2010 12/12・19
 

左から旭硝子の市川公一ガラスカンパニー日本・アジア事業本部長、石村和彦社長、トステムの潮田洋一郎会長、大竹俊夫社長


◇合弁会社3社設立 「窓」事業をスタート〈AGC旭硝子〉〈トステム〉

AGC旭硝子(石村和彦社長)とトステム(大竹俊夫社長)は、ガラスとサッシを一体化した高性能・高品質の「窓」の開発・製造・販売に関する合弁事業の協議を進めていたが、合弁による窓製品の開発会社を10月1日に設立、機能ガラス会社と窓組立会社を2011年2月1日に設立すると発表した。新しい窓製品の開発を開始するとともに、両社で行っていた複層ガラスの製造を統合。さらに窓の品質性能表示・保証と省力化ラインによる効率的な完成品組み立てを行うなど、両社が総力を結集して高性能・高品質「窓」の普及を目指す。




 

◇車用の生産能力拡大 メキシコで30%増加へ〈日本板硝子〉

日本板硝子(クレイグ・ネイラー社長)は12月8日、同社グループのメキシコ・メヒカリ市にある自動車用ガラス生産拠点で、OEM(新車用)と補修用の高品質自動車ガラスの生産能力を拡大すると発表した。既存の工場の近隣に工場を新設する。新設備は、合わせガラス(フロントガラス)を生産する。優れた熱線吸収性能を持つ同社グループの特許製品「EZ―Kool」のほか、世界各地にある他の拠点で使用している最新技術を導入する。




 

◇省エネ改修推進事業 補正予算分 改修費の1/3補助〈国土交通省〉

国土交通省は12月1日、「建築物省エネ改修緊急支援事業(建築物省エネ改修推進事業〈補正予算分〉)」の提案の募集を開始した。同事業は、建築物の省エネ改修事業を同省が広く民間事業者らから公募によって募り、予算の範囲内で整備費などの一部を補助する。緊急的に省エネ改修の推進と関連投資の活性化を図る。「2010年度建築物省エネ改修推進事業」の不採択事業についても再度応募することができる。応募期間は12月22日まで(当日消印有効)。






 

今年10月にオープンしたAGCstudioにもふんだんに使用されている


◇カラーガラス原寸販売 商機を逃さず拡販へ〈日研硝子〉

日研硝子(東京都台東区、久保信之社長)はこのほど、「AGC COLOR GLASS」の「ラコベル」「マテラック」「マテラックス」について、客の要望寸法での出荷に応じる原寸販売を開始した。これまでは長尺での定寸販売を行っていた。松尾茂営業部部長は「これまで取りこぼしていた商機を逃さず、販売拡大へとつなげたい」と拡販への意欲を示す。








 

「リウッドデッキ200」


◇下に物が落ちない 「リウッドデッキ」目地細く〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、田忠裕社長)は12月1日、環境に優しく、耐久性に優れた「リウッドデッキU」をリニューアルし、意匠性、使い勝手が大幅に向上した「リウッドデッキ200」を発売した。デッキ材の目地から下にものが落ちない構造(特許出願中)のため床下が見えない。フローリングのような仕上げで、床下に雑草が生えにくい。従来サイズに比べデッキ幅を広くし目地幅を狭めたため、安全性と高級感がある。






 

電動チェーンブロック「βS―020」


◇7.5チェーンブロック 持ち運び、取り付け容易〈杉村商事〉

ガラス・サッシ加工・施工用機器、工具、副資材卸の杉村商事(大阪市西区、杉村茂樹社長、06・6532・0720)は、象印チェンブロックの電動チェーンブロック「βS―020」を販売している。重さが7・5`と一般的な荷重200`タイプの約半分。軽量・コンパクトな設計で持ち運びや取り付けに便利。チェーンバケットに入れて片手で持ち運ぶことができる。





ページの先頭に戻る 過去の記事へ