2019 3/3
◇複層に付加加工代 ビル防火戸個別認定品全般〈AGCグラスプロダクツ〉
AGCグラスプロダクツ(深川祐一社長)は2月25日、ビル防火戸の個別認定品適合仕様(複層ガラス)全般に付加加工代を設定すると発表した。付加加工代は1u当たりの価格とし、複層ガラス製品価格に加算する。カーテンウォール・防火開口部協会のビル防火戸の通則的運用停止に伴い、サッシメーカー各社は個別に取得した国土交通大臣認定に基づく製品への置き換えの準備を進めている。大臣認定防火設備(個別認定品)の仕様は順次公表されており、ガラスについても各商品に適合する仕様が規定されている。これを受け同社は受発注および生産システムを改変し、大臣認定の内容に沿ったガラスを確実に提供できるよう進めているが、それにはシステム準備や整備が伴うため、付加加工代の設定を決めた。
左から宮之本昭二日本板硝子執行役員建築ガラス事業部門日本統括部長、中山一生龍ケ崎市長、松尾健治龍ケ崎市教育委員会教育部長、沼田哲日本板硝子アジア事業部日本統括部営業部長
◇「スペーシア」を寄贈 100周年記念 龍ケ崎市の2施設へ〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は、茨城県龍ケ崎市の2施設に真空ガラス「スペーシア」を寄贈した。2月21日、龍ケ崎市役所で真空ガラス「スペーシア」の寄贈式を開催。宮之本昭二執行役員建築ガラス事業部門日本統括部長、沼田哲アジア事業部日本統括部営業部長が中山一生龍ケ崎市長、松尾健治龍ケ崎市教育委員会教育部長に目録と記念の盾を贈った。中山龍ケ崎市長からは感謝状が贈られた。同社の創業100周年記念事業の一環として、「スペーシア」の生産工場がある龍ケ崎市のさんさん館子育て支援センター、龍ケ崎市立中央図書館に寄贈することで、施設の温熱環境向上に貢献する。
◇耐震仕様を追加 高齢者住宅向け玄関引き戸 電気錠にも対応〈三和シヤッター工業〉
三和シヤッター工業(東京都板橋区、燻R盟司社長)は2月25日、内廊下用玄関引き戸「スムード悠楽」に耐震仕様を追加した。「スムード悠楽」は、高齢者の増加に伴い急増しているシニア向けマンションや高齢者専用住宅に適した玄関ドア。引き戸ならではのバリアフリー構造と軽い操作性、気密性、遮音性、防火性に、耐震性能が加わった。電気錠(iEL)仕様にも対応し、複数の表面鋼板の組み合わせデザインも追加したことで、豊富な機能や仕様から選べるようになった。
「エスプリ」「小町様」
◇快適・安全・高意匠に ガレージシャッター刷新〈文化シヤッター〉
文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は、防火設備に対応するスチール製ガレージシャッター「エスプリ」と、静音性を追求したアルミ製ガレージシャッター「小町様」を全面リニューアル。2月15日から首都圏地区で発売し、4月から全国で発売する。上昇スピードが速くなり快適性が向上。二重の安全装置で安全性を高めた。木目調のバリエーションが増え意匠性が向上した。開閉機に高速モーターを採用したことで、シャッター上昇時のスピードが秒速0.2mと従来品の約2倍になった。