2017 5/28

◇複合、材質構成比トップ 戸建てLow-E増加続く〈一般社団法人日本サッシ協会〉

一般社団法人日本サッシ協会(白井春雄理事長)は3月、2016年度「住宅用建材使用状況調査」結果を発表。16年の新設住宅着工戸数は96万7000戸と前年を上回ったが、人口・世帯数の減少、住宅ストックの充足、住宅の長寿命化などによって、新設住宅着工戸数に大きな伸びは期待できない。今後は、住宅の安全・安心・省エネといったニーズに対応した商品開発、リフォーム需要への積極的な取り組みがさらに求められる。戸建て住宅の窓の材質別構成比は、アルミ樹脂複合製がアルミ製を上回り、初めてトップになった。






 

経済産業省製造産業局生活製品課住宅産業室の小早川哲也係長(左)と菱田亮課長補佐=5月9日時点


◇審査方式導入など 断熱リノベ、昨年度から変更〈経済産業省〉

「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)」が開始となった。当初予算としては2020年まで継続される予定。1次公募の締め切りは6月2日。戸建て住宅と集合住宅(個別)は2次公募もあり、申請期間は7月中旬〜8月中旬。昨年度は補正予算として大きな予算を扱えたが、本年度から当初予算となり予算規模が縮小。少ない予算をできるだけ広範囲の業者に使ってもらうために補助対象が絞り込まれ、補助上限金額の引き下げ、審査方式の導入が適応された。昨年度まで実施されていた「住宅省エネリノベーション促進事業費補助金」との違いなどを経済産業省に聞いた。








 

車載ディスプレーのイメージ3次元曲面形状のカバーガラス


◇3次元曲面カバーガラス 車載ディスプレー用 量産開始〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は5月23日、3次元曲面形状の車載ディスプレー用カバーガラスの量産を世界で初めて京浜工場(横浜市鶴見区)で開始した と発表した。さらに、需要の拡大に対応するため、生産能力を増強することも決定した。量産を開始したカバーガラスは、同社独自技術による3次元曲面形状のガラスに化学強化、光学成膜、印刷などの表面処理を施したもので、自動車の内装デザイン向上に寄与する。








 

化粧カバー折り取り部分の肉厚を薄くしたことで、折り取りやすくなった


◇施主と業者の声反映 施工時間3分の2に短縮〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は1日で簡単に玄関ドアを取り換えられる「ノバリスリフォーム玄関ドア」を3月1日に発売した。リフォーム玄関ドアは7年ぶりの刷新となり、施主、施工業者の声、最近の住宅環境を商品開発に反映した。機能・デザイン面は人気の電池式タッチ錠や本物のステンドグラスなどを採用し、多彩なデザイン・色を取りそろえた。施工時間は従来品の約3分の2に短縮でき、施工性が大幅に向上した。








 

グランプリの「健康科学大学看護学部1号館」


◇内外空間の関係性近接 分かりやすく、親しみやすく〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は5月17日、東京都港区のヒルトン東京お台場で「LIXILフロントコンテスト2016」の審査結果を発表した。設計事務所、建設会社、販売店、加工店、代理店からの応募作品を、加工・施工技術、デザイン性、建物全体との調和を中心に総合的に審査。応募総数1350点の中からグランプリの他、「小規模施設部門」「大規模・複合施設部門」「リフォーム・住宅・応用部門」の金賞・銀賞・銅賞の優秀作品12点を選んだ。グランプリは「健康科学大学看護学部1号館」(山梨県都留市、設計=三宅建築設計事務所)が受賞。加工技術が優れた加工店に贈る優秀加工技術賞は18社が受賞した。








 

◇出荷、増加に転じる 建築合わせ4ヵ月連続増〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は5月1日、2017年2月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より再び減少。出荷は増加に転じた。複層ガラスの生産は4カ月連続で増加。出荷も再び増加となった。合わせガラスの生産は3カ月ぶりに増加。出荷は再び増加した。出荷のうち建築用は4カ月連続の増加となった。強化ガラスの生産は2カ月連続の減少。出荷は4カ月連続の増加だった。板ガラスの生産は183万8000換算箱、前年同月比7.0%減。出荷は194万4000換算箱、同8.2%増だった。






 

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