2020 8/23・30
世界最大の「ファイアライトプラス」(幅1586×高さ3033×厚さ8.6o)
◇世界最大の防火設備用 耐熱結晶化ガラス フルハイト窓対応〈日本電気硝子〉
日本電気硝子(大津市、松本元春社長)は8月4日、世界最大サイズの防火設備・特定防火設備用耐熱結晶化ガラス「ファイアライト」の販売開始を発表した。1586×3033oで、床面から天井までの高さのあるフルハイト防火窓・ドアに対応できる。高い耐熱性と耐熱衝撃性を持ち、クリアな視界が得られる。「ファイアライト」は火災時の高温にさらされても、ほとんど軟化変形しない耐熱性と、消火活動やスプリンクラーなどの水による急冷にも割れない耐熱衝撃性を兼ね備えた、透明な耐熱結晶化ガラス。
◇税引き前赤字149億円 自動車ガラスへ打撃大〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は8月6日、2020年4〜6月期連結決算を発表。売上高は918億7100万円、2019年同期比37.5%減だった。営業損益は6億900万円の赤字、税引き前損益は149億円の赤字、親会社の所有者に帰属する純損益は164億3600万円の赤字となり、新型コロナウイルス感染拡大による需要の減少の影響を大きく受けた。特に自動車ガラス事業は需要が激減し、営業損益が2019年同期の黒字から赤字になった。
説明する瀬戸社長=インターネットライブ配信画面から
◇変革への施策を加速 売上収益15%減、事業損失26億円〈LIXILグループ〉
LIXILグループ(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は8月6日、2020年4〜6月期連結決算を発表。売上収益は3104億5800万円、2019年同期比14.6%減。事業損益は同131億200万円減の損失26億3300万円となった。前年度が消費増税前の需要増の恩恵を受けたのに対し、20年1〜3月期の新設住宅着工数の減少、新型コロナウイルスの感染拡大による消費需要の減退や建設活動の減少の影響を受けて、全ての国内事業で減収となった。ただ6月からは回復基調にあり、変革へ向けた施策を加速させる方針だ。
◇価格競争を懸念 20年4〜6月の関西景況〈日本サッシ協会関西支部〉
一般社団法人日本サッシ協会関西支部(福田尚城支部長)は7月31日、2020年4〜6月期の関西地区景況調査の結果をまとめ、発表した。景況感を示す4指標についての指数(DI)は、1〜3月期の前回調査時より受注量は上昇したが、受注価格、今後1年間の受注見通し、人員過剰率は下降した。関西支部会員29社に調査を実施し、20社から回答があった。会員からは新型コロナウイルスの影響による今後の受注量減少、価格競争を懸念する声が上がっている。
質感やデザインにこだわった「デッキDS」がゆったりとした空間をつくる
◇時を経た天然木の質感 デッキで幸せな家の時間〈LIXIL〉
LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は9月1日、「エクシオール」ブランドの人工木デッキ「デッキDS」を発売する。時を経た天然木を思わせる質感やデザインを追求するなど細部にまでこだわり、ゆったりとしたラグジュアリーな空間を演出する。コロナ禍でリモートワークが浸透し家の中で過ごすことが増えたことで、オンとオフの気持ちの切り替えが難しいという悩みが生まれている。同社は家で過ごす時間を幸せにするリフォームとしてウッドデッキを提案する。