〉

YKK AP(魚津彰社長)は2月1日、東京都墨田区のYKK60ビルで、ビル用新商品として、中高層にも対応するアルミ樹脂複合窓「EXIMA55」を9月30日、防火対応の中層建築物向けユニタイズドカーテンウオール「SYSTEMA81u」を7月30日に発売すると発表した。魚津社長は「住宅の窓の高断熱窓化率は足元で76%まで進んだが、一方でビルの窓の高断熱窓化率は2.3%しかない。これを2030年に50%まで引き上げるという目標を達成するため、ビル事業でも高断熱化にかじを切る」と強調する。










 

◇事業利益は27%増 日本事業の収益改善〈LIXIL〉

LIXIL(瀬戸欣哉社長)は1月31日、2023年4〜12月期の連結決算を発表した。継続事業に係る売上収益は1兆1229億3800万円、2022年同期比0.1%減。事業利益は266億1300万円、同26.7%増、税引き前利益は191億7600万円、同10.5%減、純利益は112億9700万円、同6.6%減だった。売上収益は前年同期並み、事業利益は同56億円増。日本事業は、4〜9月期に続き原材料価格、部品・資材費などの変動費の安定化、コスト上昇分の販売価格への転嫁、断熱リフォームの需要増によって収益性を大きく改善した。










 

グランプリを受賞した「イオンモール豊川」


◇「魅せる」フロントサッシ グランプリはイオンモール豊川〈LIXIL〉

LIXILは2月14日、東京都新宿区の京王プラザホテルで、「LIXILフロントコンテスト2022―23」表彰式を4年ぶりに開催。同社のフロント製品を使用した店舗ファサードの意匠・施工技術を競うコンテストで、設計事務所、建築会社、販売店、加工店、代理店が対象。応募作品1308点の中から、グランプリ、「小規模部門」「大規模部門」各部門の金賞2点・銀賞2点・銅賞3点、新商品賞1点、特別賞4点の計13点を選出した。グランプリは「イオンモール豊川」(愛知県豊川市)が受賞。










 

上から「アイナル」シリーズのガラスバルコニー専用金物「バラストレイドレール」、油圧ヒンジクローザー「ノスカーボHHC」


◇ガラスの意匠性が際立つ 「アイナル」シリーズ〈アイナル・ジャパン〉

アイナル・ジャパン(榎原明義社長)は、ギリシャ・インターメタル社の金物ブランド「INAL(アイナル)」シリーズを販売している。同シリーズのガラスバルコニー専用金物「バラストレイドレール」は、強度を保つための縦の支持金物が不要で、ガラスだけの美しい景観を保つことができる。特にレールを床に埋め込める「U1780」は、ガラスだけの意匠性がバルコニー空間を際立たせる。油圧ヒンジクローザー「NOSCAVO(ノスカーボ)HHC」は、特許取得済みの革新的ソリューション。









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