2014 4/13
 

NGSベトナムスペシャルグラス社敷地内の超薄板ガラス用フロートライン建屋


◇ベトナムで超薄板 カバーガラス用急拡大〈日本板硝子〉

日本板硝子(吉川恵治社長)は4月7日、ベトナムで超薄板ガラス(UFF)用フロートラインを新設し、今年6月に生産を立ち上げ、10月以降に本格生産を開始すると発表した。同社のUFFは中小型液晶用基板として広く使用されていたが、タッチパネル用基板ガラス、カバーガラス(ソーダライム組成)としての使用が急速に拡大している。投資額は約130億円。同社のUFF用フロートラインは日本(京都府舞鶴市)の1基と合わせて2基になり、生産能力は従来の2倍になる。






 

坂東元旭山動物園園長


◇第16回板ガラスフォーラム 6月13日 東京で開催〈板ガラス業界8団体共催〉

第16回板ガラスフォーラム」が6月13日、東京都港区の品川プリンスホテルで開催される。全国板硝子商工協同組合連合会、全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子卸商業組合連合会、全日本鏡連合会、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会、機能ガラス普及推進協議会、板硝子協会の板ガラス業界8団体の共催。北海道旭川市にある旭山動物園の坂東元園長を招き、幾度の難局を乗り越えて日本有数の来園者数を誇る動物園にまで成長させたアイデアや苦労話などを講演する。




 

◇5月14日から受付 公募説明会5月15〜23日〈一般社団法人環境共創イニシアチブ〉

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)は4月3日、2014年度の「既築住宅・建築物における高性能建材導入促進事業」についてのスケジュールや事業概要などを公表した。一般公募は5月14日から交付申請の受け付け(1次)を開始。同15〜23日に公募説明会を開催する。対象製品の登録申請は4月14日に受け付け(1次)を開始。4月16日に経済産業省本館で対象製品の公募説明会が開かれる。登録製品は5月14日以降、順次SIIホームページで公表。一般公募、対象製品登録共に2次公募も予定している。




 

◇120万円以上で申請可 断熱窓やフィルム対象に

先端設備や利益改善のための設備を導入した場合に、税制の支援措置を受けられる「生産性向上設備投資促進税制」が実施されている。断熱窓、日射調整フィルムも先端設備として支援措置の対象となった。同様の優遇税制「グリーン投資減税」では、建物の窓面積90%以上に規定の高断熱窓ガラスを設置しなければならないが、面積に関係なく120万円以上の設置で申請が可能。ガラス・サッシ業者や窓フィルム業者は、ビルや工場などの新築、窓の改修を考えているオーナーなどへ積極的な提案をすることが期待される。






 

東京支店新事務所に「SGEシステム」のデモ装置を設置


◇環境事業へも参入 社名変更し東京支店拡充〈テイパ〉

テイパ化工九州販売(福岡市南区、小原弘行社長)は、4月1日から社名を「テイパ」に変更した。同時に東京支店を移転拡充し、これまでのシーリング・防水、ガラス、フィルム、塗料・溶液など窓回りのガラス関連施工事業に加え、環境事業にも本格参入した。このほど「ソーラーパネル発電効率向上SGE(ソーラー・ジェネレーター・エフィシェンシー)システム」を開発、販売に乗り出した。






 

「ビルサッシサーモスHRF」の施工例


◇集合用アルミ樹脂複合 カバー工法では業界初〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は4月1日、低層マンションの窓リフォーム向けに、カバー工法「ビルサッシサーモス―SRF・HRF」を全国で発売した。障子はアルミ障子のSタイプ、アルミ樹脂複合障子のHタイプから選べる。マンション向けカバー工法でアルミ樹脂複合障子は業界初。マンションの窓は戸建て住宅と比べて断熱化が遅れていたが、今後はマンションでも高性能な窓の開発が進むとみられる。従来品よりフレームを極小化し(フレーム幅最大30%減)、ガラス面積を拡大したことで断熱性能が向上。




 

◇窓商品強化へ提携 デンマーク天窓メーカーと〈YKK AP〉

YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は3月31日、デンマークの天窓専門メーカー、ベルックス社の日本法人である日本ベルックス(東京都渋谷区、野澤昇社長)と天窓商品提供について業務提携した。ベルックス社は1941年設立の天窓トップメーカーで、日本国内で30年以上の実績がある。住宅用に特化し、屋根の専門スタッフによるサービス体制を全国で構築し、商品、サービス共に高く評価されている。同社は高い断熱性能を持つ窓を中心に、窓の周辺商品や天窓も併せて品ぞろえを強化。






 
 

新型HEMSを搭載


◇HEMS+ソーラー 全戸建を新スマートハウスに〈大和ハウス〉

大和ハウス工業(大阪市北区、大野直竹社長)は4月5日から、HEMS、太陽光発電システムを標準搭載したスマートハウスブランド「SMAEco(スマ・エコ)」を戸建て住宅全商品に展開する。「スマ・エコ」にはパナソニックと共同開発した新型HEMS「D―HEMS3」と太陽光発電システムを標準搭載。「D―HEMS3」とエネルギー機器や家電機器をつなげることで、宅外から遠隔で施錠やエアコンなど家電の操作ができ、HEMSとしては初のテレビ視聴や録画などの機能を持つ。





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