2014 12/14・21
◇国交省に陳情 住宅エコポイントへの要望〈全国板硝子卸商業組合連合会・全国板硝子商工協同組合連合会〉
全国板硝子卸商業組合連合会(松本巖会長)と全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)の両団体は12月5日、東京都千代田区の国土交通省住宅局を訪れ、2014年度補正予算での復活が検討されている「住宅エコポイント制度」についての要望を陳情した。主な陳情内容は@早期に「住宅エコポイント制度」を実施してほしいA既築住宅改修に多くの予算が消化されるような制度内容にしてほしいB省エネ効果の高い基準での制度内容にしてほしいC旧V地域でのガラス交換工事も対象にしてほしいD「住宅エコポイント」で交換できる商品を汎用性のある商品にしてほしい。住宅局の倉石誠司住宅生産課企画専門官(法規担当)と萩原崇建築環境企画室課長補佐に面会した。訪問したのは、松本全国卸会長、永島全硝連会長。両団体の事務局2人も同行した。住宅局の林田康孝住宅生産課課長宛ての陳情書の内容は次の通り。
熱処理によって長さ方向に収縮、太さ方向に膨張する
◇ゴムになるガラス開発 エントロピー弾性を示す〈AGC旭硝子・東京工業大学〉
AGC旭硝子と東京工業大学は12月2日、高温にするとゴムのように伸び縮みする酸化物ガラスの開発に成功したと発表した。複数種のアルカリ金属イオンを含有するメタリン酸塩ガラスが、ガラス転移温度(過冷却液体状態から固体のガラス状態へ変化する温度)近傍の約230度で、ゴム状物質に特徴的なエントロピー弾性を示すことを見いだし実現した。有機高分子のゴムでは対応できない高温下、酸化性環境などでの応用が考えられる。開発したのは、AGC旭硝子中央研究所の稲葉誠二氏(元東京工業大学旭硝子共同研究講座特任助教)と伊藤節郎東京工業大学旭硝子共同研究講座特任教授(元AGC旭硝子)、細野秀雄東京工業大学応用セラミックス研究所教授の研究グループ。
高断熱玄関ドア「グランデル」
◇寒冷地対応のk1.5仕様 ドア厚60_断熱玄関扉 業界最多の色・意匠〈LIXIL〉
LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は来年1月5日、高断熱玄関ドア「グランデル」を発売する。ドアの厚さが60_で、断熱性能は寒冷地にも対応するk1・5仕様。洋風、モダンを中心に業界最多の21デザイン・16色から選べる。ラウンド格子をアレンジした格調高いデザイン、鋳物の味わい深い表情を生かしたデザインなど、洋風とモダンを中心に業界最多のデザインをそろえた。ラウンドモールデザインはボリューム感がある立体モールと縦スリットの組み合わせ。洋風デザインは木調の趣ある表情や鋳物の味わい深い表情を生かしたナチュラルなたたずまい。ストリームハンドルデザインは流れるような美しいストリームハンドルを生かした。モダンデザインはスリットやフラットデザインなどで、モダン住宅に合う。
ラッチ操作で簡単に開閉できる
◇業界初の「上げ下げ」 差別化商品開発に注力〈セイキ販売〉
セイキ販売(東京都練馬区、守谷将人社長)は10月から、断熱内窓「楽窓(らくまど)U」の業界初となる「上げ下げタイプ」を販売している。他社の内窓には同じタイプの窓種がないことから、使い勝手の良さから好評だという。今後も他社と差別化した商品開発に注力していく。「楽窓U」は軽くて施工が簡単で、手軽に断熱・省エネ効果を実現できる節電アイテム。「上げ下げタイプ」は開閉の際に部屋側にせり出さないので、カーテンやブラインドを設置しても開閉を妨げない。滑り出し窓や上げ下げ窓に適しており、これまでの内開き方式の不満を解消した。「楽窓U」には木額縁の見込み寸法が40_あれば取り付けることができる2枚建て、3枚建て、4枚建て、見込み寸法24_で取り付けられるFixタイプがある。