2023 5/25
 

◇23年3月期 営業利益が伸長〈日本板硝子、セントラル硝子〉

日本板硝子(細沼宗浩社長)は5月12日、セントラル硝子(清水正社長)は同11日、2023年3月期の連結決算を発表した。日本板硝子の売上高は2022年同期比27.1%増の7635億2100万円、営業利益は同74.2%増の348億1200万円と大幅な増収増益となった。セントラル硝子の売上高は同17.9%減の1693億900万円、営業利益は同130.7%増の167億5700万円。欧米自動車ガラス事業会社の譲渡で減収となったが、大幅な増益を果たした。









◇製造原価悪化し減益 23年1〜3月期 ガラス価格は上昇〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は5月12日、2023年1〜3月期連結決算を発表。売上高は4892億800万円、2022年同期比3.5%増、営業利益は342億4700万円、同40.7%減、税引き前利益は365億6900万円、同32.7%減、親会社の所有者に帰属する純利益は220億7200万円、同27.7%減だった。








 

◇溶融窯共用へ投資 英で24年8月 フロートと型板〈日本板硝子〉

日本板硝子は4月21日、同社グループの英国内で稼働中の型板ガラス生産設備を同国内の工場に移設し、型板ガラスとフロート板ガラスを単一の溶融窯で生産する設備投資を決定したと発表。ピルキントンUK社がワトソンストリート事業所(セントへレンズ)で稼働中の型板ガラス生産ラインを、同市内にガラス溶融窯とフロートガラス生産ラインを持つグリーンゲート事業所に移設する。










 

◇出荷は前年同月比増に 複層、合わせ、強化も出荷増〈一般社団法人板硝子協会〉

一般社団法人板硝子協会(島村琢哉会長)は5月1日、2023年2月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より減少。出荷は増加した。複層ガラスは生産・出荷とも前年同月より増加した。合わせガラスの生産と出荷は前年同月より増加。出荷のうち建築用も前年同月より増加となった。強化ガラスも生産・出荷とも前年同月より増加となった。板ガラスの生産は147万7000換算箱、前年同月比9.3%減。出荷は122万4000換算箱、同1.8%増。








 

◇LIXILが価格改定 内装建材・水回り品 9月1日受注から順次

LIXILは5月12日、建材・設備機器のメーカー希望小売価格の一部改定を発表した。9月1日受注分からインテリア建材商品を約6〜15%程度、10月2日受注分から水回り商品を平均5〜20%程度、それぞれ値上げする。同社はこの数年間、原材料価格を主な要因として機動的な価格改定を実施してきたが、原材料・部品・包装資材価格やエネルギーコスト、物流費などの高騰の影響は今後も先が見通せない状況が続き、企業努力だけで対応することが困難な状況になっている。こうした厳しい環境の中、同社は今回、価格改定の実施を決定した。










 

リサイクルアルミを使用し鋳造したビレット


◇リサイクルアルミ100% 小矢部工場でビレット量産成功〈LIXIL〉

LIXILはこのほど、ビル用建材などを生産する小矢部工場(富山県小矢部市)で、国内初となるリサイクルアルミ使用比率100%のビレット量産に成功した。新地金からアルミリサイクル材に転換することで、新地金を精錬する際のエネルギー消費を抑え、CO2排出量を97%削減することができる。










 

光の浮遊感を演出するプレート型照明の施工例


◇新感覚の照明演出も EX照明、プレート型など〈YKK AP〉

YKK APは4月3日、同社初のテラス・庭回り向け照明「VIEW UP(ビューアップ)」を発売した。エクステリア業界で初となる、シンプルでフラットな板状デザインのプレート型光源を採用したタイプもあり、光の浮遊感がある、新しい感覚の照明演出を実現する。低電圧仕様で感電しにくく、接続部材は止水性能が高いので、安全に施工できる。










 

「KANOHARI」ラインアップの例


◇自社ブランド立ち上げ 加工技術とデザイン融合〈新光硝子工業〉

新光硝子工業(富山県砺波市、関谷智宏社長)はこのほど、自社ブランド「shinG(シング)」を立ち上げた。同社の高度な板ガラス加工技術と高いデザイン性の融合によって、板ガラスをベースとしたインテリア商品による新しい価値とライフスタイルを提案していく。法政大学デザイン工学部システムデザイン学科ヒューマニティデザイン研究室と、ガラス製のアロマディフューザー「KANOHARI」を共同開発した。









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