2019 2/24
 

島村琢哉社長


◇18年12月期は増収増益 ガラス事業、増収も減益〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は2月6日、2018年12月期連結決算を発表した。売上高は1兆5229億400万円、2017年同期比4.1%増。営業利益は1205億5500万円、同0.8%増、税引き前利益は1284億400万円、同12.2%増、親会社の所有者に帰属する最終純利益は895億9300万円、同29.4%増だった。各事業の出荷数量増と2017年に買収した企業の連結化によって増収増益を計上した。ガラス事業は、建築用ガラス、自動車用ガラスのいずれも増収となったが、原燃材料価格と物流費の上昇によって減益となった。








 

マンション大規模窓改修を担当するビル統括部の藤代慶美氏(左)と有富史法部長


◇マンション窓へ取り組み 販売店と協働 600戸大規模改修で実績〈マテックス〉

マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)はビル統括部を中心に長期的な視野でマンションの窓の断熱改修に力を入れており、その取り組みの一つとして横浜市と連携して「マンション窓断熱改修講座」を1年に数回開いている。4年目。「住まい手による、住まい手のための特別講座」と銘打ち、行政と民間企業がタイアップした特殊な事業(横浜市建築局住宅政策課省エネ住宅普及促進事業)の位置付け。その成果として、昨年横浜市で環境省の補助金を活用した、販売店との協働での総戸数600戸のマンション大規模窓断熱改修工事に結び付いた。ビル統括部の有富史法部長と藤代慶美氏にマンション窓改修への取り組みを聞いた。










 

新築部門(左)とリフォーム部門の大賞


◇応募企業は過去最多 需要獲得へ重要な年に〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、大坪一彦社長)は2月7日、横浜市西区の横浜ロイヤルパークホテルで、住宅施工例コンテスト「LIXILメンバーズコンテスト2018」表彰式を開催した。新築とリフォームの物件を表彰する業界最大規模のコンテストで、過去最多の1510社から2731点の応募があった。プレゼンテーションの結果、大賞は新築部門がアース(東京)の「7坪のZEH」、リフォーム部門は星和住研(九州)の「四季を楽しむ家」に決定した。あいさつした大坪社長は「今年は10月の消費増税で国はさまざまな施策を講じてくるといわれる。今年はこれらの需要を獲得していくことが重要になる」と述べた。










 

連窓方立てで住宅の外観や内観を自由にデザインできる


◇樹脂窓を組み合わせ 連窓方立てで横につなぐ〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は2月4日、高性能樹脂窓「APW330」にジョイント窓を追加した。連窓方立てによってFix窓、縦滑り出し窓、滑り出し窓を横に自由に組み合わせられる。室内空間や外観ファサードを自由にデザインでき、多様化する住宅外観スタイルに柔軟に対応する。2〜4窓を横につなげることができるので、横幅が大きい、明るく開放的な空間を演出できる。シーリング作業が不要な乾式による組み立てで安定した品質を実現した。










 

最終審査会と表彰式を開いた(下は右端が山下社長)


◇金沢工大と学生コンテ フラットレールPR動画〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は2018年12月10日〜2019年1月21日の期間、金沢工業大学と連携し、同大学の学生を対象とした「三協立山PR動画コンテスト」の作品を募集。1月29日に同大学で開いた最終審査会で、3チーム・14人の応募作品17点の中から優秀賞2点、技術賞1点を決定した。同大学情報フロンティア学部メディア情報学科に協力を依頼し、同大学内の「PR動画コンテンツ制作セミナー&コンテストプログラム」の一環として、三協アルミ社のハイスペックサッシ「アルジオ」の掃除がしやすい「フラットレール」をPRする動画を募った。










 

断熱・遮熱フィルム「LE-Comfort」の透過型透明スクリーンフィルム


◇断熱・遮熱に映像も サイネージをトータルで〈マクセル〉

マクセル(京都府大山崎町、中村啓次社長、075・956・4152=スリオンテック事業本部IF事業部)は断熱・遮熱フィルム「LE-Comfort」にプロジェクターの映像を投影できる透過型透明スクリーンフィルムを追加する。今年夏ごろ発売予定。同社はプロジェクターも製造しており、プロジェクターを複数台使って大画面に映像を投影するといった設置・施工のノウハウを持つ。世界各国で映像関連のイベントや展示会に出展しており、デジタルサイネージなどの環境をトータルで提案できる強みを生かす。









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