2011 12/11・18

◇複層ガラスの出荷好調 Low―E上昇、ビルも期待

新設住宅の着工戸数は年間80万戸台が定着してきた中で、 複層ガラスの出荷が20カ月連続で前年同月比プラスを維持している。 伸び率は今年1〜9月で前年同期比11%増。 マンションなど共同住宅での普及率の向上や住宅エコポイントの追い風を受けた窓のエコリフォームの増加によるものとみられる。 2020年度を最終年度とする 「省エネ基準適合義務化」 の前倒しも視野に入れながら、 ビルのLow―E複層化がこれからより重要味を帯びてくることになるだろう。




 

◇ロシアでガラス事業拡大 フロート製造、複層加工も〈日本板硝子〉

日本板硝子 (クレイグ・ネイラー社長) は12月6日、 ロシアでのフロートガラス事業を拡大すると発表した。 ロシアの持分法適用会社のピルキントングラス社がロシアのSTiSグループと合併する。 合併新会社はロシアでフロートガラスの製造からガラス加工事業まで手掛ける唯一の総合メーカーになる。 ピルキントングラス社はモスクワの南東約50`にあるラメンスコエでフロートライン1基を操業している。 STiSグループはロシア全土で展開している複層ガラス加工のトップメーカー。






 

さまざまな高機能ガラスを展示


◇ガラスで世界を変える 石村社長がプレゼンも〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子 (石村和彦社長) は12月2日から10日間、 東京・有明の東京ビッグサイトで開催している 「第42回東京モーターショー2011」 と同時開催の 「スマートモビリティシティ2011」 に出展。 人に優しく、 社会に融和した 「明日の車づくり」、 環境とエネルギーが調和した 「明日の暮らしづくり」 に向けて、 ガラスで 「スマート」 を実現する取り組みを紹介する。 同1日に開催されたプレゼンテーションで、 石村社長は 「世界はガラスで変えられる」 をテーマに、 ガラスで実現する 「スマートなクルマ」 「スマートなくらし」 について説明した。




 

◇復興支援・住宅エコポイント 申請1月25日から

「復興支援・住宅エコポイント」 のポイント発行申請開始日が2012年1月25日に決まった。 エコ住宅の新築の申請期間は、 戸建て住宅が2012年1月25日〜2013年4月30日、 10階以下の共同住宅は2012年1月25日〜2013年10月31日、 11階以上の共同住宅は2012年1月25日〜2014年10月31日となる。 エコリフォームの申請期間は2012年1月25日〜2013年1月31日。 ただし、 10階以下の共同住宅で耐震改修をするものは2012年1月25日〜2013年10月31日、 11階以上の共同住宅で耐震改修をするものは2012年1月25日〜2014年10月31日となる。






 

「ミッドテリア」でつながるモビリティーのある暮らしを展示


◇人と車が集う家 「ミッドテリア」でつなぐ〈LIXIL〉

LIXIL (藤森義明社長) は12月2日から10日間、 東京・有明の東京ビッグサイトで開催の「第42回東京モーターショー2011」 と同時開催の 「スマートモビリティシティ2011」 に出展。 インテリアとエクステリアの良さを同時に楽しむ空間 「ミッドテリア」 で、 風や光を自在にコントロールする外付け可動ルーバーや家具のような電気自動車(EV) などを融合した 「家+自動車システム」 を提案した。






 

「カット&カバー工法」の施工例


◇外窓の交換が簡単 窓リフォームの工法拡大〈YKK AP〉

YKKAP (東京都千代田区、 堀秀充社長) は12月1日、 家一棟の外窓を短時間で交換する工法を拡大。 簡単に窓を交換できる独自の 「スマートカバー工法」 の対応窓種に窓事業ブランド 「APW」 を追加し、 同社の全窓シリーズに対応する。 新しい工法 「カット&カバー工法」 と「壁カット工法用モール」 も加えた。 「スマートカバー工法」 「カット&カバー工法」 は、 「MADOショップ」 限定で取り扱う。






 

◇リペアに付加価値を 補償提供 顧客確保のツール〈ラビニール〉

ラビニール (東京都大田区、 福永芳和社長、 03・3726・0550) は、 米グラステクノロジー社の自動車フロントガラスリペアシステムを自動車ガラス施工店に販売している。 併せて 「ウィンドリペア補償」 も提供。 客にもガラス施工店にもメリットがあると好評で、 全国で約120社が加入しているという。





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