2022 11/25
 

◇住宅断熱改修を支援 2次補正で大規模予算計上〈国土交通省、経済産業省、環境省〉

政府は11月8日、約29兆円の2022年度第2次補正予算案を閣議決定。年内の国会成立を目指す。10月28日には物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策を発表。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭部門では、省エネを推進するため住宅の断熱性を向上させる改修、高効率給湯器の導入などの支援を強化する。これを踏まえ、国土交通省、経済産業省、環境省は、住宅の省エネリフォームなどに関する大規模な補助制度をそれぞれ創設。3省の連携によって、各事業をワンストップで利用可能にする。









◇売上高29.2%増加 建築用ガラスは堅調〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は11月10日、2022年4〜9月期の連結決算を発表した。売上高は3756億5100万円、2021年同期比29.2%増で、売上高改善の大部分は、建築用ガラス事業によるもの。親会社の所有者に帰属する純損益は388億1600万円の損失となった。営業利益は144億3700万円だったが、2006年の英ピルキントン社買収に伴って発生した欧州での自動車用ガラス事業ののれんと無形資産残高488億円の全額について減損損失を計上したため、個別開示項目費用はマイナス449億円となった。










 

「アスロックレールファスナー太陽光パネル設置工法」で太陽光パネルを壁付けしたイメージ猿タ施した試験の様子


◇建物の壁で発電 壁材に太陽光パネル〈AGCとノザワ〉

AGC(平井良典社長)は11月17日、壁材メーカーのノザワ(野澤俊也社長)と、建物の壁で発電を可能とする「アスロックレールファスナー太陽光パネル設置工法」(仮称)を共同開発したと発表。主に事務所などの壁材として使われる押し出し成型セメント板「アスロック」に、太陽光発電ガラス「サンジュール」を設置する。










 

グランプリを受賞した「赤坂ストリートビルディング」


◇リニューアル分野活発 長期活用のSDGs仕様に〈昭和フロント〉

昭和フロント(東京都千代田区、笹澤英夫社長)は11月14日、「第53回ストアフロントコンクール」受賞作品を発表した。過去最多となる2236件の応募作品の中から、グランプリ、3部門の金賞、銀賞、銅賞の計11作品を選んだ。グランプリは「赤坂ストリートビルディング」(東京都、設計=三菱地所ホーム一級建築士事務所)が受賞。新築の小さなオフィスビルで、リニューアルにも活用できるフロント表現が評価された。








 

◇増収増益を計上 AP事業は増収減益〈YKKグループ〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)などYKKグループは11月10日、2022年4〜9月期の連結決算を発表。売上高は4438億円、2021年同期比16%増。営業利益は319億円、同2%減、経常利益は352億円、同6%増、親会社株主に帰属する純利益は243億円、同4%増だった。ファスニング事業は増収増益、AP(建材)事業は増収減益だった。










 

◇増収も損失を計上 建材事業は損失が悪化〈不二サッシ〉

不二サッシ(川崎市幸区、吉田勉社長)は11月8日、2022年4〜9月期の連結決算を発表。売上高は452億6900万円、2021年同期比12.1%増。営業損益は11億8600万円の損失、経常損益は10億2000万円の損失、親会社株主に帰属する純損益は12億7600万円の損失となった。建材事業は増収だったが、利益面は損失で前年同期より悪化した。










 

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