2023 4/5
◇子会社8社を統合再編 国内建築ガラス事業部門〈日本板硝子〉
日本板硝子(細沼宗浩社長)は3月31日、2023年10月1日付で国内建築ガラス事業部門の子会社8社を統合再編すると発表。国内建築ガラスを取り巻く社会や市場の環境の変化に対応するため、体制を強化する。統合後の新会社名、代表者は未定。新会社の本社所在地は東京都を予定する。
◇防災安全・防耐火を推進 リフォームも「エコガラス」〈一般社団法人板硝子協会〉
一般社団法人板硝子協会は3月24日、リモート形式で合同委員会を開催。建築委員会、輸送機材委員会、規格委員会、環境・技術委員会、税制委員会、資源エネルギー委員会の各委員長が2022年度の活動報告、2023年度の活動方針を発表した。ガラス流通業界と関係が深い建築委員会は、2022年度は「防災安全・防耐火」「エコガラス・省エネ」「工法・施工、その他」を主なテーマとして活動を推進。2023年度も同じテーマを主軸に、「エコガラスS」「防災安全合わせガラス」の普及促進、網なし防耐火ガラスの使用範囲拡大などに取り組む。
新体制方針を説明する魚津氏
◇建材事業をさらに進化 30年度に売上高1兆円規模へ〈YKK AP〉
YKK AP(東京都千代田区)は3月23日、東京都港区のホテルオークラ東京で新体制方針説明会を開催。4月1日付で社長就任の魚津彰氏は、「『地球環境への貢献』(脱炭素化、循環型社会実現に向けた仕組みづくり)、『新たな顧客価値の提供』(高断熱化、高付加価値化、トータルビジネス)、『社員幸福経営』(YKK精神『善の巡環』に基づく幸福経営)の三つの方針を掲げ、アーキテクチュラルプロダクツ(建材事業)を進化させ、世界のリーディングカンパニーを目指す」と宣言した。2030年度に売上高1兆円規模(国内7000億円、海外3000億円、営業利益率10%以上)を目指す。
◇23年アルミ建材需要 サッシは1.3%減予測〈一般社団法人日本サッシ協会〉
一般社団法人日本サッシ協会(吉田聡理事長)は3月16日、2023年度のアルミ建材需要予測を発表した。2023年度のアルミ建材需要は31万6000t、2022年度比0.6%減と予測。うちアルミサッシ需要は15万2000t、同1.3%減と予測する。アルミサッシのうち木造住宅用は8万t、同1.2%減と予測する。
「ノバリス玄関引戸」新柳格子の施工例
◇2種のスマートロック リフォーム玄関引戸拡充〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は4月3日、玄関リフォーム「ノバリス玄関引戸」のバリエーションを拡充した。リフォーム時期を迎える戸建て住宅に合わせて4デザインを追加。キーシステムに、スマートフォンで操作できる電池錠などスマートロック2種を加えた。「ノバリス」シリーズは2017年に玄関ドアを発売。防火ドア、アパートドア、サッシなどアイテムを拡充している。
専用枠高断熱汎用枠
◇取り換え窓を強化 施工・現場調査しやすく〈LIXIL〉
LIXILは4月3日、取り換え窓「リプラス」のラインアップを強化した。「リプラス」は、今ある窓を1日で高性能窓に交換できる。専用枠は大幅にモデルチェンジし、施工や現場調査がしやすくなった居室仕様と浴室仕様を設定。高断熱汎用枠は、「先進的窓リノベ事業」のAグレード対象となる複層ガラス仕様を追加した。