2021 2/21・28
 

新中期経営計画について説明する平井社長


◇コア事業と戦略事業 両輪 23年度営業利益は1600億円〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は2月5日、新中期経営計画「AGCplus-2023」を策定し発表した。経営財務目標は、2023年度の営業利益1600億円、ROE(自己資本利益率)8%、戦略事業営業利益700億円、D/E(負債資本)比率0.5以下とする。戦略事業領域の成長を加速させるとともに、エネルギー関連など新しい事業領域を探索する。コア事業のうち収益性・資産効率に課題が残る建築用ガラスと自動車用ガラスは構造改革を実施。その他は収益基盤とキャッシュ創出力を強化するなど、コア事業の構造改革と深化、戦略事業の成長を実現する「両利きの経営」を追求する。








 

右上はSIAA認証マーク


◇抗ウイルスガラス「ウイルスクリーン」 SIAA認証を取得〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は2月19日、抗ウイルスガラス「ウイルスクリーン」が一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を取得したと発表。製品名「ウイルスクリーンα(アルファ)」を同15日に販売を開始した。同製品は、抗菌・抗ウイルス効果がある銅系化合物と、有機物を分解する光触媒膜との相乗効果で、ガラス面に付着するウイルスを、蛍光灯、LED照明などの室内可視光線によって99%以上減少させる。








 

◇減収も増益計上 生産改善、費用削減など〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(大津市、松本元春社長)は2月2日、2020年12月期の連結決算を発表。売上高は2428億8600万円、2019年同期比5.7%減。営業利益は176億6000万円、同8.6%増、経常利益は191億900万円、同24.3%増、親会社株主に帰属する最終純利益は赤字から黒字に転換し152億5200万円だった。薄型パネルディスプレー(FPD)用ガラスの堅調な需要を取り込んだものの、自動車関連市場が新型コロナウイルス感染拡大が大きく影響したことからグラスファイバーが減収。売上高の減少や稼働率の低下の一方、生産性の改善や費用削減の効果が表れ増益となった。










 

堀社長が「エピソードU」を紹介


◇「エピソードU」に統合 4月から アルミ樹脂複合窓〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は2月15日、新商品オンライン記者発表会を開催。アルミ樹脂複合窓を統合し、「エピソードU」シリーズとして4月5日から全国発売する。堀社長は「アルミ樹脂複合窓の体系を統一し、断熱性能の強化、コストダウンを図った。例えば、従来の『エピソード』を『エピソードUNEO-B』に名称変更し、性能を高めながら価格を据え置いた。さらに、高窓や収納網戸などのループ式操作ひもを業界で初めてループレス化し、安全性を向上させ、4月からこれまでと同価格で提供する」とアピール。2020年の高断熱窓化率を67%(樹脂窓29%+複合窓38%)と推定し、2024年に82%(樹脂窓36%+複合窓46%)を目指す。










 

「レジリア」の施工例


◇標準で高い耐風圧強度 型材フェンス・門扉統廃合〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は3月1日、型材フェンス・型材門扉「レジリア」を発売する。従来品の「カムフィ」「エクモア」を統廃合し、高強度な耐風圧性能を標準装備した。大型化する台風などの自然災害を受けて近年、耐風圧強度が高い商品へのニーズが高まっている。「レジリア」は「レジリエンス=しなやかな強さ」をコンセプトとし、風速36b毎秒相当の耐風圧強度を標準装備した。フェンスは支柱の間隔を通常より狭くすることで、耐風圧強度をさらに高めることができる。










 

社長に就任する小倉博之氏


◇小倉博之氏が社長に 4月から 新体制で飛躍へ〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区)はこのほど、4月1日付で小倉博之常務が社長に就任すると発表した。潮崎敏彦社長は代表権のある会長に、茂木哲哉会長は取締役にそれぞれ就任する。5カ年の中期経営計画が本年度で終了し、4月から新しい3カ年の中期経営計画をスタートさせるに当たり、新体制の下でさらなる会社の飛躍と発展を目指す。










 

「サミックラストエースMG-831」(左)と「レイグGG90」


◇網入りさび止め油を発売 ガラス用UV硬化型接着剤も〈杉村商事〉

ガラス・サッシ施工・加工用機器、工具、副資材卸の杉村商事(大阪市西区、杉村亨社長)は網入りガラス用さび止め油「サミックラストエースMG-831」を発売する。ガラス用紫外線(UV)硬化型接着剤「RAYGU(レイグ)GG90」の販売も開始した。以前に網・線入り板ガラス用防錆(ぼうせい)塗料「ワイヤ・ガード」を販売していたが、需要の減少や原材料コストの上昇で製造元が生産を終了し、同社は2018年に販売を終了した。









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