2016 6/12
講演会
◇情報の共有化を 国内建築用「もう少し頑張って」〈セントラル硝子〉
セントラル硝子(皿澤修一社長)は6月9日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで全国から100人強が参加して第9回セントラル硝子特約店研修会を開催。同社の2016年3月期の連結決算は売上高2353億円、2015年同期比18.3%増、営業利益139億円、同20.8%増を計上。ガラス事業の営業利益は1億3700万円で、黒字化を果たし、前の期の損失6億2300万円から改善した。建築用ガラスは住宅向け需要が堅調で、省エネ関連のエコガラスなどの販売が増加し、売上高は前の期より上回った。皿澤社長は「ガラス部門が紙一重で黒字になった。国内建築用ガラスはそれほど悪くはないが、もう少し頑張ってほしいという感じだ」と述べた。
経済産業省との懇談会
◇提案・実行で結果出す 松本巖会長は留任〈全国板硝子卸商業組合連合会〉
全国板硝子卸商業組合連合会(松本巖会長)は5月31日、東京都港区のメルパルク東京で第30回通常総会を開催。松本会長の留任など新役員を決めた。総会後に経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課の潮崎雄治課長補佐、菱田亮製造産業専門官、小間雅斗係長を交えて懇談会を開催。現在第1次公募が実施されている「住宅省エネリノベーション促進事業」について意見交換した。松本会長は業界について「あと一つ提案力と実行力が乏しい。結果を出すことを目指していきたい」と語った。
◇出荷3ヵ月連続で増加 複層増加も3ヵ月連続〈板硝子協会〉
板硝子協会(皿澤修一会長)は6月1日、2016年3月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より2カ月連続、出荷は同3カ月連続の増加だった。複層ガラスの生産は再び減少。出荷は3カ月連続で増加した。合わせガラスの生産は2カ月連続で減少。出荷は3カ月ぶりに増加した。出荷のうち建築用は2カ月で連続減少。強化ガラスの生産は2カ月連続減少、出荷は3カ月ぶりに増加した。板ガラスの生産は211万8000換算箱、前年同月比1.1%増。出荷は199万6000換算箱、同4.6%増だった。
テープカット(左から谷岡哲コンストラクションマーケット事業部長、三村浩一社長、米スリーエム社アジア地区デザイン責任者のケビン・ギルボー氏)
◇体感型ショールーム開設 設計インスピレーションに〈スリーエム ジャパン〉
スリーエム ジャパン(東京都品川区、三村浩一社長)は6月1日、フィルムメーカー初となる体感型ショールーム「マテリアル・サイエンス・アンド・デザイン」を本社内に開設。カタログや小さなサンプルではなく、「大きなサイズで柄の確認をしたい」「実際に施工された壁や施工事例など、より深い知識や情報を基に検討したい」といった要望に応える。三村社長は体感型ショールームで、米3Mのサイエンスとデザインが融合することで生まれる機能的で美しい製品の数々を紹介。顧客に実際に体感してもらうことで、「設計の際のインスピレーションにしてもらいたい」と呼び掛けた。
収納折り戸と室内引き戸の施工イメージ
◇初の収納建具2種も アルミ内装システム拡充〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は5月31日、アルミモダンインテリアシステム「AMiS(アミス)」に、収納折り戸、収納開き戸、室内ドア(ドアストッパー内蔵)を追加。これまでなかった収納建具の2種をラインアップし、室内ドアは新しいデザインを加えた。「アミス」は他に室内引き戸、室内ドア、収納引き戸、固定パーティション、らせん階段、直線階段、踊り場、手すりユニットがあり、今後さらにバリエーションを拡充する。収納折り戸、収納開き戸のフレームは他の室内建具の半分以下の寸法に抑えてスリム化。デザイン性が高い。
欄間付き両開き
◇ガラス防火戸に開き戸 樹脂で耐熱2枚貼合わせ〈三和シヤッター工業〉
三和シヤッター工業は6月1日、窓シャッター「マドモアスクリーンGU換気タイプ」を発売した。シャッターカーテン下部に換気穴があるスラットを配置し、シャッターを閉じたままでも換気穴から風が通る。防犯性を損なうことなく室内温度の上昇を抑えることができ省エネに貢献する。同社の通風できるシャッターは、他に「マドモアブラインド」「マドモアスリット」がある。電動タイプと手動タイプがあり、幅は715〜3115o、高さは700〜2650oに対応。サッシの上180o以上、横50o以上のスペースがあればシャッターボックスを取り付けることができ、リフォームに対応しやすい。