2023 9/15
 

◇環境循環型メタノール 建築ガラス製造時CO2で〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は8月31日、三菱ガス化学(藤井政志社長)が開発したメタノール製造技術を適用し、建築用ガラス製造時に発生するCO2を原料としてメタノールの製造・販売を検討開始することに、三菱ガス化学と合意したと発表した。2050年カーボンニュートラル実現に向けたイノベーション技術として注目される、CO2を回収・利用する「CCU」技術を活用。AGC鹿島工場(茨城県神栖市)で2030年ごろまでに事業化することを目標としており、実現すれば、ガラス製造時に発生するCO2を有効活用した「環境循環型メタノール」を製造・販売する世界初の事例となる。







◇低炭素アルミ型材 リサイクルアルミ100% 10月から物件対応〈LIXIL〉

LIXILは10月1日、国内初となるリサイクルアルミ使用比率100%の低炭素型アルミ型材「PremiAL R100(プレミアル アール100)」の物件対応を開始する。物件対応に当たって、第三者認証の「エコリーフ環境ラベル」を取得。新地金を使用しないリサイクル材100%のビレット生産の運用・管理について、第三者機関の日本検査キューエイから検証を受けた。これによって、建設時に使用する建材の環境への影響を定量的に示すことが可能になり、低炭素建材を使用した建築物の環境価値の向上に貢献する。








 

「ドアリモ玄関ドアD30」改修前(左)と改修後  


◇納まり対応力高まる 住宅ドア改修品、額縁改良〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、魚津彰社長)は、住宅用ドアリフォーム商品「ドアリモ玄関ドアD30」「ドアリモ勝手口ドア」をリニューアルし、10月2日に発売する。「ドアリモ」シリーズは既設のドア枠に新しい枠を被せるカバー工法で、外壁を壊すことなく1日で最新のドアに取り換えることができる。ドアを閉めたまま換気できる通風ドア、玄関ドアは、顔認証キーなどスマートコントロールキーも選択できる。










 

ブラック色の「アルテンダ」


◇大型伸縮門扉に黒色 トレンド色で公共EX統一も〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は9月1日、大型伸縮門扉「アルテンダ」シリーズにブラック色を追加した。近年、エクステリア商品ではブラックなど濃色系が人気で、同社は2021年に大型フェンス、大型門扉、大型引き戸門扉、パブリックスクリーンにブラック色を投入し売り上げが伸びている。今回、大型伸縮門扉にもブラック色を加えたことで、公共向けエクステリア商品をトレンドの色でトータルコーディネートできるようになった。










 

ひびが入った網入り波型ガラスに塗布することで、破損部分が硬化して強度が増す


◇ガラス破損を修復 すぐ交換不可の延命に〈日昌グラシス〉

日昌グラシス(東京都中央区、森本誠社長)は、飛散防止効果を持つ水性のコーティング剤「MAMORI・21N」(特許取得済み)を使用した、ガラス、ポリカなどの改修工事を提案している。このほど、オプションとして「MAMORI・21N―HS」を追加。破損したガラス、樹脂製のトップライトやドームに塗布することで、破損部分を一時的に修復できる。予算の問題などですぐには交換できない場合の延命措置などに適する。









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